THINKWARE JAPANから2インチの大画面液晶を搭載したジンバルカメラ「SNAP G」が発売されました。
VLOGで人気のある3軸ジンバルカメラはいろいろなメーカーから販売されています。
今回紹介する「SNAP G」はクラウドファンディングMAKUAKEで先行販売され、2022年6月14日から一般販売が開始。
高性能ドライブレコーダーで世界的に有名なシンクウェアから発売された、3軸ジンバルカメラです。
今までにないメリットを搭載してデビューした「SNAP G」。
結論を先に紹介すると
・大型2インチ液晶タッチパネル搭載
・バッテリーが交換できる
この2つは今までの3軸ジンバルカメラにはなかった性能です。
さらに「3つの画角」に切り替えが本体で簡単にできてしまう。
斬新なデザインと新機能が盛り込まれたVLOGにもおすすめの3軸ジンバルカメラ「SNAP G」の実機レビューを紹介していきます。
気になる方は最後まで見てね。
ジンバルカメラの比較はコチラ
THINKWARE 「SNAP G」選べる3つのパッケージ
今回シンクウェアジャパンから提供していただいた「SNAP G」は3つのパッケージ
・SNAP-G Creator
・SNAP-G Creator Battery
・SNAP-G Creator Prime
のラインナップで販売されています。
この中のアクセサリーが一番多い「SNAP-G Creator Primeパッケージ」を提供していただきました。
それぞれのパッケージの内容を簡単にチェックしていきましょう。
「Creatorパッケージ」は基本セットです。
パッケージ内容は「SNAP G」本体とバッテリー1個、USB-Cケーブル、フェライトコア、専用ストラップ、収納ポーチ、クイックスターターガイド。
「Creator Batteryパッケージ」は「Creatorパッケージ」の同梱品+バッテリー充電器とバッテリー2個。
「Creator Primeパッケージ」は「Creator Batteryパッケージ」の同梱品+以下
・外部マイク
・ウィンドジャマー×2
・ミニ三脚
・バッグパックマウント
・専用ハードケース(大)
が付属したプライムセット。
こちらが「Creator Primeパッケージ」の実際の画像です。
全部入りのフルセットの開封レビューをしていきます。
「SNAP G」スペック
SNAP Gの製品仕様、スペック一覧表。
SNAP G | 実勢価格 | 液晶画面 | 動画 | 写真 | センサーサイズ | レンズ | 視野角 | バッテリー | 最大使用可能時間 | メモリ | サイズ | 重量 |
49,500円~ | 2インチ | 4K/60fps 2.7K/60fps 1080P/120fps | 12MP | 1/2.3CMOS | 76.7°/F2.6 | 最大133.9° | 交換式 2,000mAh | 120分 | microSDカード 最大512GB | 53×16×49.35mm | 234g バッテリー込み |
「SNAP G」開封レビュー!同梱品の確認
「Creator Primeパッケージ」は全部で箱が7点ありました。箱はブラック、照明で「THINKWARE SNAP G」の文字が七色に光ります。
高級感がありますね。
ではさっそくSNAP Gの開封をしていきます。なんでもそうですが、新しいガジェットの箱を開ける瞬間がワクワクして楽しいですね。
何度でも体験したい儀式です。
今までにない斬新なデザインが目を引く
「SNAP G」の箱を開けて最初に目に入るのが大きなディスプレイ「デカイ」の一言に尽きます。
ボディから大きくはみ出した2インチの液晶画面がインパクト大ですね。
ジンバルカメラの多くは本体が小型化されているので、液晶ディスプレイも小さので比較するとその大きさは歴然。
これが「SNAP G」の1つ目のメリットですね。メリットについては後ほど解説していきます。
一番大きな箱に入っていたのが専用キャリングケースです。これはSNAP Gの保管もスッキリ収納ができて、持ち運びにも便利なアイテムです。
キャリングケースに本体、充電器やバッテリーなど、他アクセサリーなどを入れてみました。
SNAP Gの「Creator Primeパッケージ」同梱品を確認してきます。
Primeパッケージは便利なハードケース(大)に本体と他のアクセサリーすべてを入れて持ち運べるようになっています。
同梱内容は本体ジンバルカメラ以外に
・USB-Cケーブル
・充電器
・バッテリー×2
ジンバルカメラ初の交換できるバッテリーが付属。
さらに
・外部マイク
・ウィンドジャマー×2
が付属しています。使い方は後ほど解説していきます。
さらに撮影を補助するアクセサリー
・三脚
・バックパックマウント
が同梱されています。
・収納ポーチ
・ストラップ
・スターターガイド
「Creator Primeパッケージ」にはこのすべてが同梱されていました。
SNAP Gの外観やサイズ感をレビュー
新製品の「SNAP G」ジンバルカメラは今までになかったデザインが特徴。
ぱっと見て目を引くデザインはインパクトが大きい。デザインや実際に手に持って、持ちやすさ具合や、サイズ感などを紹介していきます。
SNAP G本体のデザイン
「SNAP G」の本体は独特な形状(三角形ルック)をしています。実際に持ってみると手になじみやすくよく考えられた形状なんだと思いました。
