地球儀のような動画が撮れる360度カメラには「全天球型カメラ」・「半天球型カメラ」があります。
最近では360度カメラをバイクに取り付けて撮影した面白い映像をSNSに投稿する人が増えました。
そんな360度カメラも多くのメーカーから発売されるようになり、どの機種を選べばいいの迷って決まらない人も多いと思います。
ここでは上下左右の全方向が撮れる全天球型360度カメラの選び方、人気モデル4社6機種を徹底比較。
おすすめも紹介していきます。
イメージ画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー 機種 | GoPrp MAX | Insta 360 ONE R | KANDAO QooCam 8K | RICOH THETA Z1 | RICOH THETA SC2 | Insta 360 GO |
発売日 | 2019年10月 | 2020年2月 | 2019年9月 | 2019年5月 | 2019年12月 | 2019年9月 |
価格 (税抜) | 61,000円 | ツイン版 54,000円 | 61,000円 | 11,7500円 | 33,455円 | 22,000円 |
動画 | 360°ビデオ 5.6K/30fps HEROモード 2K/60fps | ツイン版 5.7K/30fps 4K/60fps | 8K/30fps 4K/120fps | 4K/29.97fps 2K/29.97fps | 4K/29.97fps 2K/29.97fps | 2720x2720 /25fps |
静止画 | 18MP | 18MP 6080 x 3040 | 29MP 7680×3840 | 23MP 6720×3360 | 14MP 5376×2688 | 9MP 3040x3040 |
360度カメラ選び方
360度カメラも購入しやすい価格になり、各メーカーから新機種が定期的に発売されるようになってきました。
そんな360度カメラは
・「撮影するシーン」
・「使う場面」
によってどの機種を選べばいいのか違ってきます。

360度カメラの選び方は以下の3つのポイントがあるよ。
まず結論からお伝えしていきます。使いたいシーンで機種を決めるのがポイントです。
- 360度撮影ができるアクションカメラ
防水、防塵、振動に強い
「GoPro MAX」
「Insta360 ONE R」 - 360度撮影ができる高画質カメラ
画質に特化、高解像度
「RICOH THETA Z1」
「KANDAO QooCam 8K」 - 360度カメラのエントリーモデル
手軽・初心者におすすめ
「RICOH THETA SC2」
「Insta 360 GO」
アクションカメラで絶大な人気を誇る超有名なGoProからMAX。誰もが認める360度カメラの先駆メーカーInsta360から最新のONE Rを含む2機種。
KANDAOからは6機種の中で最も高解像度のQooCam 8K。国内メーカーからはリコー社製フラッグシップモデルTHETA Z1とスタンダードモデルのTHETA SC2。
どれも魅力のある360度カメラです。
購入するなら価格も落ち着き完成度も高くなった今がおすすめ。
どちらも防水、防塵性能に優れ少々荒い使い方をしてもビクともしない丈夫な筐体で人気のカメラ。

アウトドア派にはアクションカメラがおすすめだよ。どんな場面でも使えるタフなカメラ。
きれいすぎる画質は驚きの域に達している。感動の動画ならこの2機種で決まり。

大切な思い出は写真も動画もキレイな画質で残したい。そんな人におすすめ。

スマホを使うような感覚で手軽に360度撮影を楽しみたい人におすすめだよ。
360度カメラ選びで買って後悔しないようにそれぞれ詳しく解説していきます。
360度カメラとは
販売される機種も多くなり、価格もおちつき購入しゃすい価格で販売されるようになってきました。最近ではインスタグラムなどSNSで360度カメラで撮影した動画や写真をよく見かけるようになりましたね。
撮影者を中心として画角に関係なく360度の撮影できる魚眼レンズとセンサーで360度の映像を可能にしたカメラは
「全天球カメラ」もしくは「半天球カメラ」
とも呼ばれています。

