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おしりフリフリ水拭きMova E30 Ultraのレビュー|全自動お掃除機ロボットを使った感想

ペットや小さなお子様がいるご家庭ではフローリングが汚れやすく掃除が追いつかない、掃除機がけだけでも面倒なのに床の水拭きなんて時間がなくて無理。

限られた時間で清潔な環境を保つには限界がありますよね。

そこで今回は新登場した「MOVA E30 Ultra」をご紹介していきます。

掃除機かけとフローリングの水拭き掃除が一度に完結したら面倒な掃除も楽々です。

今回ご紹介する「Mova E30 Ultra」は高速回転モップによる水拭き機能に加え、モップ洗浄・乾燥までお任せ全自動メンテナンス搭載の最新モデル。もちろん自動ゴミ収集機能付き。

自動で掃除をしてくれても「メンテナンス」が面倒という人も多いはず。長く快適に使うにはお手入れは欠かせません。

ペットと暮らす僕が使ってみて最も注目した点は全自動ステーションによる自動メンテナンス機能。

そして定期に行う簡単なお手入れ方法。

タクマ

メンテナンス性はとっても重要なんだよ!

結論からいうと

正直僕は水拭きをする機能は不要だと思っていた一人なのですが、加圧式W回転モップの水拭きでフローリングはぴかぴかになるし、床を識別して自動でモップを上下、洗浄&乾燥までする自動メンテナンス機能で一度使うと手離せません。

そんな「Mova E30 Ultra」を2週間しっかりと使って分かったメリット・デメリットを徹底レビューしていきます。

メリット
デメリット
  • 抜群のメンテナンス性
  • 全自動で手が汚れない
  • 7000pa強力な吸引力
  • 回転モップで床はぴかぴか
  • 90日間ゴミ捨て不要
  • 高性能レーザーで衝突回避
  • 全ての操作がスマホで完結
  • ベースステーションが大きい

本記事では商品情報をより正確に伝えるために写真を多用しています。

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MOVA(ムーバ)はどんなメーカー

今回レビューのMOVA(ムーバ)はDreame(ドリーミー)株式会社グループ傘下にあるブランド。

Dreameは2017年に設立された中国江蘇省蘇州市に本社を置くスマート家電の研究開発、製造、販売を行うグローバル企業です。MOVAはDreameが日本向けに立ち上げた新ブランド。

2024年9月に日本市場に展開。

国際市場で注目されるDreameの価格競争力と技術力を継承するブランドです。

Mova E30 Ultra はどんな掃除機

全自動のロボット掃除機のMova(ムーバ)E30 Ultraにはどんな特徴があるのか気になる機能をチェックしていきます。

回転モップによる水拭き、自動ベースステーション付きロボット掃除機を使ったことがない人はぜひ最後までみて下さい。掃除の世界が変わります。

30秒でわかる特徴

7000paの強力な吸引力と自動で上下する回転デュアルモップ搭載の2in1。自動ゴミ収集機能、さらに床の水拭きで汚れたモップを自動で洗って乾燥までしてくれる夢のような次世代マシン。

フローリングはモップで水拭き、カーペットや畳はセンサーが認識して自動でモップをリフトアップ。

ここまでの機能が付いて5万円台の高コスパ。

忙しいあなた、面倒くさがり(これ僕です)のあなたにピッタリの掃除機です。

ここがポイント
手が汚れない全自動ロボット掃除機

E30 Ultraの特徴を一気にご紹介。

  • 強力7000pa吸引で隅々まで掃除
    ゴミを残さず吸引
  • W回転モップでフローリングを水拭き
    加圧式で回転水拭きで床がつるぴか
  • 自動でモップを10.5mmリフトアップ
    場所に応じて自動でモップを上下
  • 集めたゴミは自動で収集
    3.2L紙パックで90日間ゴミ捨て不要
  • 水拭きモップは自動で洗浄&乾燥
    モップの汚れを洗浄後に空気乾燥で悪臭防止

要は全て自動の最先端をいくロボット掃除機ということですね。

タクマ

機能盛りだくさんで使うのが楽しみです。

ロボット掃除機本体のスペック

形式RLE51SE
サイズ349 x 349 x 98 mm
重量3.82 kg
最大吸引力7,000 Pa
モップデュアル回転モップ
バッテリー容量5,200 mAh
充電時間約3.5時間
定格電圧14.4V
定格電力75W
動作周波数2400-2483.5 MHz
最大出力20 dBm

