快適な装着感と価格以上の機能を搭載したSOUNDPEATS UUイヤーカフイヤホンを手に入れたのでレビューをご紹介します。
発売からわずか7日間で2万台の販売を達成したCC イヤーカフイヤホン比でさらに軽量、コンパクト化を実現したUUイヤーカフイヤホン。
デザインもコンパクト&スリムになり軽い着け心地も進化した。
エントリーモデルなのにそれ以上の高音質。
これ絶対爆売れ間違いなし。
商品提供:SOUNDPEATS

SOUNDPEATS UU 外観・付属品
まずはいつものようにパッケージの紹介、開封をしていきます。
パッケージ
パッケージ表面右下には「POP Clip」と商品名が記載されています。
これがもともとの正式名称ですが、イヤホン本体がアルファベット“U”に似ているので「UUイヤーカフイヤホン」の名称で販売されています。
親しみやすい商品名は大正解ですね。だって呼びやすいし検索しやすいでしょ。
無駄のないシンプルなパッケージの裏面はこんな感じ。
付属品
パッケージ内容はとてもシンプルです。
今回もPEATS君ステッカーが入っていましたね。これちょっとお気に入りです。
充電ケース
充電ケースは装飾等がなくシンプルなデザインとマットな質感がGood。指紋や汚れが付きにくいので僕はこんな感じが好み。
グレーのラインの下にある小さな丸がバッテリー状態等を知らせるLEDインジケーター。
反対側は充電用のType-Cポートとその上部に「SOUNDPEATS」と目立たないサイズで文字が入っています。
とてもシンプルですね。
一般的な充電ケースと同等で標準的なサイズ。手の平に収まるのでポケットに余裕で入る大きさ。
UUとCCのケースを比較してみました。
UUの方が横幅は狭く丸みがあるのでコンパクトに見えるけど、大差ないですね。
厚みはCCの方が薄型でポケットには薄い方が入れやすいのですが、これくらいなら誤差の範囲です。
充電ポートはType-Cで急速充電が可能。
わずか10分の充電で2時間の再生を実現しているのは嬉しいポイント。
付属の充電ケーブルはUSB Type-C。
充電ケースを開くとUU本体が収納されています。
上蓋にはスペック等の印字がされています。
本体
UUは本体のデザインがいいですね。
今回もっとも改善されたチェックポイントです。
装着した際に後ろ側になる平らな部分に「S」マークが印刷されていてワンポイントがカッコイイ。
本体を並べて置いてみました。
アルファベットの“U”が二つ並んでるように見えますね。
UUイヤーカフのネーミングはここから名付けられています。
ケースからイヤホンを取り出すときはUの部分(ブリッジ)をつまんで簡単に出し入れ出来るのでノンストレスです。
ブリッジ部は形状記憶合金、広げても元通りになります。
ほどよい張力で抵抗なくスッと外耳に入る着けやすさと、頭を左右に振ってもズレない安定感は申し分ありません。
この絶妙なサイズ感やデザイン、形状にたどり着くまでに膨大な耳のデータを解析して開発したからこその完成度の高さを感じました。
ここがポイント
UUは左右の区別をぜずにどちらの耳に装着してもOK。
もちろんイヤホンは左右の区別なく収納できます。
CCと比較するとUUはブリッジ部分が細く本体がコンパクトになったことで、外耳に格段に入れやすくなっています。
CCは前後がほぼ同じデザインなので装着時に「あれ」前後どっち?と迷うこともありましたが、UUはデザイン形状が改善されています。
前と後ろを簡単に区別できるデザインにしたことで、付ける方向を間違えることがなく分かりやすい。
サウンドピーツのイヤーカフには左右を自動で認識する機能が搭載されています。
やり方はケースにイヤホンを入れて蓋を閉じる。10秒後に再度取り出すと、左右を区別することなく装着できるんです。
安価なエントリーモデルでこれを実現するのはさすがとしか言いようがないですね。
軽くなったUUの重さはメーカー公表で片耳4.7g、充電ケース込みで46.73gです。
ではいつものようにデジタルスケールで計量してみると。
総重量は46g。
片耳は単体は4.4gという結果でした。メーカー公表より軽かったですね。