360度の画像を上下・左右にスワイプしてみてね。
@みなとみらい - Spherical Image - RICOH THETA
Milky Way from an Norikura Observatory in Mt. Marishiten-dsake, Japan - Spherical Image - RICOH THETA
一般的なカメラとは違い
・上下
・左右
360度、全ての空間を撮影することができるので、撮った動画をスマホで見るのはもちろんですが、上画像のように操作ができます。
またVRゴーグルを使うことで撮影した風景を、その場所で見ているかのような体験ができるのもこのカメラの特徴です。
全天球と半天球の違い
360度カメラには
・全天球カメラ
・半天球カメラ
があります。
360度カメラを選ぶ中でこの2つの違いについてぜひ知っておきましょう。
全天球カメラとは
下の画像で見ると全天球カメラの仕組みが簡単に理解できます。
2つのレンズとセンサーで上下左右の全方位の空間を撮影し、画像や動画をデジタル処理によりつなぎ合わせ(スティッチ)360度の映像を可能にした
・全天球カメラ
とも呼ばれる360°カメラ。
出典:http://www.nikon-image.com/
・ニコン製の全天球カメラKeyMission 360の画像をお借りしています。

- 魚眼レンズが2枚
- 360°の全方向が撮影できる

全ての方向が撮れる全天球カメラは、写真や動画に入れたくない三脚等も入ってしまうデメリットがあるんだ。
機種によっては自撮り棒を使って全天球撮影した際に、自撮り棒が写ってもデジタル処理で消える360度カメラも販売されています。
半天球カメラとは
半天球カメラは全天球とは違い1つのカメラレンズで撮影します。
図解で見ると簡単に解る、水平方向360°の撮影と地球儀の上半分が撮れる360°カメラ。
出典:https://www.maspro.co.jp/
・コダックSP360 4Kの画像をお借りしています。

全天球カメラと違い水平方向と上半分のみ撮れる360°カメラだから、自撮り棒や三脚の映り込みは気にする必要がないカメラ。

- 魚眼レンズが1枚
- 水平方向360°と地球儀の上半分の撮影ができる
360度カメラの画質・機能・防水性能を比較
360度カメラの比較まとめページでは
・本体のサイズ
・重量
・解像度
・フレームレート
・防水性能
・静止画
・稼働時間
などそれぞれの機能を分かりやすくまとめています。
6機種はどれも高解像度のカメラ。
その中でもQooCam
・8Kの高解像度360度カメラ
が手に届きそうな価格帯で購入できる点は高評価。
さらに
・Insta360 Rの5.7K
・GoPro MAXの5.6K
と高解像度のカメラが揃う。
見逃してはいけないのがリコー製のTHETA Z1。解像度は4Kとなっていますが、このサイズのカメラで
・1インチのCMOSセンサーを搭載
圧倒的な高画質で次元の違いを感じさせる360度カメラ。
価格はハイスペック高性能機で「5万~6万円台」。

なかなかいい値段だけど全天球の360度カメラは本体に2つのカメラレンズとセンサーが付いているからその分価格も高め。
THETA Z1は10万超えの価格ですが、1インチの大型センサーで異次元レベルの画質、性能を備えた完成度の高いハイスペック機種。
暗所性能に強いので夜景や星を撮りたいならおすすめのカメラ。
THETA SC2は3万円台でリーズナブル。入門機として購入しやすい価格帯です。

THETA SC2は薄くて持ちやすいデザインで女性にもおすすめだよ。
スペック一覧表で360度カメラの気になる点をよく確認して後悔のない機種ように機種選びの参考にしてみてください。
GoPro MAX VS Insta 360 ONE R 比較
アクションカメラで絶大な人気のGoProシリーズから登場した
360度カメラのGoPro MAX
と360度カメラではプロ用も販売している人気の
Insta 360シリーズの最新機種のONE R
を比較。

360度カメラのアクションカメラで選ぶならこの2機種がおすすめ
高性能機種のこの2台は360度の撮影ができるアクションカメラ。
・マウンテンバイク
・ロードバイク
・オートバイ
に専用マウントで取り付けて使えるだけでなく、マウントを使えばヘルメットにも装備可能。
アクションカメラは振動にも強く、防水性、防塵にも優れ、海や川、山でも使える
- GoPro MAX
- Insta ONE R
どちらもアクションカメラとしての完成度は高く360度カメラはもちろん、シングルカメラとしても撮影ができる2機種。