ベースステーションのスペック

形式RCEE0301
サイズ340 x 456 x 590 mm
重量8.10 kg
浄水 / 汚水タンク4.5 / 4 L
定格入力100V~50-60Hz
定格出力20V - 2A
定格電力(ゴミ収集中)650W
定格電力(クリーニング中)40W
定格電力(充電および乾燥中)83W

E30 Ultra 開封

開封から付属品、デザインまで一気にチェックしていきます。

外箱 / 付属品

届いたときはMOVAと文字が入った段ボールケースに入ってこの化粧箱の保護もされていました。箱はなかなかのビッグサイズ。

箱を開けて内容物を確認していきます。商品が傷付かないように発泡スチロールでしっかりと養生されていました。

掃除機本体、ベースステーション等の付属品を全て出して並べてみました。

紙パックはベースステーションに装着済でした。替えの紙パックがなかったので予備が1つあれば安心かも。

90日間ゴミパック交換が不要なので当分必要ないですけどね。

同梱内容
  • ロボット掃除機本体
  • ベースステーション
  • ベースステーションスロープ
  • モップホルダー / モップパッド(装着済)
  • サイドブラシ
  • 紙パック(装着済)
  • 電源コード
  • クリーニングツール
  • 取扱説明書 / クイックスタートガイド / 製品保証書

ロボット掃除機本体デザイン

ロボット掃除機前側

ロボット掃除機本体のボディはホワイト、清潔感があっていいですね。

カメラやセンサーを内蔵したセンター部分がブラックでひきしまったアクセントに。

ロボット掃除機後側

上部はレーザーセンサーと「MOVA」のロゴのみのシンプルデザイン。天面は誇りがたまりやすいので掃除がしやすくていいですね。

ロボット掃除機裏側

裏面は通常使う時は見えない部分ですが大きめのタイヤ、ブラシが装備されています。

撮影時は回転ブラシ未装着ですがのちほど詳しく紹介していきます。

センサー・充電端子・操作スイッチ

カバーで保護されたLDSセンサー。稼働時はセンサーがクルクル回転します。

バンパーに搭載される衝突防止センサー。

E30 Ultraの障害物回避機能3DAdaptはレーザーにより部屋中の障害物(床に置いてある物や周囲の家具など)を検知して衝突を避けながらスムーズに掃除をしていきます。

3Dラインレーザーセンサー。高性能そうなレーザーセンサーが内臓されていますね。見た目もカッコいい。

Pathfinder™(パスファインダー™)スマートテクノロジーは距離センサーにより部屋中の家具の配置や壁までの距離を正確に認識することで取りこぼしなく掃除をします。

充電端子を拡大。

お掃除ロボットがベースステーションに戻ったときにこの充電端子を自動で接続して充電を開始します。

掃除機本体の操作スイッチ。

左から

・スポットクリーニングボタン
・電源 / クリーニングボタン
・ベース帰還ボタン

スマホで操作するとき以外でスポットでクリーニングするときに使いますが、僕は全てスマホで完結しています。

ベースステーションデザイン

本体正面

最近のゴミ収集機能付きロボット掃除機のベースステーションは高さが低いのが主流ですが、E30 Uitraのステーションは背が高く大きめのサイズになっています。

これには機能的な理由があって紙パックまでの高さなら最近のロボット掃除機のベースステーションよりも低いサイズ。

上部に水拭きモップ用の浄水タンク(4.5L)と汚水タンク(4L)のスペースを確保しています。

大容量のタンクスペースを確保しているのでベースステーションが大きくなっても仕方ないですね。

納得です。

使えば分かりますが大きなタンクはメーカーさん正解だと思います。少ししか水が入らなかったら都度入れるのって面倒なので。

最下部には汚れたモップを洗浄して乾燥する機能が搭載されています。

ここがポイント

デュアルモップの自動洗浄・乾燥機能や浄水タンクと汚水タンク、ゴミパックを収納するスペースを確保してこのサイズ。
これだけの装備でよくこのサイズで収まったなという印象。

