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Canon(キヤノン) EOS R6 レンズキット RF24-105 IS STMのレビュー!MarkⅡが発売もR6を買った!

Canon(キヤノン)EOS R6 MarkⅡが発売されましたね。しかしあえて「EOS R6」を購入したので実機をレビュー。

あの「EOS R5」よりも低価格で販売される「EOS R6」は決して安くはありませんがこれなら購入できるという価格帯で発売されたのが大きなポイントです。

価格で言えば今回発売された「EOS R6 MarkⅡ」との価格差はボディで約99,000円。

今回大きく変更があったのがCMOSセンサー。

「EOS R6」は2010万画素ですが「EOS R6 MarkⅡ」には新開発のCMOSセンサー2420万画素が搭載されています。 

機種EOS R6EOS R6 MarkⅡEOS R5
価格/ボディ29,7000円396,000円572,000円
CMOSセンサー2010万画素2420万画素4500万画素
ピクセル数5472×36486000×40008192×5464
常用ISO感度100~102400100~102400100~51200
動画撮影4K4K8K/4K
EOS R6 vs EOS R6 MarkⅡ vs EOS R5

とは言え「EOS R6」はフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼です。その圧倒的性能は「EOS R6 MarkⅡ」が登場しても健在です。

本記事ではこれからフルサイズミラーレスの購入を検討する初心者の方にも分かりやすくEOS R6の実機でいろいろな角度からレビューを紹介していきます。

キヤノンのハイアマチュアモデル!フルサイズミラーレス一眼

はじめにキヤノンのカメラについて知ってもらうために、レンズ交換式カメラのラインナップを紹介していきます。

CMOSセンサーミラーレスカメラ一眼レフカメラ
プロフェッショナルモデルフルサイズEOS-1D X Mark III
ハイアマチュアモデルフルサイズEOS R3
EOS R5
EOS R5 C
EOS R6 Mark II
EOS R6
EOS R
EOS 5D Mark IV
ミドルクラスモデルフルサイズ
APS-C
EOS R7
EOS R10
EOS RP
EOS 6D Mark II
EOS 90D
エントリーモデルAPS-CEOS Kiss M2
EOS M200
EOS Kiss X10i
EOS Kiss X10
EOS Kiss X90

4つのクラスで18機種のラインナップがあります。

今回購入した「EOS R6」はハイアマチュアモデルのミラーレスカメラです。

Canon EOS R6のスペック

センサーサイズフルサイズ
センサー形式DP CMOS
有効画素数2010万画素
最大記録画素数5472×3648
動画4K/60fps
常用ISO感度100~102400
拡張ISO感度50
204800
モニター
稼働方式
3.0型バリアングル
タッチパネル
防雨・防滴対応
サイズ98.4×138.4×88.4
質量
メディア・バッテリー含
680g

Canon EOS R6の開封レビュー

EOS R6 BOX

ではいよいよ開封をしていきます。開封なんてどうでもいいよと言われそうですがすみませんがお付き合いください。

本体とご対面するまでは大したモノはありません。1段目は説明書の下に隠れていますがバッテリー充電器とバッテリー本体。

2段目はなぜかストラップのみ。なんかスカスカで寂しい雰囲気。

そしていよいよ3段目はメインのカメラ本体とレンズ。

今回購入したのはすぐに撮影ができるように「RF24-105 IS STM レンズキット」を購入しました。

Canon EOS R6のデザイン

EOS R6 BODY 正面

そして待ってました、梱包材を外してご対面。わーおーカッコイイずっとほしかった「Canon EOS R6」。

と言ってもこのミラーレスはカメラ好きの娘が購入したカメラです。

EOS R6 BODY モニター側

背面もいい感じですね。

レトロ感が好きな方には向かないデザインですが、写真より実物の方が100倍カッコイイ、これぞフルサイズレンズ交換式カメラ感が最高です。

30万円を超えるカメラなのでモニターには液晶保護フィルムを即貼りました。

インターフェース

2つ搭載されるSDカードスロット

SDカードスロット。スロットは2つ搭載。

SDカードは「ProGrade Digital (プログレードデジタル) 【SDXC UHS-II V60】 GOLD 250R 128GB」を購入。

とりあえず1枚購入して問題ないか確認して同じSDカードを追加購入。

SDカードスロット1にSDカード挿入

SDカードをダブルスロットの「1」に入れてみた。

インターフェース

反対側にはそれぞれ端子カバーがあり、カバーを開けると

・左上・・「MIC」外部マイク入力端子
・左中・・ヘッドフォン端子
・左下・・リモコン端子
・右上・・デジタル端子
・右下・・「HDMI OUT」HDMIマイクロ出力端子