気になる2つの360度カメラを徹底比較していくよ。
Insta360 ONE Rはシングルカメラとして使うには360度モジュール+4Kカメラもしくは1インチモジュールが付いたパッケージのみ
360度アクションカメラ対決
この2機種はアクションカムとして人気です。どちらも優れた防水性と防塵性、少々のことでは壊れない強靭ボディが魅力。
・共に防水性能は5m。
ハウジング無しで水中での撮影もできます。
さらにオートバイやマウンテンバイクの振動も耐える強靭なボディ、オフロードなどのほこりが舞う場面でも問題なく撮影をすることができます。
イメージ画像 | メーカー 機種名 | 評価 | 実勢価格 | 発売日 | 本体サイズ | 動画サイズ | センサー | F値 | 防水性能 | 静止画画質 | 手ブレ補正 | Wi-Fi | Bluetooth | バッテリー | 作動時間 | 重量 | 詳細へ |
![]() | GoPro MAX | (4.5 / 5.0) | 61,000円 | 2019年10月25日 | 69×64×24 mm | 5.6K/30fps | - | - | 5m | 撮影時18MP ステッチ後16.6MP | MAX HyperSmooth | 対応 | 対応 | - | 35分~115分 | 154g | 詳細を見る |
![]() | Insta360 ONE R | (4.0 / 5.0) | ツイン版 54,000円 | 2020年2月 | 72mm x 48mm x 43 mm | 5.7K/30fps | - | F2.0 | 5m | 6080 x 3040 | FlowState | 対応 | 対応 | 1190mAh | 70分 | 130.5g | 詳細を見る |
GoPro MAX及びInsta360 ONE Rについては360度カメラのスペックのみを記載しています。
基本スペック比較では
・解像度
・フレームレート
・防水性能
は互角の性能です。
どちらも魅力的な機種だけにスペックを知れば知るほど選ぶのを悩んでしまいます。
同じような基本スペックを持つ360度カメラですが、それぞれに違った魅力を満載した360度アクションカメラの性能や出来ることを見ていきましょう。
GoPro Maxは360度カメラ+HEROモードを搭載しているので通常の動画や静止画撮影もできる。
一方でInsta360 ONE Rはレンズを組み替える全く新しい360度カメラ。
後ほど詳細を説明していくので気になる方はよく比較しよう。

サイズはONE Rの方がコンパクトでスマートな印象だね。
本体サイズは、横幅はONE Rの方がMAXよりも少し大きい。高さはONE Rが低く、厚さはMAXの方が薄い。
GoPro MAXの特徴
GoPro MAXは人気の360度カメラ。
GoProの代名詞と言えば頑丈な筐体と抜群の耐久性。とにかく丈夫で防水性能、防塵性能に優れたアクションカメラとの認識が定着したカメラです。
- HEROモード
- 360°モード
を撮影状況に応じて使い分けができるカメラです。
360度カメラがメインとなるMAXですが、通常の撮影もできて360度の全方位の撮影もしたい方におすすめ。
HEROモード | 360°モード |
従来のGoPro HERO9や10と同様の撮影ができるモード | 360°で撮影ができるモード。カメラの存在を気にする必要がなく撮影を楽しめる。 |
GoPro HEROシリーズと同様のシングルカメラモードと360°カメラの3カメラが1つになったのがMAXです。
シングルカメラでは撮れないカメラアングルが360°カメラの魅力です。
GoPro MAXは画質だけでなくマイク性能も優秀です。どの角度から見ても完成度の高い360度カメラ。
GoPro MAXの防水性能
GoPro HEROシリーズでは防水性能は水深10mですが、MAXは水深5mの防水。
海や川でも抜群の耐久性を誇る MAXなら安心して使える。
- Max HyperSmooth
- Max SuperView
- 再フレーム
- PowerPano
- 360度オーディオ
- Max Time Warp