考えられる機能を全て搭載した4Wey全自動最新モデルの形です。

本体側面

側面はツルんとしていてシンプル。角に丸みがあるので柔らかい印象がグッドです。

ロボット掃除機がベースステーションに戻るところはスロープになっています。

本体背面

背面には電源コード収納スロットと電源コード用のソケットが内臓されています。

余分なコードをスロットに巻いて長さの調整ができます。

ベースステーション&ロボット掃除機

全体に白いボディの中に黒いアクセントで清潔感のあるデザインはおしゃれな部屋にベストな家電。

シンプルこそ正義です。

E30 Ultra 初期準備

使う前に保護材を取り外していきます。

充電端子部の保護シールとバンパー可動部、側面2か所の保護スポンジを外します。

そして天面の保護フィルムを剥がします。新品のこういうのって何度やっても気持ちいい。

プラグをコンセントに接続。

ロボット掃除機本体をベースステーションにセットします。ゆっくり奥まで入れていくと自動でロボットが合体。

端子が接続されると「充電を開始します」と音声ガイダンスが流れます。

ロボット掃除機上部の電源ボタンをを3秒間長押しで電源が入ります。

浄水タンク

上部カバーを開けて「浄水タンク」を取り出します。向かって右側の半透明タンクが浄水用(4.5L)です。

左側の黒いタンクは自動洗浄後の汚水がたまるタンク(4L)です。

取り出した浄水タンクにきれいな水(僕は水道水を入れています)を入れます。※お湯は不可。

さすが4Lタンクなのでかなりの量が入ります。満タンにするとけっこう重い。

一度入れるとしばらくは放置でOK。

水が少なくなったら音声ガイダンスで知らせてくれます(親切)。

MOVAhomeアプリのダウンロードと接続

ロボット掃除機の天面カバーを開けてQRコードを読み込みアプリ(MOVAhome)をダウンロードします。

MOVAhome

MOVAhome
開発元:Dreame Technology(SuZhou) Co., Ltd
無料
posted withアプリーチ

App Store、Google PlayからMOVAhomeで検索してダウンロードもできます。

ダウンロードしたアプリを開いてロボット掃除機上部の「QRコード」をスマホのカメラでスキャンします。

あとはアプリの案内に従って進めるだけでWi-Fi接続やスマホとのリンクが完了します。

STEP

ルーターのWi-Fiに接続

STEP

デバイスをオンにする

STEP

ホットスポットをリリースします。

STEP

デバイスのホットスポットに接続します。

STEP

接続完了

STEP

接続が完了したらスマホのアプリ画面からデバイスにアクセスします。ここからロボット掃除機の全ての操作が可能となります。

E30 Ultra 掃除設定

ロボット掃除機を使う前に部屋のマッピング作成や必要な掃除設定をしていきます。

スマホの操作で全ての設定や操作ができるので簡単です。

マッピングの作成

初めて使う時は家中のマッピングが必要となります。アプリの案内に従って進めるだけで完結。

アプリの「高速マッピングを開始します」をタップすると自動でロボット掃除機がスタート、部屋中を移動してマッピングを作成していきます。

ここがポイント

掃除したい部屋のドアを全て開けておくとロボット掃除機が玄関、廊下、各部屋を順番に回ってきます。

マッピング中とマッピング完了

全ての部屋のマッピングが完了するとロボット掃除機が自動でベースステーションへ戻ってきます。

部屋ごとに色分けと番号が付与された正確なマッピングが完成します。

マッピング完了後に「正しく認識された」、「調整する」と表示されるので問題なければ正しく認識されたをタップして完了。

掃除開始

ロボット掃除機を稼働させるときはアプリを開いて「デバイスにアクセス」をタップします。

次に掃除のメニューを設定していきます。

カスタムメニューをタップすると様々な掃除メニューの設定が可能。こと細かく設定できるので自身のライフスタイルに応じて変更できます。

タクマ

アプリはとても分かりやすく初心者でも簡単だよ。

  • クリーニングモード
    ・床拭き
    ・水拭き
    水拭き&吸引(デフォルト)
    ・掃除機をかけた後に水拭き
    ・カスタマイズクリーニング
  • 吸引力設定
    ・静音
    標準(デフォルト)
    ・強
    ・ターボ
  • ルート優先順位
    ・快速
    毎日モップがけ(デフォルト)

