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小型カメラの高画質!メリット・デメリットとおすすめ!

近年では液晶テレビの高画質化が進み、小型カメラでも年々高画質のモデルが販売されるようになってきました。

ひと昔前まで液晶テレビは

・ハイビジョン(HD)720P
・フルハイビジョン(FHD)1080P

が主流でした。

しかし近年ではより高画質なヨンケー(4K)2160Pがメインとなっています。

さらにハチケー(8K)4320Pも登場しました。

そんな高画質が進む中、ジンバルカメラミラーレス一眼カメラでも動画は4Kが当たり前のようになってきました。

アクションカメラ360度カメラでは

・5K
・5.3K
・6K
・8K

の高解像度カメラが販売されています。

小型カメラの現在の高画質モデル、高解像度の機種で撮影する場合のメリット・デメリットと高解像機種を紹介していきます。

小型カメラの高画質について

小型カメラの高画質モデルは液晶テレビを追いかけるような形で進化していますが、まだ現状でフルハイビジョン(FHD)が主力商品です。

ここ最近4Kの解像度機種がようやく販売されるようになってきました。

小型カメラは国内の有名メーカー2社から

・2.3K
・3.2K
・4K

モデルが高解像度機種として販売されています。

3.2Kモデルは2018年に販売され、2021年には4Kモデルもいくつか販売されています。

小型カメラの高画質、高解像度機種はまだまだ商品数は少ないのが現状ですが、各メーカーから少しずつ最新機種に高画質カメラを内蔵しています。

皆さんがもつ高画質のイメージは画質がキレイ、美しい映像だと思います。

画質=高解像度と言うことになりますが、簡単に説明すると、液晶テレビで主流の4Kとはテレビ画面を正面から見て

  • 横(水平の画素数)3840px
  • 縦(垂直の画素数)2160px

でこの場合、横の水平画素が3840で約4000となります。

1000ピクセルは1K(キロ)という単位を使われるので、単純に4000で4Kテレビと呼ばれています。

ではフルハイビジョンはどうでしょうか。

  • 横(水平の画素数)1920px
  • 縦(垂直の画素数)1080px

で1920で約2000となるので2Kということになります。

なぜ2000は2Kテレビと言われないのか分かりませんが、高画質テレビが4K、8Kと呼ばれるように、小型カメラの高画質機種でも2.3K、3.2Kという単位を使われています。

では小型カメラの2.3Kは

  • 横(水平の画素数)2304px
  • 縦(垂直の画素数)1296px

となり2300で2.3Kと呼ばれます。

2.3Kではフルハイビジョンより少し高解像度であると言えます。

さらに3.2Kでは

  • 横(水平の画素数)3200px
  • 縦(垂直の画素数)1800px

で3200なので3.2Kとなります。

3.2Kでは4Kと比較すると多少解像度は劣るものの、4Kに匹敵する高解像度を実現していると言えます。

小型カメラでよりきめ細かなキレイな映像を手に入れたいなら4Kがおすすめです。

タクま

撮った映像を何で見るかにもよるけど、FHD(1080p)でも十分キレイな映像だよ。

小型カメラの高画質メリット・デメリットを考える

カメラを選ぶときは

・高画質がいい
・キレイに撮れるカメラがいい

そう思う人がほとんどだと思います。

実際に僕もその1人です。

昔のブラウン管テレビの粗い映像よりも、現在の液晶テレビのきめ細かな映像の方が見やすくていいですね。

動画や映像を「観る」ことだけを考えると高画質にこしたことはありません。

しかし高画質になればなるほど小型カメラやスパイカメラのようなカメラではデメリットもあります。

ここでは小型カメラが高性能な高画質機種であることのメリットとデメリットを考えていきたいと思います。

小型カメラ高画質メリット

小型カメラで撮影する動画、メリットは高解像度で得られるきめ細かな映像にあります。

解像度は格子(ピクセル)の集合体です。

このピクセルの数が多いほどより細かな再現ができるのでより綺麗な映像で高画質が得られます。

2Kよりも3.2K、さらに4Kよりも8Kとピクセルが多くなるほど解像度が鮮明になります。

小型カメラで撮った映像を大画面の液晶で再生するならだんぜん高画質機種がおすすめということになります。

細かな部分、例えば人の顔もより鮮明に撮れるので小型カメラで撮影した動画を「証拠」として使う場合、鮮明な映像は「人の顔がハッキリ映る」のでより有利になる可能性もあります。

実際の場面をより忠実に撮ることができるのが高解像度の高画質機種のメリットと言えます。

高画質機種はこんな人におすすめ
  1. 撮った動画は高画質で残しておきたい。
  2. とにかく一番いいものが好き。
  3. 最新の機種に興味がある。
  4. 大画面のテレビで観る。
  5. 映像はより綺麗なものを観たい。