全体に高級感もあります。
人間工学に基づいて設計されているのでグリップ感と各操作(タッチモニター、ジョイステック、トリガー)がしやすいですね。
他社のジンバルカメラよりも一回り以上大きなサイズですが、手に持ってみると使いやすさと安心感が伝わってきます。
やっぱり目立つのは2インチの大型液晶ディスプレイですね。
グリップ部よりもディスプレイ部がはみ出した大胆なデザインで使いやすさ、見えやすさを重視したデザインです。好みの分かれるところですが、機能としてのメリットが大きいですね。
今までのジンバルカメラでは小型化によるポケットサイズを重視しているのでディスプレイはついているものの撮っている映像の確認や操作がしずらいデメリットがありました。
小型のジンバルは持ち運び性のメリットはあるものの、撮影時のプレビューが・・・見えにくいね。
SNAP G 2インチのディスプレイ
「SNAP G」の2型ディスプレイは撮っている映像のプレビュー確認がしやすいので、被写体や風景などが画角に収まっているか確認しながらの撮影ができるメリットがあります。
これだけディスプレイが大きいとVLOG撮影でモニターを確認しながらの自撮りもしやすいですね。
LCDのタッチスクリーンは日中の屋外でもめちゃくちゃ見やすいよ。
ディスプレイはタッチ操作対応です。
持ちやすい本体でスマホを操作するかのような指の動きで直感的な操作ができるので、初めての方も戸惑うことがありません。
タッチ感度もスムーズに反応してくれ良好です。
このサイズだと
・タッチやスワイプ
などの操作もしやすく快適です。大きいは正義ですね。カメラの場合、ディスプレイは大きいにこしたことはありません。
持ち運び性と機能性のバランスが重要ですね。
そういった面では「SNAP G」の本体と2インチディスプレイサイズはベストと言えます。小さすぎず大きすぎず絶妙。
レビューしてから約1ヶ月、使えば使うほどSNAP Gの画面の見やすさや操作性が最高だと感じています。
サイズと重量
SNAP Gは2インチの大画面を搭載しているので、他社のジンバルカメラと比較すると本体のサイズも大きく重量も重いですね。
比較表で確認してみましょう。
機種 | サイズ | 重量 |
THINKWARE SNAP G | 53×49.35×161mm | 234g |
MOZA MONI Camera | 37.8×32×129mm | 175g |
FIMI PALM 2 | 32.5×35.5×132.5 mm | 145g |
Feiyu Pocket 2 | 40.6×29.8×124.6 mm | 127g |
DJI Pocket 2 | 38.1×30.0×124.7 mm | 117g |
「SNASP G」のサイズは大きく重いですが、実機を手に持って1日撮影をしてみましたが「重い」・「疲れる」と感じることはありませんでした。
付属のストラップを付けて持っていたので安心感もあったよ。
分かりやすいガジェットで比較すると、iPhone13 Pro MAXの重量が238gなので同じくらいの重さです。
僕が「SNASP G」を使ってみて思ったのが「持ちやすいく安心感がある」でした。
ただし、超小型のジンバルカメラがいいよと言う方には向かないカメラです。
見やすさ、操作のしやすさよりもサイズ感(ポケットサイズ)を重視する方にはおすすめできないよ。
僕は、重量やサイズよりも2インチの大型モニターが撮影していて使いやすいと実感しました。
SNAP Gは決して大きくはないですけどね。
SNAP Gの機能やインターフェースなど
SNAP Gの本体に搭載された機能やインターフェースを紹介していきます。
ジョイステック
ジョイステックを使ってカメラの向きを直感的な操作で思いのままに動かすことができます。
持ちやすいグリップ形状の本体、ジョイステックの絶妙な配置で片手での操作がしやすいですね。
トリガー
本体背面のトリガーを押すことでジンバルカメラの向きを切り替えたりできる便利な機能です。
トリガーを連続で2回押すとカメラが中央に補正され、3回連続押しをするとカメラが90°回転しセルフィーに対応。
3回押しを繰り返すこで前方、セルフィーの交互に変更ができます。
簡単な操作で切り替えができるのがいいですね。トリガーの動きもメニューから設定ができます。
トリガーを押しながらジョイステックを上にするとデジタルズームが最大3倍まで、下にするとズームアウト。
トリガーとジョイステックの同時操作も簡単です。
microSDカードスロットとUSBタイプC端子
本体のサイドには
・microSDカードスロット
・USBタイプC端子
が搭載されています。
意外と見落としがちになるのがmicroSDカードです。「SNAP G」は以下の2つが推奨です。
・SDXC (64GB~2TB)
・UHSスピードクラス3
であるかを確認して下さい。推奨外のSDHCカードやスピードクラスが非対応の場合、誤動作が起きる可能性があるので注意しましょう。
機器との相性って大事なんですよね。
試しにmicroSDHCカード32GBを入れましたがアウトだったよ。
サイドのUSB-C端子から直接充電も、充電しながらの撮影にも対応しているので使い勝手は上々です。
VLOGにおすすめ 3.5mmオーディオ端子で外部マイクも!