GoPro MAXはアクションカメラとしての完成度が高く単なる360度カメラとしてではなく、最も優れたアクションカメラに+360度カメラで最強。

GoProシリーズが気になる方はこちらのどれがいい!GoPro HERO8・9・10の比較+MAXも違いが簡単に分る【2022年】もおすすめです。
Insta 360 ONE Rの特徴
全く新しい発想のInsta360 ONE Rには3つのモジュールがあり、7つのパッケージの中から選べる構成。
自分でカスタマイズして選ぶこともできるので親切なユーザー目線の設計がポイント。アクセサリーも必要なものが選べるようになっています。
360度レンズだけでなく
・4Kレンズ
・1インチ
のレンズも組み換え可能な革新的と言えるアクションカメラ。
パッケージは以下
4K版 | 価格 |
通常版 | 43,120円 |
プレミアムセット | 49,440円 |
4K版は「4Kブーストレンズ 」のみで360度レンズは含まれません。
ツイン版 | 価格 |
通常版 | 75,180円 |
プレミアムセット | 81,500円 |
スノーキット | 88,320 |
バイク撮影キット | 87,070 |
クリエイターキット | 86,380円 |
ツイン版では
・4Kブーストレンズ
・360度レンズ
の両方が付属し、価格もお得な設定となっています。
トリオ版では
・4Kブーストレンズ
・360度レンズ
・5.3K1インチ広角モジュール
あとでモジュールのみ追加購入をすることもできるようになっています。
モジュールは以下の3タイプ。
- コア
- バッテリーベース
- マウントブブラケット
- レンズキャップ(360度モジュールのみ)
上記の同梱品+以下のモジュールがセット。
おすすめ | モジュール | 内容 | 価格 (税抜) |
---|---|---|---|
4K版 | 4K広角 | 36,000円 | |
○ | 360度版 | 360度版 | 50,000円 |
○ | ツイン版 | 4K広角/360度 | 54,000円 |
1インチ版 | 1インチ広角 | 62,000円 | |
ドローン版 | 360度スプリット | 62,000円 | |
○ | エキスパート版 | 1インチ広角 /360度 |
86,000円 |
トリオ版 | 1インチ広角 /4K広角/360度 |
90,000円 |
Insta360 ONE Rの魅力は360度カメラだけでなく4Kモジュールも1インチセンサー最高画質のモジュールも選択できるし、トリオ版なら取り換えて用途に合わせて使えるのがいい。

ONE Rはいろいろなパッケージから選べるのは高ポイント。
ツイン版の構成は以下の画像で見てみましょう。
360度カメラ5.7Kも4K動画も楽しみたい方には断然おすすめ。
1番人気のお得パッケージ。
モジュールを取り換えれば3つのカメラが使える便利さ。
360度カメラのみ購入して、後から1インチセンサーの高画質カメラが欲しくなれば、モジュール単体を別途購入することも可能。
拡張性は抜群です。
下部のバッテリースペースも単体で購入が可能。
Insta360 ONE Rの防水性能
モジュールを外して組み換えができるケースは、なんとIPX8の防水規格5mの防水性能を備えているのはスゴイと感じる。
防水機能だけでなく衝撃を吸収する厳選素材で強靭なボディの頑丈設計。
- スタープラスモード
- 見えない自撮り棒
- 方向追跡
- ディープトラッキング
- ハイパープラス
- バレットタイム2.0
- 編集ラボ
- タイムシフト
- オートフレーム
- FLASHCUTスマート編集
スターラプスモードがスゴイ
Insta360 ONE Rにはスターラプスモード機能があり、自動で露出(明るさ)を調整、星の軌跡をタイムラプスで追いかけるため星が円を描く動画を誰にでも簡単に撮ることができる。

星が回転する動画はキレイ。Insta360 ONE Rを使えば初心者の人でも簡単に撮れるよ。
Insta360 ONE Rは消える自撮り棒がおすすめ
Insta360 ONE Rにはバレットタイム撮影キットがオプションで選択可能。
これは単なる自撮り棒ではありません。
自動的に撮影した動画から自撮り棒が消える。これを使えばあり得ない動画も撮れてしまう面白さ。

自撮り棒が消えて見えなくなるなんて不思議。棒が見えないを利用したあり得ない面白動画が撮れそう。
FLASHCUTスマート編集
ONE Rはアプリも優秀。
FlashCutスマート編集は、AIが自動で編集してくれる完成度の高い専用アプリ。
撮った映像はAIが編集(撮影時間、映像テーマ、クオリティを自動分析)映画風の動画も簡単、すぐにSNSにシェアができます。
Insta360はSNSでシェアすることを考えているメーカーでアプリでの編集機能が素晴らしい。
SNSにシェアをする頻度が高いユーザーにおすすめのONE R。

KANDAO QooCam 8K VS RICOH THETA Z1 51GB 比較

高画質ならこの2機種がおすすめ。解像度だけならQooCam、1インチイメージセンサーのTHETA Z1は異次元レベルの高画質だよ。
QooCamはなんと8Kが撮れる超高解像度の360度カメラ。
対するRICHO THETA Z1は1インチ型裏面照射型CMOSイメージセンサー搭載したリコーのフラッグシップモデル。
VRカメラを得意とするKANDAOのQooCamは世界最小のタッチスクリーンが付いた8K 360度カメラ。