掃除のメニューが決まったら「掃除開始」をタップすると自動運転を開始してくれます。

初めての掃除はデフォルト設定でOK。

クリーニングの設定

正確なマッピングをもとにクリーニングしたい部屋を細かく設定することができます。

  • 部屋
    ・選択した部屋の順序でクリーニングしてくれます。
  • すべて
    ・マッピングされたすべての部屋をクリーニングします。
  • 区間
    ・部屋ごとではなくゾーンで指定、追加した順序でクリーニングします。

クリーニング予約

クリーニング予約では開始時間やリピート回数の予約が可能です。

  • 開始時間
    ・分まで設定可能
  • リピート
    ・1回
    ・毎日
    ・月曜日から金曜日まで
    ・土曜日と日曜日
    ・カスタム(日・月・火・水・木・金・土)いずれかの設定が可能
  • CleanGenius
    ・すべて(水拭き&吸引、掃除機をかけた後に水拭き)
    ・部屋(マッピングで認識された掃除したい部屋を個別に指定)
  • カスタム
    ・すべて(クリーニングモード、吸引力、ルート優先順位、掃除回数)
    ・部屋

他設定

「マップ編集」ではさらに細かく部屋の環境に応じた設定が可能。

  • 部屋の区分け
  • 床上環境
  • 掃除禁止エリア / バーチャルウォール
  • 家具編集
  • クリーニング手順

ここの設定をすることであなたの部屋環境に適した、より正確に効率のよい掃除をしてくれます。

MOVAhomeアプリを使ってみた感想

機能が盛りだくさんで一見操作が難しいように感じますが、MOVAhomeアプリはUIが優秀なので初めてでも直感操作で簡単に使いこなすことができました。

スマホで全ての操作が完結するのでとても助かります。

外出先から掃除の予約も可能です。

E30 Ultraレビュー|実際に使ってみた

各設定ができたのでいよいよ実際に部屋の掃除を開始していきます。

ここからが本番です。

アプリの「掃除開始」をタップするだけで自動運転をはじめてくれます。まずは初期設定のままで掃除を開始してみました。

タクマ

初めて使う時は初期設定のままでOKだよ。

掃除を開始して最初に驚いたのが静かな稼働音。初期設定の吸引力は「標準」。

えーこんなに静かなの~と妻の一言。

掃除中でもテレビの音声は普通に聞き取れますし、掃除機がうるさいと感じません。

不快さがない騒音レベルなのにしっかりとゴミを吸い取り丁寧に掃除をしてくれます。

吸引設定は(静音・標準・強・ターボ)の4段階で設定が可能です。最大吸引力は7000paとハイパワー。

タクマ

通常の掃除なら標準モードでOK。

いつもならロボット掃除機を作動させるとペットの犬が逃げて行くのに、E30の操作時は全く逃げる毛気配もない様子でした。犬でも分かる静かさ?