他社のジンバルカメラではオプションやアクセサリー対応が多い装備ですがSNAP Gでは3.5mmオーディオ端子(MIC-IN)が標準装備されています。
これポイント高いよね。デフォルトで装備されているのは嬉しい。
「Creator Primeパッケージ」に付属の外部マイクを接続して音声を録ることができます。
もちろん内臓のデュアルマイクでも録ることができますが、パッケージに付属のマイクや市販のピンマイクなどの外部マイクを接続することで、VLOGなど撮影の選択肢がより広がります。
1/4インチマウントコネクタ 三脚用ネジ穴
SNAP Gは単体でも平らなテーブルなどに立てることはできますが、本体底部の三脚ネジにオプション(Creator Primeパッケージは付属)の「ミニ三脚」を取り付けることができます。
三脚は持ち運びにも邪魔にならないミニサイズ。
ミニでもしっかりと安定感は抜群です。VLOG撮影やハンズフリーの撮影も手軽に楽しむことができます。
三脚をたためばグリップ部が長くなるので、人混みなどで手を伸ばして撮影するシーン、少し高い位置を撮りたいときに活躍します。
ミニ三脚はチープなものが多い中、SNAP Gはこういうところも高品質です。
M4 マウントコネクタ バックパックマウント
本体の背面「SNAP G」ロゴ下にあるM4ネジ穴にはオプションのバックパックマウントを取り付けることができます。
僕は今のところ使う予定がないのでゴムパッキンを付けたままですが、外すとネジ穴が出現します。
リュックなどに取り付けて「ハンズフリー」撮影ができる便利なアイテムです。
バッテリー交換ができる!これは絶対にいい
「SNAP G」は3軸ジンバルカメラ初のバッテリー交換式です。
3軸ジンバルカメラでバッテリー交換できるのは「SNAP G」が初なんだって。
充電が切れたらバッテリーパックを入れ替えることで長時間の撮影に対応できます。
DJI Pocket 2などのジンバルカメラはバッテリーが切れたら充電する必要がありますが、SNAP Gは予備バッテリーと交換してすぐに撮影を再開できます。
バッテリー交換は本体底面の「PUSH」を押すとハンドル部のカバーが外せるようになっています。
デュアルバッテリー充電器と予備バッテリーがあれば旅行など出先でもバッテリー残量を気にすることなく撮影に集中することができます。
バッテリーは単体でも購入できるので必要な分だけ買い足すこともできます。
バッテリー2つ同時にチャージできる充電器があると便利ですね。今までのジンバルカメラで稼働時間に不満があった方におすすめです。
バッテリーが交換できない従来のジンバルカメラでは、バッテリーが劣化してきたら、稼働時間が極端に短くなるデメリットがありました。そうなると本体ごと買い替えるしかありません。
これはポイント高いよね。バッテリーが交換できるメリットは大きい。
バッテリーが交換できる「SNAP G」ならバッテリーが劣化したら、バッテリーだけを買い替えることでずっと使うことができます。
SNAP G CameraアプリでスマホiPhoneから遠隔操作
THINKWAREが提供するアプリ「SNAP G Camera」。
このアプリをダウンロードしてWi-Fi接続をするとスマホ、iPhoneからSNAP Gを遠隔操作をすることができます。
三脚を使ってみんなでの撮影も遠隔操作で簡単にできます。
SNAP Gの4Kカメラ性能
カメラの性能は
・4K/60fps
・2.7K/60fps
・1080P/120fps
の高解像度と高フレームレートで滑らかな動画撮影ができます。
解像度とフレームレートの切り替えも簡単です。画面が大きいから操作もしやすくGood。
ファイルのフォーマットは
・MP4
・MOV
から選べるようになっています。
スマホやiPhoneでも再生できるフォーマットだね。
解像度 | センサー | レンズ |
4K/60fps 2.7K/60fps 1080P/120fps | 1/2.3CMOS センサー | 24㎜ f/2.6 |
撮影モード
「SNAP G」はジンバルカメラとして必要な撮影モード
・タイムラプス
・ハイパープラス
・スローモーション
・ストリーミング配信
撮影に対応しています。
スローモーションは「120fps」で撮影、1秒間に120フレームの超滑らかなスローモーション映像が楽しめます。
アプリと連動して利用できるリアルタイムのライブストリーミング配信にも対応。VLOGにおすすめです。
4つのトラッキング
トラッキング機能はカメラでは標準装備のような機能ですが、「SNAP G」のトラッキングモードは4種類です。