どちらの機種も高画質の高性能機種だね。
360度カメラ高画質対決
この2機種はどちらも超高画質。綺麗な動画、写真が撮れるKANDAO QooCamは世界最小8Kの360度カメラ。
リコーTHETA Z1は1インチの大型センサーを搭載。
イメージ画像 | メーカー 機種名 | 評価 | 実勢価格 | 発売日 | 本体サイズ | 動画サイズ | センサー | F値 | 防水性能 | 静止画画質 | 手ブレ補正 | Wi-Fi | Bluetooth | バッテリー | 作動時間 | 重量 | 詳細ページ |
![]() | KANDAO QooCam | (3.0 / 5.0) | 61,000円 | 2019年9月 | 145×57×33 mm | 8K/30fps 4K/120fps | 1/1.7 | F2.0 | 非対応 | 7680×3840 | 6軸IMU | 対応 | 非対応 | 3000mAh | 90分 | 245g | 詳細を見る |
![]() | RICOH THETA Z1 51GB | (4.5 / 5.0) | 11,7500円 | 2019年5月 | 132.5×48×29.7 mm | 4K/29.97fps 2K/29.97fps | 1インチ | F2.1, 3.5, 5.6 | 非対応 | 6720x3360 | 手振れ補正 | 対応 | 対応 | - | 60分 | 182g | 詳細を見る |
基本スペックで見ると何と言ってもKANDAOのQooCamの8Kに目が行く。8Kでは30FPSとなっているが、4K/120FPSと超滑らかな映像も実現している。
RICOH THETA Z1の解像度は4Kとなっているが、1インチの大型センサーで高画質を実現している。夜景や薄暗い室内での撮影にも強くノイズ低減性能を発揮。
解像度だけで見るとQooCamの8Kと比較すると物足りなさを感じてしまうが、高価格な分THETA Z1は異次元の高画質と言える。
8Kの高解像度は抜群に綺麗な映像、どちらも最後まで購入の比較対象に入れておきたい機種である。
KANDAOのQooCam 8Kの特徴
小型の360度カメラの中では8Kで360度カメラとしては最高品質と言えるQooCam。この手のカメラはファームウェアの更新を何度も繰り返し問題点を改善していく形になるので現時点では不安定な部分や、問題点もいくらかはあると思われるが、後々改善されていく。
QooCamはコンシューマ向けでは唯一の8Kが撮れる360度カメラ。8K/30FPS、さらに4K/120FPSで撮影することができる。4Kライブストリーミング配信も可能。
1/1.7インチセンサーを搭載し画素数は20MP(2000万画素)
サイズはGoPo MAXやInsta360 ONE Rと比較するとかなり大きいと感じるサイズ。ただそんなことは気にならないほどQooCamの8K高画質は期待感満載の機種。
QooCam 8Kの防水性能
本体には防水機能がないのが残念な点ではあるが、アクセサリーのダイビングケースを使えば防水対応は可能。
- 魔法のように自撮り棒を消す機能を搭載
- RAW+モード
- 10-bitの動画撮影
- AI Slow Motion
- SmartClip
- ハイパーラプス
- Vlog Live
魔法のように自撮り棒を消す機能を搭載
まるで魔法?不思議なことに自撮り棒が消えている。バイクに乗る人の左手に注目。これを使えばあり得ない動画が撮れる。

自撮り棒が消えるなんて不思議。上手く撮影できれば第三者が撮っているような動画を自分で撮ることもできるし、あり得ないようなアングルからの撮影も可能だね。
ハイパープラス
まるで時間旅行しているかのような時間をワープする動画。2倍から32倍速まで加速した動画を楽しめる。手ブレ補正がしっかりしたQooCam 8Kだからこそ実現できる機能。