小型カメラ高画質デメリット

小型カメラ、スパイカメラでは一般のカメラやビデオカメラとは使う用途が異なるため、高画質によるデメリットにも注目しておかなければなりません。

使い方にもよりますが、小型カメラのように特殊なカメラは、自宅の防犯や監視目的で使われることが多いカメラです。

またオフィス等ではパワハラやセクハラに悩んでいてその「証拠撮影」に使う人もいます。

使う用途は人それぞれですが、共通していることは「隠して使う」です。

隠して使う小型カメラならではのデメリットがあります。

高画質(高解像度)機種になるほど、たくさんのメモリ(大容量microSDカード)が必要となります。

HDと3.2Kで同じ録画時間の動画を撮影した場合、3.2Kで撮影した方がよりファイル容量は大きくなり、より多くのメモリが必要となります。

1GBのメモリに保存できる容量はHDで撮影した動画なら5分、4Kで撮影した動画なら1分しか保存できません。

チェックポイント

高解像度=高容量となることを認識しておく必要があります。


64GBのmicroSDXCカードを入れたスパイカメラを留守中の自宅に置いて出かけた場合

・HD動画なら5時間20分の動画保存
・FHD動画なら2時間40分の動画保存

このように解像度で保存できる時間が大きく違ってきます。

保存容量を超えた場合に対応できるように「上書き録画機能」を搭載した機種も多く、このような場合、最初に撮ったデータの上に上書きを自動でしてくれるものがあります。

便利な反面、上書きするので先に保存された古いデータが残らないデメリットがあります。

またデータが大きい高画質動画は保存して残しておきたい場合にもメモリもたくさん必要とするので、より大容量のSDXCカードを購入するか、少ないメモリのSDカードをたくさん持っておく必要があります。

高画質モデルのデメリットをまとめると
・動画ファイルの容量が大きくなる
・大容量のSDカードが必要になる
・保存時間が短くなる

4Kや5Kカメラはとてもキレイな映像を撮ることができますが、フルHD画質でも十分なキレイさはあると思います。

ただフルHDテレと4Kテレビを並べて見比べるとその違いは歴然です。

補足として、小型カメラやアクションカメラでは動画を撮るときに解像度が選べる機種があります。

3.2Kの小型カメラを例にしてみると、3種類の撮影動画が選択できる機種なら以下のパターンから選べるようになっています。

  • 3200×1800px
  • 2688×1520px
  • 1920×1080px

カメラが持つ最高解像度といくつかの動画撮影が選べるようになっているので、撮影する時間や用途によって撮る動画品質を選ぶことができます。

カメラによって違いはありますが人気のGopro10とGoPro9を例に見てみましょう。

機種
5.3K対応
5K 対応
4K 対応
2.7K 対応
1440P 対応

Gopro10は最高解像度は5.3Kの動画が撮影できるのがわかります。撮れる最低解像度が2.7K。

GoPro9は最高解像度が5Kで、最も低解像度はQuadHDの1440Pとなります。

このようにカメラによって違いはありますが、撮りたい場面や状況によっていくつかの解像度の画質が選べるようになっています。

小型カメラの高画質最新おすすめ機種

現在発売されている小型カメラの最も高画質の最新機種を紹介していきます。

小型カメラではまだまだ少ない超高解像の商品の中で人気のある機種をピックアップして紹介します。

超小型カメラ4Kモデル aobo


キーレス型カメラ4K ZEXEZ


小型カメラ2.3Kモデル

販売されている小型カメラのフルHDと3.2Kの中間に位置する2.3K機種。フルHDよりも少し解像度が高くよりきめ細かな映像が楽しめる機種です。3.2Kよりも商品ラインナップが多く人気のペン型カメラ、腕時計型カメラに採用されているのでこちらも人気です。

ペン型カメラ2.3K

P-122はペン型カメラで最も高画質を実現したハイスペック機種です。必要な装備は全て備えおり、さらに32GBの大容量メモリを内臓しているので、外部メモリを別途購入する必要がありません。高解像度のペン型カメラを求める人におすすめです。


腕時計型カメラ2.3K No.1

こちらは腕時計型カメラの最高画質を誇るW-707です。ペン型カメラ同様、メモリは内臓で32GBの大容量となっています。腕時計のデザインはカジュアルテイストで普段使いにおすすめの機種です。


まとめ

小型カメラを使うとき、どこまでの画質を求めるか?高画質化の時代、少しでもよりきめ細かい綺麗な映像を手に入れたい人は持っていて損はない高解像度の小型カメラです。現にここで紹介した機種はどれも人気です。

一度きめ細かな動画や映像に目が慣れてしまうと、なかなか元に戻ることはできません。色鮮やかで細部までクッキリした映像はとても美しく感動ものです。しかしこれも目が慣れると普通に感じてしまうでしょう。人の欲望はとどまることなく、常に新しく進化し続けます。

新しいものが好きという人は多く、PCや携帯、カメラのような電子機器は特にその傾向が強いものです。目新しいものが好きな人は、妥協して後悔するよりは最新の高解像度機種がおすすめです。