水拭き&吸引モード

初期設定の状態「水拭き&吸引モード」で掃除を開始。

最初は吸引のみで動き出して、超音波センサーがフローリング床と認識すると自動で回転モップが下降して床の水拭きを開始しました。

モップが自動で上下するってロボット掃除機も進化しましたね。

吸引掃除をしつつモップがくるくる高速回転してフローリングを水拭き。

加圧式で強力にフローリングを水拭きするのでロボット掃除機が通過したあとは床がつるピカになります。

洗浄水を含ませたモップで水拭きをした直後のフローリングはしっとりと濡れていますが、数分もすれば自然乾燥する「ほどよい濡れ加減」です。

検証は12月半の冬、暖房無しで寒い廊下。

RoboSwingテクノロジーで左→右→前移動と向きを変えながらダンスをするようにスイングを繰り返し規則正しく掃除をしていきます。

タクマ

水拭き効果は抜群でとっても気持ちいいです。

障害物回避

レーザーセンサー3DAdapt™障害物回避機能により床にある障害物を3Dで立体的に認識して衝突を回避。

壁やダイニングテーブルの脚、ソファ等の障害物も確実によけてぶつかることなく掃除するロボットの回避能力はずば抜けています。

3DAdapt™障害物回避機能は素晴らしい。

タクマ

床に物が置いてあってもスイスイとよけてくれます。

壁際や家具のギリギリを攻めて丁寧に掃除をします。

段差乗り越え

カーペットや厚めのラグマットの段差でもスムーズに乗り越えて掃除をしていきます。

ただし滑り止めのない薄いカーペットやマット等の敷物はめくれあがってしまうので、掃除前に片付けておく必要があります。

ロボット掃除機の裏を確認すると大きなタイヤが付いていますね。このタイヤならけっこうな段差もクリアできそうです。

カーペット自動認識

超音波センサーがカーペットを認識すると自動でモップを10.5mmリフトアップさせて掃除するのでカーペットを濡らすことなく掃除をします。

ここがポイント

カーペット上は自動で吸引力がupしてしっかりとゴミを取り除きます。

いたれりつくせりの機能を搭載。

タクマ

カーペットや畳を自動認識してモップを上げるって完璧すぎる。

ただし対応できない分厚いラグマットやカーペットはモップがすれてしまうので、掃除禁止エリアに指定するかカーペットをしまってから掃除をする必要があります。

隙間掃除

大きなタイヤで段差を乗り越える性能は抜群なのにロボット掃除機の高さは98mmと薄型なのでソファの隙間もしっかりとお掃除。

落下防止

玄関の段差ではぎりぎりを攻めてしっかりと端まで掃除しつつ落下しないように段差を回避していました。

E30 Ultraの掃除まとめYouTube動画

実機でレビュー!全自動お掃除ロボットE30 Ultraの掃除性能や衝突回避性能の動画をご覧ください。

E30 Ultra 簡単すぎる着脱機能とお手入れ方法(ここ重要)

ロボット掃除機を購入するときに機能だけにこだわる人も多いと思いますが、長く快適に使うために確認しておきたいポイント。

それはメンテナンス性です。

自動で全ての掃除をし、モップの自動洗浄・乾燥などメンテナンスを完結するお掃除ロボットでも定期のお手入れは欠かせません。

これはお掃除ロボットに限らず、あらゆる掃除機で必要なことです。

今まで数機種のロボット掃除機を使ってきた僕がこのE30 Ultraを使って「すごい」と感じたのが簡単にできるお手入れ方法です。

ロボット掃除機の購入を検討している人はぜひメンテナンス性をしっかりとチェックしてみて下さい。

お手入れ頻度について
  • 掃除機を毎日使った場合のお手入れ頻度の目安。

ダストタンク 紙パック交換

お手入れ頻度
  • 90日に1回

ベースステーションの下部中央には掃除後のゴミを収集するタンクスペースがあります。

タンクカバー側面のくぼみに指を入れカバーを手前に引くと簡単に外すことができます。

紙パックの取り換えは簡単、スロットに紙パックのプラ部分をスライドして着脱するだけ。

これは他のロボット掃除機もほぼ同じなので特筆すべき点ではありませんが、手を汚さずに交換ができます。

紙パックを取り付けた状態。

紙パックを広げてみましたが、けっこうな大きさ(3.2L)で数か月(約90日間)のゴミをためる容量を確保しています。

手間いらずでいいですね。

モップパッド / モップパッドホルダー

お手入れ頻度
  • 2週間に1回(モップパッドホルダー)