何十倍速で短時間でワープ旅行を楽しんでいるかのような機能は、あって当然のようになってきた機能の1つ。
自分の旅行体験をまとめて短時間で見るのにもいい。

RICHO THETA Z1の特徴
THETA Z1はRICHOシリーズのフラッグシップモデル。今回比較する中で一番高額な360度カメラは10万超え。1インチ大型センサー、本体の素材、機能、画質どれをとっても最高の360度カメラである。
Z1は記録できるだけのカメラではなく、表現できるカメラ。
本体はマグネシウム合金
Z1の本体には軽量&耐久性の高い素材として有名なマグネシウム合金を採用。さすがフラッグシップモデルだけに妥協がない。高級感と堅牢性を意識したモノ作りはあすがである。
シボ塗装が見た目も手に取った感触も良い感じに仕上がっている。
バッテリーレベルが分る有機ELパネル
THETAシリーズでは初となる、電池残量や撮影モード、撮影残り枚数、F値、ISO感度値が即わかる表示パネルが付きより使いやすくなった。
金属製の三脚ネジ
耐久性を重視したモノ作りがされたZ1は、三脚ネジ穴にも妥協がない。より過酷な状況下での使用にも耐える設計だ。
RICHO THETA Zの防水性能
本体での防水性能はなし。
- 1.0型裏面照射型CMOSイメージセンサー搭載
- RAW(DNG)での保存が可能
- 4chマイク搭載
- 360度ライブストリーミングが4Kに対応
- 専用編集アプリ「THETA+」
- OSにAndroid™ベースのシステムを採用
1.0型センサー大型センサー
高精細な綺麗な画像にこだわったリコーのフラッグシップモデルは新レンズユニットと1インチ大型イメージセンサーと高品位な写真編集を行うための記録形式であるRAWを備えている。
センサーサイズの大型化によりISO感度6400を実現した高感度のZ1なら星も驚くほどきれいに撮れる。
鮮やかな映像と4chマイクによるクリアな音で最高品質の360度カメラを実現したのがZ1。
専用編集アプリ「THETA+」
スマホやiPhoneにアプリをダウンロードするのと同じように、THETA Z1にリコーまたは他が開発したプラグインをインストールすれば新しい機能を追加することができる。自分だけのTHETA Z1を手に入れることができる。
YouTube変換用アプリなどい様々なアプリがある。

RICOH THETA SC2 VS Insta 360 GO 比較
この2機種はサイズで言えば全く違う機種。RICOH THETA SC2は使いやすさとデザイン性を追求した気軽に楽しめるがコンセプトの360°カメラです。
Insta360 GOは他の360度カメラとは違う手のひらに収まる超小型の360度カメラです。ミニサイズで他の機種とは違う使い方もできる面白いカメラ。
イメージ画像 | メーカー 機種名 | 評価 | 実勢価格 | 発売日 | 本体サイズ | 動画サイズ | センサー | F値 | 防水性能 | 静止画画質 | 手ブレ補正 | Wi-Fi | Bluetooth | バッテリー | 作動時間 | 重量 | 詳細へ |
![]() | RICOH THETA SC2 | (4.5 / 5.0) | 33,455円 | 2019年12月 | 130.6×45.2×22.9 mm | 4K/29.97fps | 1/2.3 | F2.0 | 非対応 | 5376x2688 | 6軸ジャイロスコープ | 対応 | 対応 | - | 60分 | 104g | 詳細を見る |
![]() | Insta 360 GO | (3.5 / 5.0) | 22,000円 | 2019年9月 | 49.4×21.4×14.85 mm | 2720x2720/25fps | - | F2.1 | IPX4/生活防水 | 3040x3040 | FlowState(6軸ジャイロスコープ) | 非対応 | 対応 | - | 60分 | 18.3g | 詳細を見る |
THETA SC2は選べるカラーが4色で、幅広い年齢層を意識したモノづくりがされた360度カメラです。GOは人気のInsta360から発売された最も小型の360度カメラ。
この2つはコンセプトが違うため比較対象にはならないがそれぞれの画質、性能などを見ていこう。
RICOH THETA SC2の特徴
使いやすいを追及したTHETA SC2はRICOH製の中では、中間に位置するスタンダードモデルの360度カメラです。
起動からわずか1.5秒で撮影ができるから撮りたい瞬間を逃さないのが魅力。誰もが使いやすいRICOH SC2は、デザインもシンプルで癖がなく360度カメラの入門用としてビギナーにもおすすめです。
特化した機能はないがその分価格もリーズナブル。

いろいろと複雑な機能があると使い方が分らない。そんな方も多いと思う。操作が簡単で360度の撮影が手軽できるTHETA SC2は女性にもおすすめだよ
THETA SC2の防水性能
残念ながら防水機能はないので、水があるところでの使用には注意が必要。
- オート撮影
- HDR合成
- THETA+