Canon EOS R6 レンズキット付属の「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」

レンズサイド:RF24-105mm F4-7.1 IS STM

RFマウントで高画質でもコンパクトサイズを実現した標準のズームレンズ。まずは持っておきたい万能レンズです。

焦点距離は広角24mmから105mmまでカバー。

マニュアルフォーカス「Center Focus Macro」ではレンズの先端から約2.5cmまで被写体に近寄ってのマクロ撮影もできます。

キットのレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」は単体で購入すると約66,000円ほどしますが、キットで購入すると

・ボディが335,500円
・レンズキットが379,500円

差額は44,000円なので約22,000円もお得に購入できることになります。

タクマ

持っておいて損はないレンズなのでカメラ初心者ならキットがおすすめ。

「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」仕様

レンズ正面:RF24-105mm F4-7.1 IS STM
RF24-105mm F4-7.1 IS STM仕様
画角(水平・垂直・対角線)74°~19°20′・53°~13°・84°~23°20'
レンズ構成11群13枚
絞り羽根枚数7枚(円形絞り)
最小絞り41
最短撮影距離AF時:0.2m(24mm時)、MF時:0.13m(24mm時)
最大撮影倍率AF時:0.4 倍(105mm)、MF時:0.5 倍(24mm)
フィルター径67mm
最大径x長さ約φ76.6x88.8 mm
質量約395g

Canon EOS R6の持ち歩きと持ち運び性を検証

EOS R6+レンズRF24-105mm F4-7.1 IS STM

レンズをEOS R6 ボディに取り付けてみると、もう最高の一言。ホレボレするこの筐体デザイン。

タクマ

はっきり言ってカッコイイ。

フルサイズ vs マイクロフォーサーズ比較

でもねサイズがね、フルサイズの「EOS R6」と他社オリンパスですがマイクロフォーサーズの「OM D」と並べるとこんにも大きさが違うんです。

フルサイズ vs マイクロフォーサーズ比較正面

正面から見てもこんなに差があります。初心者の方は参考にしてみて下さい。

カメラを本格的に始めるなら僕は「フルサイズ」をおすすめしますが、マイクロフォーサーズかAPS-Cのミラーレスとフルサイズの2つを所持して使い分けるなんて贅沢もいいですね。

パークなどで撮影と乗り物両方を楽しむ、持ち歩き時間が多いときはマイクロフォーサーズ or APS-Cのミラーレス。

ゆっくりと撮影メインでお出かけ時はフルサイズ。

タクマ

カメラを2つ持ちもいいですね

EOS R6 ボディの重量は「622.3g」ん?バッテリー、カードを入れているのにな。フルサイズでこの重量なら優秀です。

メーカーの公表値は約680g(バッテリー、カードを含む)/約598g(本体のみ)。

「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」レンズの重量は「433.3g」

EOS R6 ボディ+レンズの重量は「1014.6g」

あれっボディとレンズを足すと「1055.6g」になるはずが、このデジタル計量器の誤差・・・。

計量器の誤差と思われますが、EOS R6レンズキットのボディ+レンズで重量は約1000g。レンズによって重量は変わりますが持ち歩きでの撮影も許容範囲です。

マイクロフォーサーズのOM-Dはレンズ込みで600g弱。

軽いですね。コンパクトで軽い一眼レフやミラーレスカメラは初心者の方や女性におすすめです。

ただ先述したように本格的にカメラをしたいなら初心者の方でも「フルサイズ」を選んでほしい。

フルサイズのミラーレスカメラ「EOS R6」はディズニーの持ち歩きカメラとしてもおすすめです。

ディズニーカメラのおすすめ

Canon EOS R6のホールド感

カメラを持って構えた時のホールド感は、高性能カメラでは重要なポイントの一つです。

キヤノンの一眼レフ、ミラーレスカメラは全般的にホールド感に優れています。

EOS R6 で撮影している画像

EOS R6では扱いやすいカメラサイズで構えた時に左手はレンズを支え、右手の三本の指(中指、薬指、小指)でしっかりと握れるグリップデザイン、シャッターを押す人差し指の位置が絶妙です。

EOSはやっぱり最高です。

EOS R6 MarkⅡとEOS R6を比較

EOS R6 MarkⅡ vs EOS R6 前面比較

「EOS R6 MarkⅡ」には新開発のCMOSセンサー2420万画素が搭載されて発売されました。EOS R3のセンサー2410万画素が搭載されるのでは?と噂されていましがどうやら違ったようです。