水拭き用のモップパッドを取り付けます。

モップパッドホルダーは中央がマグネットになっているので本体の穴に近づけるとパチンと合体します。

このマグネット式はめちゃくちゃいいですよ。メーカーさん素晴らしい。

モップパッドを取り付けたらこんな感じです。機能とは関係ありませんがモップが目に見えてしまうのは僕だけでしょうか。

モップパッドはマジックテープになっているのでホルダーへの着脱も簡単です。

ユーザー目線でしっかりと考えられたメンテナンス性には脱帽です。マグネットとマジックテープの着脱方式はとにかく簡単。

こういう配慮が僕は好きですね。

モップパッドの使用後の状態

モップパッドは水拭き後にベースステーションの自動洗浄&乾燥により汚れがほとんどありません。

自動洗浄機能は最強ですね。

モップホルダー使用後状態

モップホルダーを外して確認しましたが数回程度ではゴミや髪の毛の付着はほどんどありませんでした。

マグネット式で脱着は簡単なので定期確認でゴミ等が付着していたら取り除けばOK。

ウォッシュボード

お手入れ頻度
  • 1ヶ月に1回

モップパッドを自動で洗浄するウォッシュボードのお手入れ。ウォッシュボードは持ち上げれば簡単に外すことができます。

掃除をして戻ってきたロボット掃除機のモップをここできれいに洗浄します。

ウォッシュボード外したら付属のクリーニング棒で掃除します。キレイな水ですすぎながらブラシで汚れを取り除けばOK。

実際のウォッシュボードの汚れ。

僕は今までフローリングの水拭きをしていなかったので汚れが溜まりやすくなっています。定期にE30 Ultraで水拭きをしていればウォッシュボードの汚れも少なくなります。

汚れたウォッシュボードを洗ってみました。

水道水で洗えば簡単に汚れを流すことができます。段差の際は専用ブラシを使ってお掃除でOK。

フローリングをしっかり水拭きするのでモップ洗浄後にウォッシュボードは汚れが溜まりやすいので毎日使うなら1ヶ月に1度の掃除は欠かさないようにしたいですね。

洗うだけですけどね。

汚れをためないことが重要です。

メインブラシ

お手入れ頻度
  • 2週間に1回

メインブラシの外し方はブラシガードのクリップを矢印の方向に指でつまむと簡単に外れます。

ブラシガードを外したらメインブラシの片側を持ち上げたら取り出すことができます。

外したメインブラシを拡大して見ました。シンプルなブラシですよね。

ここがポイント

メインブラシはよくあるナイロン毛素材ではなくラバー素材なので髪の毛やペットの毛が絡まりにく洗浄も簡単でメンテナンス性に優れています。

メインブラシも着脱から洗浄までとにかく簡単でした。

説明書見なくても分かってしまう簡単なメンテナンス性が素晴らしい。

メインブラシ使用後の状態

メインブラシには汚れや髪の毛の巻き込みはありません。

ただしブラシの両サイドに髪の毛が絡まってしまうので定期のお手入れが必要です。

メインブラシは柔らかいラバー素材なのでブラシをめくって髪の毛を取り除くことができます。

サイドブラシ

お手入れ頻度
  • 2週間に1回

壁際やメインブラシでは取れないゴミや埃をかき集めるサイドブラシ。

取り付けは本体の凸突起している部分に挿しこむだけ、簡単ですね。

サイドブラシを取り付けてみました。髪の毛やペットの毛が絡まっていたら取り除いて清潔に保つように定期のメンテナンスが必要です。

サイドブラシ使用後の状態

埃やゴミが溜まりやすい壁際や家具周辺のゴミをかき集めるサイドブラシは髪の毛やペットの毛が絡まりやすくなりますが、今回はキレイな状態でした。

使う頻度にもよりますが、消耗品なので毛がばらけてきたら要交換。ただすぐに痛むこともないのである程度長期の利用ができます。

ダストボックス

お手入れ頻度
  • 2週間に1回

ロボット掃除機の天面カバーを上げるとダストボックスが収納されています。

取り外しは矢印の部分を指で押すだけ。

ロックを外して上部に持ち上げるだけです。

ダストボックスを外したら上部先端のクリップに指を入れてカバーを上にあげます。

中に白いフィルターが収納されているので取り出しフィルターのバスケット部を軽くたたいて埃や汚れを取り除きます。

フィルターは長く使うと目詰まりしてくるので要交換品です。

ダストボックス内にたまった小さな埃も取り除いて下さい。必要に応じて水洗いがおすすめ。

使ったあとの汚れたフィルター

フィルターの隙間には細かな埃が溜まっています。

軽くたたいて埃を取り除いたフィルター。けっこうキレイになりました。

汚れがひどいときは水洗いができます。水洗いしたら24時間程度しっかりと乾燥させて下さい。

使ったあとのダストボックス

掃除終了後にダストボックス内のゴミはベースステーションへ収集されるので埃がわずかに確認できる程度でゴミはありませんでした。

E30 Uitraはメンテナンスが必要な個所は構造がシンプルに設計されているので説明書を見なくても簡単に着脱やお手入れができてしまいます。

タクマ

ここの長期放置は臭いの元になるので清潔に保ちましょう!