Insta360 GO2の特徴
わずか20gの360度カメラなのに高性能。Insta360のFlowState6軸ブレ補正を内臓。超小型でもブレない動画が撮れる。

このザイズでこの機能はさすがInsta360。超小型でも本格的な360度のアクションカメラだよ。
Insta360 GO2の防水性能
IPX4の生活防水仕様なので水しぶき程度はOKということになる。水を直接掛けるのはNG。
- AI編集
- ハイパーラプス
- スプラッシュ防止
- どこにでも固定可能
- バレルロール
- スローモーション
Insta360 GOの主な機能が分る公式動画。
Insta360 GOはハンズフリー撮影ができるアクセサリー。これを使えばあらゆる場所に取り付けて撮影ができる。

360度カメラのおすすめ4選
4メーカーの6機種を比較してきました。その中でも最新高性能&高画質の機種がやはり気になる。どれを選んでも間違いはないが、この4機種はどれも所持したいと思うのが正直なところ。
それぞれに違う特徴を持つこの4機種。どの機種にするか迷っている方、360度カメラの選び方としては使う目的別に絞っていくのがいい。
- GoPo MAX
- Insta360 ONE R
- KANDAO QooCam 8K
- RICOH THETA Z1
解像度で選ぶならKANDAO QooCam 8Kがおすすめ。夜景も星も綺麗に撮りたいなら大型1インチセンサーを搭載したTHETA Z1。
気を使うことなくカメラを遊びに使いたい方、持ち運びや扱いやすい重量とサイズ感で選ぶならGoPo MAXとInsta360 ONE R。

アクションカメラを選んでカメラを過酷に使い倒す?それとも綺麗画質で景色や星空を撮る?
自撮り棒やマウントに付けて撮影することが多くなる360度カメラでは重量も比較に入れたい。
比較一覧でもう一度確認してみよう。
機種 | 解像度 | 防水 | 重量 |
---|---|---|---|
GoPro MAX | 5.6K/30fps | 5m | 154g |
Insta360 ONE R | 5.7K/30fps | 5m | 130.5g |
KANDAO QooCam 8K | 8K/30fps | なし | 245g |
RICOH THETA Z1 | 4K/29.97fps | なし | 182g |
QooCamは重量が他の3機種よりも約80~100gほど重い。自撮り棒をよく使う人はできるだけ軽量の方がいいですね。
防水性能ではGoPo MAXとONE Rは5mの防水性能。

アクションカメラで選ぶ!拡張性ならInsta360 ONE R、安定性ならGoPo MAXだね。
QooCamとTHETA Z1はなし。海や川でよく使う人は防水ありがおすすめ。
どれか1つとなると選ぶのが難しいですが、下の比較表を参考にしてみてください。
機種 | 360度 アクションカメラ |
360度 高画質カメラ |
価格 (税抜) |
---|---|---|---|
GoPro MAX | ○ | 61,000円 | |
Insta360 ONE R | ○ | 54,000円 | |
KANDAO QooCam 8K | ○ | 61,000円 | |
RICOH THETA Z1 | ○ | 11,7500円 |
①360度カメラのおすすめ GoPro MAX

この手のガジェット好きなら誰もが知ると言っても過言ではないGoPro。人気度で選ぶならMAXがおすすめ。
純正だけでなく、社外品のアクセサリーやマウントも豊富に販売されている。買ってからも飽きずに使えるのがGoPoのいいところ。

②360度カメラのおすすめ Insta360 ONE R

ハードに使いたい、少々手荒く使っても立てる筐体と拡張性を求めるならInsta360 ONR Rがおすすめ。

③360度カメラのおすすめ KANDAO QooCam 8K

圧倒的高解像度の8KならOooCam 8Kがおすすめ。価格がおおよそ3倍もするOooCam 8Kの上位機種、Enterpriseが2020年9月に登場した。
5Gに対応した8K VRライブ配信が可能な360度カメラ。

④360度カメラのおすすめ RICOH THETA Z1 51GB

手にした時の高級感のある筐体と1.0型のセンサーと23MPの静止画。とことんきれいな映像にこだわったRICOHのフラッグシップモデル。
ボディは強いマグネシウム合金。使いやすさも追及したおすすめのカメラ。