比較
種類 | 片耳 | 充電ケース+イヤホン |
UUイヤーカフ | 4.7g | 46.73g |
CCイヤーカフ | 5g | 47.34g |
比較すると片耳で重さ0.3gの違い。
わずか0.3gですが装着すると大きな違いを感じました。とにかく軽い、この装着感とフィット感はやばいよ。
軽すぎて忘れてしまうので注意が必要なくらいの進化に拍手。

いやほんとに忘れてしまうから注意が必要です。

SOUNDPEATS UU スペック
製品名(モデル名) | UUイヤーカフ(POP Clip) |
カラー | ブラック / ホワイト |
Bluetooth | 5.4 |
ドライバー | 10.8mm デュアル |
コーデック | AAC、SBC |
充電端子 | Type C |
急速充電 | 〇 |
再生時間 | 単体:8時間 ケース込み:30時間 |
マルチポイント | 〇 |
防水 | IPX5 |
アプリ | 〇 |
販売価格6,000円台で購入できるエントリーモデルですが、価格以上の音質と機能を搭載。
コーデックに関してはLDACは非搭載ですが、没入感とは無縁のオープンイヤーイヤホンには必要性を感じないのでAACで十分な高音質、低遅延で音楽を楽しむことができます。
UUの再生時間はCCと比較すると単体で+2時間、ケース込みで+6時間と大幅な稼働時間を実現しているので一日中音楽聞き放題ですね。
マルチポイントやアプリでイヤホンを探す機能まで搭載。
防水はIPX5なので突然の雨でも故障しないレベル。
お風呂に入って音楽を聴くこともできる(シャワーは無理かも・水しぶき程度はOK)ので気を使うことなく手軽に使えるオープンイヤー型イヤホンですね。
SOUNDPEATS UU レビュー
ここからはUUを実際に使って紹介していきます。
装着感|忘れてしまう快適な着け心地
発売から一週間で2万台を売り上げたCCの装着感は普段からメガネを掛ける僕にとっては最高レベルでした。
さらに軽くて快適な着け心地を実現するべく開発されたのがUUです。
変に目立たず主張せずのサイズとデザインがいいですよね。
UUの後ろ側は平たいデザインになったので装着時にピタッと安定感があります。
装着のしやすさ着け心地も格段に進化。
CCは最高なんですがUUを使ったら、さらに快適すぎて・・・この先イヤーカフ型はどこまで進化していくのか今後も楽しみです。
これ正直一日中着けっぱなしでも耳への負担や違和感皆無ですよ。
だって着けているの絶対忘れてしまうヤツ。
GoFree2もCCも使ってきた僕が言うんだから間違いないです。
イヤーカフイヤホンのメリットは
ほんと最強ですよね。
ながらイヤホンとしてあらゆるシーンで使えるイヤホンは、スポーツシーンでも万能選手です。
安定した装着感で走っても飛び跳ねても本体がズレることなく、軽くて安定しているのでジョギングにもおすすめできます。
音質
オープンイヤー型に期待はしてないけど、イヤホンなので音質もやっぱり気になりますね。
10.8mmデュアルダイナミックドライバーを搭載したSOUNDPEATS UU。
本体がコンパクトなりドライバーも10.8mmと小型化、音質にはさほど期待していませんでしたが、いやいや正直これで十分でしょ。
普通にいい音しているんですよ。
2万円クラスのイヤーカフに引けを取らない音質で高評価だったCCと比較するとやはり低域の深み、迫力、解像度感においてはCCの方が上ですが、UUはどちらかと言うと繊細でこもり感が少なくクリアな印象。
オープンイヤー型イヤホンでの音質評価
中域~高域は気持ちよく聴けるクリアな音質。
重低音を好む人には物足りなさはあるが、ボリューム半分以下で環境音も取り入れながらで音楽を楽しむイヤーカフとしてはむしろこれくらいの方が適しています。
ここがポイント
重低音がほしいときはアプリ機能のダイナミックEQをONにして強化。
エントリーモデルのイヤーカフ型でこの音質を出せるのはコスパのSOUNDPEATSの企業努力ですね。
SOUNDPEATSから発売されている2つのイヤーカフ型UUかCC結局どっちがいいのよ?