タンク内の汚水処理

ロボット掃除機がベースステーションに戻りモップの洗浄をした汚水がタンク内に排出されます。

掃除が終わると「速やかに汚水を処理してください」と音声ガイダンスが流れます。

掃除後の汚水

取り出した汚水タンクの中にはまさかの光景が。

タクマ

えっ!こんなに汚い。毎日フロアモップで乾拭き掃除してたんですけどねー!

タンクの中を見てW回転水拭きモップの効果を実感しました。

2回、3回とモップで水拭きをしても汚水はそこそこ濁っています。床って汚れが溜まりやすいんですね。

今まで水拭きなんてめったにしなかったから反省。

タンクは4Lなので数か月分は溜めることができますが、衛生上気になる人は音声ガイダンスに従って都度廃棄した方がいいかもですね。

E30 Ultraを使ってみた感想

今まで自動ゴミ収集付きロボット掃除機を数機種使ってきましたが、E30 Ultraの性能は感動レベルでした。

ここからは僕と妻が使ってみて感じたことをまとめています。

アプリ操作

定期のクリーニング予約をしておけば特に操作は必要ありませんが、予約はしないで毎回アプリで操作する人もいると思います。

僕は予約なしで今日は①の部屋だけのような使い方をしています。

タップ一つで全自動掃除はもちろんのこと、様々なメニューで細かな設定までできる優秀なアプリ。

この手の操作が苦手な人(妻)でもスマホを使い慣れた人なら簡単に使いこなすことができます。

アプリ操作性
難しい
簡単

稼働音

掃除機の稼働音はけっこうなストレスになりますが、E30 Ultraはとにかく静かでテレビを観ていてもノンストレスでした。(標準モード)

さらにクリーニング後にロボット掃除機がベースステーションに戻り、自動でゴミを収集するときの吸い込み音も僕が使っていた機種よりはるかに静音(うるさいと感じない)でこちらもストレスを感じませんでした。

ゴミを回収する時間が短いのもポイントです。

稼働音
うるさい
静か

吸引清掃・水拭き掃除

Pathfinder™ という高度な距離センサー機能が搭載されているおかげでしょうか、部屋の間取りを正確に把握して規則正しい動きでゴミ残しや水拭き残しのない掃除を行ってくれました。

吸引掃除

吸引掃除では壁際、テーブルの脚周りなどゴミや埃を丁寧にかき集めてしっかりと掃除、7000paのパワーで少々大きめのゴミもロボット掃除機が通過した後はしっかりと取れていました。