360度カメラのバイク用 ツーリングにおすすめ
アクションカメラ人気でバイクのヘルメットやオートバイ、ロードバイクのハンドルに取り付けて撮影する方も多いこの手のガジェット。
メーカーもアクションカメラをバイクに取り付ける専用マウントを付属させたパッケージを発売しています。
GoProとInsata360 X2はバイク専用のハンドルマウントも販売。
オートバイの振動にも強く、ロードバイクに取り付けてツーリングも、オフロードバイク、マウンテンバイクで山を走っても埃もへっちゃら。
突然の風雨でも問題なし。走る景色を360度カメラで撮る。

360度のアクションカメラをバイクの車体やヘルメットに付ける人も増えたね。


Insta360 ONE X2がバイクにベスト
ONE X2はONR Rと比較すると、よりバイクへの取り付けにはおすすめ。360度カメラの解像度は5.7K、手ぶれ補正はもちろん、見えない自撮り棒も付属する。
ONE X2はポケットサイズの360度カメラ、バイクに取り付けにちょうどいい。カメラの録画開始はスマホでできるのでONE X2の取り付け位置は手の届かない場所でも問題がない。
この360度カメラでツーリングを楽しむ、間違いなくいままで以上にバイクライフが楽しくなるガジェット。

360度カメラのメリット
バイクに乗り360度カメラを取り付けて前方を撮っていても画角に関係なく
・左右方向
・上下方向
と全てが映像として記録されます。
バイクでキレイな景色を見ながら走ってきたルート、自分が見ていない景色はたくさんあります。
そんな見ていない景色を後で見ることができるのが360度カメラの最大のメリットです。
撮った動画を専用アプリで編集することで360°VR動画を簡単に作成することができます。
【Insta 360 ONE Rの動画サムネイル】
360度カメラの取り扱いは注意が必要
全天球カメラは、画像で見て分るようにボディに2つのレンズがついています。
一般的なシングルレンズのカメラや半天球カメラならレンズ面が触れないように置くことができますが
360度カメラは魚眼レンズで(球面)になっているうえに両面にレンズが付いています。
機種にもよりますが、置き方に気をつけなければレンズに傷をつける可能性が高いので、取り扱いには注意が必要。

保護ケースやレンズを保護するカバーが付属している機種もあるよ。とにかくレンズに傷が付いたらカメラがダメになるから注意してね。

GoPro MAXとInsta360 ONE Rは、保護レンズキャップが付属しているから状況に合わせて透明カバー取り付けてレンズを保護しよう。
360度カメラでインスタ映え!写真や動画はInstagramにシェア
360度カメラが人気となった理由の1つにSNSは外せません。
特に写真や動画をメインに投稿して楽しむInstagramでは360度カメラの面白い写真、動画が何万件と投稿されています。
上から見た映像など普段目にすることができないシーンも撮影できるのでとにかく楽しめます。
・まさに映える。
ほとんどの360度カメラでは専用アプリで編集もでき、簡単にSNSにシェアができる。
インスタ映えなら360度カメラがおすすめ。

編集アプリはInsta360がいいみたいよ。AIが最適な編集を自動でしてくれるんだって。難しいことが苦手な人におすすめね
360度カメラならこんな動画が撮れる
360度カメラなら小さな惑星の上に
人や車、木、家
などが立っているようなイメージの「リトルプラネットも動画」を編集して簡単に作ることができます。
他にも
・ミラーボール
・二画面
などいろいろなことができます。
手ブレ補正を搭載したぶれない360度カメラで実際に撮られた動画を見ると感動的な美しさと、面白い動画に感動する。
自撮り棒を使うことで空中からの撮影も、まるで第三者が撮っているかのような動画を撮ることができます。
リトプラネット動画のサムネイル
【サムネイルはQooCam 8K】
全天球カメラならVR編集でこんな動画も簡単作れる。撮るのがどんどん楽しくなる。
この記事のまとめ
全天球カメラで撮ればSNSに投稿したくなること間違いなし。
写真も動画も編集するのがさらに楽しくなるカメラです。
インスタ映え間違いなしのキレイな風景写真や動画、工夫をすればとても面白いシーンが撮れるのが360度カメラ。
特にGoPro MAXとInsta 360 ONE Rはおすすめの機種。
KANDAOのQooCamの8Kも外せない。この3機種はどれも高解像度で高性能です。
小型のInsta 360 GOはサブ機として手に入れるのもいいかもしれません。ポケットに入れて持ち運ぶような手軽さがGOのいいところです。
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