商品画像 | ![]() UUイヤーカフ | ![]() CCイヤーカフ |
音質 | (4.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
デザイン | (4.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) |
着け心地 | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
音質ならCC
デザインと着け心地ならUU
ながら聞きで使うならどちらも大差なく良い音質なので僕は小ぶりなデザインが好みなのでUU推しです。
プリセットイコライザー
SONDPEATS定番のプリセットイコライザーは9つのパターンが内蔵されています。音楽に合わせて好みのパターンを選んで設定。
難しい操作なしで音質を変更できるがいいですね。
カスタマイズイコライザー
カスタマイズイコライザーは手動で8バンドの音質調整ができるので、あれこれいじってみるのもいいと思います。
自分だけのオリジナル設定を登録することができます。
ダイナミックEQ(イコライザー)
有効化するだけで迫力のある低音の強化、音の広がり、クリアな音、臨場感までもがひとつの操作で再現できるダイナミックEQ。
オープンイヤー型でも手軽に高音質を楽しむことができます。
ムービーモード搭載
ムービーモードをONにした瞬間からライブ会場にいるかのような臨場感のある3Dサウンドを体感できます。
自然な音の広がりによって空間全体から感じ取れる音響効果は想像以上。エントリーモデルのイヤーカフで実現しているのはさすが。
映画を見るときはもちろんですが、ライブハウス感覚で音楽を聴きたいときはこのモードがおすすめ。
個人的にはダイナミックEQとムービーモードの両方をONするのもありだと感じました。
操作性|物理ボタンが使いやすい
小さな面積でのタッチ操作は慣れないとうまくいかないこともあるのがデメリットです。
特にCCは前側での操作+タッチになっているのでやや操作がしずらい点が気になりました。
UUはここも改善。
僕の好きな物理ボタンを搭載。クリック感がしっかりとしたカチカチとした操作は安心しますね。
小ぶりなイヤホンは物理ボタンに限る。
操作ボタンも後ろ側になっているのでさらに操作がしやすくなっています。
お客様からのフィードバックを基にさらなる高みを目指し開発
こういうところにしっかりとフィードバックしている点は高評価。
マルチポイント
ワイヤレスイヤホンにマルチポイントは定番装備ですよね。まぁデバイスをいくつか使い分ける人なら必須の装備ですからね。
iPhoneとPCにUUを接続して検証してみましたが、iPhoneからPCへの切り替えも即、スムーズに接続できていました。
ゲームモード|ほぼ遅延なくプレイができる
ゲームモードを搭載するUUなら、スマホゲームもほぼ遅延なくプレイできました。
ゲーム好きの人も快適にプレイできます。
ネトフリ、アマプラの会員の僕は映画鑑賞が趣味なので遅延は気になるところですが、体感できるほどの遅延はなく映画もアニメも見ることができました。
もちろんYouTubeも。
音漏れ|音量20~30%程度は音漏れは気にならない
オープンイヤーのイヤーカフ型がどれくらいの音量で音漏れするのか、iPhoneで音楽を再生して検証してみました。
静かな部屋で音量20~30%で検証してみました。音楽を聴いている人の真横に座って耳を澄ましてわずかに聞こえる程度。
公共の場でも周囲がにぎやかな場所であれば気にすることはありません。
ただし音量50%ほどにするとあきらかに音漏れがするので静かな場所では配慮した方がよいですね。
オープンイヤー型だからと過度に気にすることはないと感じました。なんらかの音漏れ対策がされているのか分かりませんが予想外の結果でした。
通話品質|風切り音低減効果
UUにはSOUNDPEATS AeroVoiceという風切り低減テクノロジーが搭載されています。
メーカーが測定した結果は一般的なイヤホン比で25%の風切り音の低減性能を向上させているという事なので実際に効果を検証してみました。
実際に外で電話を掛けてもらって確認をしました、マイクから入る風切り音を効果的に低減しているのか、通話音声はこもることなく良好でした。
AIノイズキャンセリングにも対応、エントリーモデルですが高機能。
外音の聞き取りやすさ
ながらイヤホンは、外音の聞き取りやすさは気になるところ。
iPhoneの音量20~30%程度であれば音楽を聴いていても会話が可能です。仕事をしながら、家事をしながらと音楽を聴くシーンでも問題がありません。
SOUNDPEATS UUはこんな人におすすめ
CCもおすすめですが、さらに軽い装着感とコンパクトデザインを求めるならUU一択です。
昨年発売時はCCこれしかないって満足していましたが、わずか数カ月後に進化したUUを使ってみたら目移りするよね。
イヤーカフ型でどれにしようか迷った人はぜひSOUNDPEATS UUを最初に検討してみてください。
ながらイヤホンとして使うなら無駄に高額なイヤーカフイヤホンを買う必要ないですね。
デザイン、サイズ、装着感や操作性を確実に進化させたコスパのエントリーデモル。
CCのここが「こうなったらいいのにな」を確実に改善して登場したUUはイヤーカフ型では今僕の一押しです。
SOUNDPEATS UU まとめ
SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンをいくつも使ってきましたが、音楽に没入するとき以外は手軽に使えるイヤーカフ型をメインに使っています。
耳穴が痛くなったり、不快に感じることがないので長時間付けていても快適です。
音質重視のカナル型は音楽に没入したいときには外せませんが、スポーツをする時、周囲の会話や環境音を必要とする場面ではオープンイヤー型一択になります。
日常使いの「ながらイヤホン」はオープンイヤー型。
メガネに干渉しない、快適な着け心地、おしゃれなデザイン、軽くコンパクトなサイズ、エントリーモデルとは思えない音質。
コスパで選ぶなら間違いのないUUをぜひ試してみて下さい。

これ付けているのを絶対忘れるヤツ!