ドローンはここ数年で需要が拡大しています。
海や湖上で飛行させることが多いドローンは万が一墜落させると水没で一瞬にして「さよなら」状態になってしまいます。
少々の水没や大雨、水しぶきでも大丈夫な「防水仕様のドローン」はないの?と探している方もいると思います。
一般のドローンでは防水性能がある機体はそれほど多くありません。あのドローンで世界的に有名なDJIのドローンでも防水性能は備わっていません。(産業用ドローンを除く)
防水ドローンは急な大雨が降っても問題がなく飛行ができるので、雨天時の空撮も可能です。
この記事では、防水ドローンと一般ドローンの違いや、おすすめモデルを紹介していきます。
海でも安心して飛行ができるドローン
ドローンは室内向けの小型ドローンから空撮用ドローンまでいろいろな機種が各メーカーから販売されるようになってきました。
空撮用ドローンは飛行させる楽しみと、大自然の景色を上空から撮影する楽しさがあります。ドローンを所有する多くの方は海や山間部でドローンを飛行させ空撮を楽しむと思います。
海や湖など、水がある場所での飛行には「水に濡れる」ことを避けなければならないのでドローン初心者の方は「水のある場所」での飛行はためらう方も多いのではないでしょうか。
実際、僕もDJIのドローンを所有していますが、天候には注意し、少しでも天気が怪しい日は飛行を断念しています。
海や琵琶湖でドローンを飛ばすことがありますが、操作に慣れていてもやっぱり心配になります。
この記事では海や湖も怖くない、「防水ドローン」の性能や飛行させるメリットなどを紹介していきます。
防水仕様のドローンとは
防水ドローンは少々の水しぶきや大雨でも飛行させることができるドローンです。
防水ドローンには
・完全防水仕様
・簡易防水仕様
があります。
完全防水仕様のドローンは、本体にしっかりと防水処理がされているので、防水カバー等を必要としません。その分価格が高くなるのがデメリットです。
一方で簡易防水仕様のドローンは「防水カバー」で本体を水の侵入から守る装備が必要となります。
完全防水仕様と比較すると防水性能は劣りますが、価格的には安いメリットがあります。
ただし完全防水でも水中ドローンのように海中深くまで入ってしまうとさすがに故障してしましまいます。
初心者も安心!防水ドローンのメリット
一般ドローンにはない「防水仕様のドローン」だから得られるメリットがあります。
ここでは防水ドローンだからできる撮影方法やメリットを紹介していきます。
防水ドローンなら悪天候も大丈夫!急な大雨が降っても空撮ができる
ドローンを飛ばしていて急に大雨が降ってきた。そんなシチュエーションでも防水仕様なら大丈夫。
雨を気にすることなく雨天時の飛行や撮影を楽しむことができます。
一般的なドローンでは晴天や曇り空の風景しかできません。これが防水ドローンなら悪天候、雨や雪が降っていても撮影ができます。
雪の降る風景をドローンで空撮、そんな素敵な風景の動画や写真をインスタグラムなどのSNSに投稿したら、最高に目立ちますよね。
そんなことができるのも「防水ドローン」です。
万が一海や湖に落下しても壊れない
ドローンのバッテリー切れによる墜落、強風にあおられて落下して水没。一般的なドローンならアウトですね。
ドローンは無人航空機です。
いつ、どんな不具合やアクシデントで落下するとも限りません。
そんな時、水に落ちても防水ドローンなら大丈夫。
降着装置の付いたドローンなら初心者でも安心して操作ができます。
防水ドローンなら水面ギリギリの迫力あるシーンの撮影ができる
防水仕様のドローンならマリンスポーツの撮影も安心して利用できます。
例えばドローンの操作に慣れたベテランの人なら、海面ギリギリを飛行させ迫力のあるシーンを撮影することもできます。
ジェットやヨットなどに並行して接近して飛行、水しぶきがあっても問題なく撮影を続行することができます。
防水ドローンならではの撮影を楽しむことができます。
水上離着陸ができる防水ドローン
防水ドローンの中には「水上離着陸」ができるドローンがあります。
陸から離陸させる一般ドローンでは体験することのできない「水上からの離陸」はダイナミックで操縦する楽しさがさらに広がります。
「水上離着陸」ができるドローンは海でも湖、川でも安心して飛行させることができます。
防水ドローンの比較
防水ドローンは販売される機種が限られています。
ここで紹介する防水ドローンは業界に先駆けて販売するメーカー製。性能を比較表にまとめました。
PowerVision社の「 PowerEgg X」は本格的な水中ドローンを販売する有名メーカー製です。
Guxiawrjの防水ドローンは「完全防水仕様」の本格派です。
防水ドローンのおすすめ
本格的な防水ドローンは販売している機種が少なく、ここで紹介できるのは2機種です。
・完全防水ドローン
・防水カバー仕様
のドローンを紹介していきます。
防水ドローンおすすめ① PowerVision PowerEgg X
PowerVision社は水中ガジェットを得意とするメーカーで4つの商品構成で販売する。
・PowerDolphin
・PowerRay
・PowerEgg X
・PowerSeeker
それぞれ空中・水中をコンセプトとしたラインナップ。
水上、水中、防水には特に強いメーカーで、防水ドローンも高性能。
PowerEgg Xには
・エクスローラー版
・ウィザード版
の2タイプがあります。違いはエクスローラー版に+防水用のアクセサリー、本体防水ケースとフロートが付属しているのがウィザード版です。
PowerEgg Xには付属のパーツ構成を変更することで2つのモード
・ドローンモード
・AIカメラモード
を選び撮影を楽しむことができます。
ドローンモードは、空撮ができるモード。
一方でAIカメラモードはハンディ撮影用のマウントまたは、三脚を付けて
・ハンディカメラ
・三脚カメラ
として使うこともできます。
ドローンとしての性能では前方には障害物検知センサー、下方にはビジョンセンサーを搭載。初心者の方は「フロート」を付けて飛ばすことで安心して楽しめる。
海上では着水、離水もできる性能と雨天飛行も可能です。
カメラ | ブレ補正 | 飛行時間 |
4k/60fps | 三軸ジンバル | 30分 |
防水ドローンおすすめ② Guxiawrj
Guxiawrj社のFPVドローンは「完全防水ドローン」で水の上から飛ばし、水の上に着陸ができる本格的な防水ドローンです。
この防水ドローンは、別途防水カバーなどは必要がなく、完全な防水処理設計がされた機体は密閉性が保証された唯一のドローンです。
4Kカメラと赤外線撮影モードが搭載され、夜、雨の夜も海、滝、あらゆる水のシーンでも飛行が可能です。
カメラ | ブレ補正 | 飛行時間 |
4K | 三軸ジンバル | ー |
防水ドローンのおすすめ3選!を比較!のまとめ
防水仕様のドローンのメリットやおすすめを紹介しました。
一般的なドローンにはできない撮影が楽しめる「防水ドローン」。雨天や雪の降る中の風景、マリンスポーツシーンや海面すれすれの迫力のある映像をSNSに写真や動画を投稿して自慢したい方におすすめ。
まだまだ販売される種類が少ないからこそ「楽しめる領域」があります。
普及する前に、いち早く防水ドローンで海、湖、川で飛行を楽しみましょう。
2社の防水ドローンを紹介しましたが、価格を考えるとPowerVision社のPowerEgg X、1択になってしまいますが、新しいモノ好きの方にはおすすめです。