4つのモードでどんな場面にも対応する「SNAP G」のトラッキングモード。
最初トラッキングの追従が少し遅いと感じましたが「ジンバル設定」で速度や感度がそれぞれ3段階で変更できるようになっています。
一番早いモード以下設定で
・速度(クイック)
・感度(高)
でジンバルの動きが速くなりました。トラッキングの追従についてはやや遅れてついてくる感じはありますが許容範囲内です。
SNAP Gは画角の切り替えができる
SNAP Gのカメラレンズは133.9°の広角レンズを搭載しています。現在販売される人気のジンバルカメラの中でもっとも広い画角。
画角を比較表で確認してみましょう。
機種 | 画角 |
THINKWARE SNAP G | 133.9° |
Feiyu Pocket 2 | 130° |
FIMI PALM 2 | 128° |
MOZA MONI Camera | 120° |
DJI Pocket 2 | 93° |
手持ち撮影がメインのジンバルカメラは画角が広いことで、自撮りをする時にもワイドに背景を画角内に収めることができるので大きなメリットがあります。
画角が広いと友達2~3人と一緒に自撮りも余裕だね。
これだけじゃありません。
SNAP Gはなんとモード切替で視野角を
・ワイド(133.9°)
・リニア
・ナロー
の3つから簡単に切り替えができてしまうんです。
別途レンズを付け替えることなく、本体だけで画角が変更できるメリットは大きいですね。
撮影状況に応じて画角が変更できるのはてとも便利だよ。
画角 | アスペクト比 | パノラマ撮影 |
133.9° | 16:9 4:3 1:1 | 80° 360° 3×3 |
ドライブレコーダーメーカーの技術力
ドライブレコーダーメーカーであるTHINKWARE JAPANの長年培ってきた技術力の「NSV」撮影モードは暗所撮影に強いモード。
スーパーナイトビジョンは夜間でも明るく撮影できるチューニング技術です。
このモードを使いたいときは画面の下から上へスワイプ。撮影モード「SNV」を選択して撮影するだけの簡単操作。
3軸ジンバルカメラ「SNAP G」で撮ってみた
解像度4K/60FPSの動画が撮れるジンバルカメラです。実際に使ってみて一番良いと感じたのが2インチ画面のおかげで「操作がしやすい」。
動画や写真への切り替え、解像度や画角の変更と言った一連の操作がとにかくスムーズで簡単にできるメリットは大きいですね。
実際撮影現場にでてから操作でもたつくとイライラすることもありますが「SNAP G」なら大画面の端からスワイプして必要なメニューを出して操作、アイコンや文字が大きくて見やすく誤操作もなく切替ができます。
画面が小さくて文字が見えない、誤操作をよくする。そんな方におすすめです。
では操作や撮影をしてみましたのでYouTube動画を確認してみて下さい。
SNAP Gは「4K/60fps」の動画撮影ができますが、1080p/60fpsで撮影してみました。途中走って撮ってみましたが、3軸ジンバルのブレ補正がよく働いています。
FHDでも十分画質はキレイです。
THINKWARE「SNAP G」レビュー!ジンバルカメラVLOG!のまとめ
THINKWAREから販売されている3軸ジンバルカメラ「SNAP G」レビューを紹介しました。
どこのメーカーも似たようなデザインのジンバルカメラが発売される中、他社製品にはない独自の機能やデザインがとても良いと感じました。
正直、ジンバルの性能については特化した点はありませんが、今回僕がSNAP Gを使ってみて思ったのが
・画面がデカくて見やすい
・操作がしやすい
ポケットサイズのジンバルカメラもとてもいいのですが、2インチの画面は細かな表示などが老眼で見えづらくなってくる年齢増の方にもおすすめです。
老眼は40代からくるからね~僕にはこの大画面がとてもありがたい。
そして、画面で簡単に3つの視野角に変更できる点が優れていると思いました。
独自の強みを搭載した新製品です。
そんな問題点をクリアした新発想の3軸ジンバルカメラ。
小型のジンバルカメラを求めるユーザーには不向きですが、「SNAP G」のサイズが大きすぎると言うことはなくむしろバランスの取れたサイズです。
この4つがメリットと感じる方には最高のガジェットです。
気になった点
・起動速度
・追従速度
に関しては「SNAP G」は発売されて間もないので、今後ファームウェアアップデートで改善されていくのではないかと思います。
ぜひチェックしてみて下さい。
追記、これからどんどん使っていく中でよい点や気になった点を更新していきます。