カーペットやラグマットの掃除は自動で吸引力がアップして強力に掃除、フローリングよりも念入りに掃除をしました。

メインブラシに毛が絡まりにくいのも高ポイント。

吸引掃除性能
悪い
良い

水拭き掃除

高速回転モップは圧力をかけて水拭きをするため、フローリングの汚れやくすみなど綺麗に取り除きます。

清掃後のフローリング床はつるピカになり、今までに掃除をした後に感じたことのないスッキリ清潔な床になり妻も大喜び。

くるくる回転するWモップのパワーを実感。

カーペットや畳を認識して自動でモップを上昇させて掃除する点は高ポイントです。

ロボット掃除機に水拭きなんていらないと思っていたのに、自動で上下する回転モップが最高に気に入りました。

水拭き性能
悪い
良い

衝突回避能力

3DAdapt™ による障害物回避レーザーセンサーが優秀だと思いますが、リビングのソファやテーブル、ダイニングテーブルの隙間を器用にすり抜けていきます。

まったく衝突しないわけではありませんが、ロボット掃除機が抜けられない場所で軽くかすめる程度でコツンともガツンとぶつかることはありませんでした。

大切な家具だけでなくロボット掃除機も傷つくことがなさそうです。

衝突を回避しながら丁寧な掃除をするロボットです。

衝突回避
悪い
良い

モップ自動洗浄・乾燥

自動でモップを洗浄して乾燥までする機能は最高です。

タンクにたまった汚水は濁った汚れで、これを見ると床が綺麗になりモップもしっかりと洗浄できているんだと実感できます。

洗浄・乾燥中の作動音はほぼ聞き取れないくらいの静音です。

乾燥後に嫌なにおいがしないか確認しましたが全くの無臭でした。ほんとスゴイ。

乾燥時間はデフォルトでは4時間ですが、少し湿っていたので気になる人はスマホで乾燥時間を最大12hまで延長することができます。

洗浄・乾燥音
うるさい
静か

お手入れ

掃除機は家電の中でもダントツでお手入れが必須。ロボット掃除機だけでなくサイクロン掃除機等も同様です。

お手入れをしなければ髪の毛やペット毛がブラシに絡まり、ダストボックスやフィルターが目詰まりしてしまいます。

定期的なメンテナンスで快適に使うことができますが、メンテナンスを怠ると掃除機本来の機能が失われていきます。

それだけお手入れが大切です。

今回E30 Ultraで全ての機能を使い数回部屋の掃除をして、ベースステーションとロボット掃除機のお手入れをしてみました。

先にも紹介していますがメンテナンス性については使う人、ユーザー目線でしっかりと開発されいると実感しました。

ブラシやダストボックスの着脱性、清掃のしやすさなど簡単にできるお手入れのしやすさは高ポイントです。

面倒くさがりの僕でもささっと完結するメンテナンス性は高ポイントです。

メンテナンス性
悪い
良い

使った感想のまとめ

2週間使ってみましたが、信頼性は申し分なく途中で停止や迷子になることもなく、各部屋の掃除を確実に行いベースステーションに戻ってきました。

モップ自動洗浄&乾燥機能で清潔に保てる点はグッドです。

全自動ベースステーションは定期のお手入れが必要ですが、2週間程度ではその必要性を感じませんでした。

これだけの機能を搭載して5万円台で購入できる企業努力によるコストパフォーマンスも見逃せません。

メリットばかりになってしまいましたが、今のところ全ての機能に満足しているのでデメリットらしき点が見つけられませんでした。

それどころか妻は感動しっぱなしです。

しいいて言えばベースステーションのサイズが大きいことがデメリットと言えばデメリットになりますが、広いリビングに置くとデザインもいいので違和感もありません。

今後はさらに使い込んでメンテナンス等も含めて更新をしていきます。

総合評価
(5.0 / 5.0)

E30 Ultraがすすめな人

一人暮らしの部屋や狭い家には高性能すぎて不向き。部屋数が多いマンションや一軒家に最適です。

小さなお子様のいるご家庭では床が汚れやすく、ペットのいるご家庭ではペットの毛やエサの食べ散らかしで「散らかった部屋が悩み」と言う人も少なくありません。

ペットの餌、お菓子の食べかすは7000Paの強力な吸引力で吸い込み、こぼしたジュースなど液状のものはDuoScrub加圧式回転モップで拭き取りきれいにピカピカ仕上げ。

ペットの毛、髪の毛までもしっかりと吸引して床を水拭きしてくれるE30 Ultraは掃除の手間や悩みを解決してくれるロボット掃除機です。

E30 Ultraがおすすめな人
  • ペットと暮らす人
  • 小さなお子様がいるご家庭
  • 子育て中の忙しいママ
  • 共働きのご家庭
  • 掃除が苦手な人
  • 面倒くさがりの人(これ僕です)

E30 Ultra まとめ

口コミでも高評価のMOVA E30 Ultraを紹介しました。一言でまとめると1度使ったら手放せなくなるロボット掃除機です。

Gajemono編集部としてはメリットばかりお伝えするのはちょっと違うような気がして、懸命にデメリットを探してみたのですが・・・。

デメリットと言うほどではありませんが一つだけ、水拭きモードを使う時は、掃除開始をスタートしてから浄水用の水をタンクからモップに浸す時間が少々かかります。

30秒ほどですけど。

5万円台で購入できる高コスパ
こんな人にはぜひ
  • 掃除と日々のメンテはロボットに全て任せたい
  • とにかく掃除が面倒くさい
  • 一軒家で部屋がいっぱいある
  • フローリングの汚れが気になる
  • ペットの毛や汚れが気になる