ここは「EOS R6」では画素数2010万画素なのでもうちょっと高解像度がほしいと言うユーザーにも対応した形ではないかと思います。

上位機種の「EOS R5」という選択肢もありますが

ボディのみで572,000円はさすがに手が出ないという人も多いはず。

ただ「EOS R6」でも撮り方や画像編集でどうにかなる問題なので、「EOS R6 MarkⅡ」ボディと約60,500円の価格差をどう考えるかですね。

他の機能面では大幅な変更がなく、60,500円あれば望遠レンズも購入できる価格なのでどちらがいいのか悩んでみるのも楽しいですね。

EOS R6 MarkⅡ vs EOS R6 サイド比較

サイドからのデザインも全く同じで見分けがつきません。

EOS R6 MarkⅡ vs EOS R6 モニター側比較

背面からは違いがほとんど分かりません。ぱっと見で見分けるこおとができる方はそうはいないでしょう。

EOS R6 MarkⅡ vs EOS R6 上部比較

上から比較すると筐体デザインこそ同じですが、操作ボタンのデザインや形状など若干の変更や改良がされています。

EOS R6 MarkⅡとEOS R6のスペック比較

新開発のCOMSセンサー以外では大きな進化点はありません。赤字が違うポイントです。

機種センサー
(サイズ)
有効画素数映像エンジン常用ISO感度
(推奨露光指数)
連続撮影速度連続撮影速度測距エリア(最大)測距点人物検出動物検出乗り物優先静止画測距輝度範囲IBIS
(ボディー内
手ブレ補正機構)
ファインダー(EVF)液晶モニター
画面サイズ/ドット数
タッチパネルバリアングル液晶6K動画4K動画Canon Log防塵・防滴ネットワーク機能記録媒体カードスロット数サイズ(mm)質量

EOS R6 Mark Ⅱ
35mm
フルサイズ
CMOSセンサー
2420万画素DIGIC
X
約 100  ~
102400
拡張ISO:204800(H)相当
電子シャッター使用時最高
約 40  
コマ/秒
メカシャッター・
電子先幕使用時最高
約 12 
コマ/秒
自動選択時
(横)約  100  %
(縦)約  100  %
最大 4897 ポジション
(右目優先・左目優先・選択可)

頭部
胴体
(犬・猫・鳥・


全身
(モータースポーツにおけるクルマ、バイク)
鉄道、飛行機(ジェット機、ヘリコプター)
EV -6.5~21対応0.5 型
約 369 万ドット
OLEDカラー
3.0  型(3:2)
約  162  万ドット
対応対応HDMI RAW出力
クロップしない時のみ
4K/60fps
クロップする・しない
Canon Log 3対応Wi-Fi
5GHz/2.4GHz)
Bluetooth
SD
(UHS-II)
298.4×138.4×88.4約  670 g
(バッテリー、カード1を含む)

EOS R6
35mm
フルサイズ
CMOSセンサー
2010万画素DIGIC
X
約 100  ~
102400
拡張ISO:50(L)、204800(H)相当
電子シャッター使用時最高
約 20 
コマ/秒
メカシャッター・
電子先幕使用時最高
約 12 
コマ/秒
自動選択時
(横)約  100  %
(縦)約  100  %
最大 6072 ポジション

頭部
(犬・猫・鳥)


全身
(モータースポーツにおけるクルマ、バイク)EV -6.5~20対応0.5 型
約 369 万ドット
OLEDカラー
3.0  型(3:2)
約  162  万ドット
対応対応非対応4K/60fps
クロップする・しない
Canon Log/Canon Log 3対応Wi-Fi
(2.4GHz)
Bluetooth
SD
(UHS-II)
297.5×138.4×88.4約  680 g
(バッテリー、カードを含む)

人物、動物、乗り物検出に項目が追加されている他、EOS R6 MarkⅡではより高速通信ができるWi-Fi(5GHz)がに対応しています。

EOS R6の主な性能

動画記録サイズ

動画記録サイズ設定画面

EOS R6は

・4K/60FPS
・フルHD/120FPS

の動画撮影が可能です。普段の動画撮影はFHD画質で十分。

昨今のカメラで考えると特化した動画記録サイズではありませんが、僕が所有するアクションカメラやジンバルカメラと比較すると臨場感が全く違います。

まぁ用途が違うし、CMOSセンサーやレンズも全く違うよと言ってしまえばそれまでですがマイク性能の違いにも大きな違いを感じます。

自然の音、鳥のさえずりや虫の声など、とても高音質で記録してくれます。

4K解像度の動画+高性能マイクで動画を撮るのもとても楽しくなるカメラです。

最高約20コマ/秒の高速連続撮影

シャッター方式設定画面

EOS R6の高速連続撮影は

・電子シャッター約20コマ/秒
・メカシャッター約12コマ/秒

この連写がスゴイ。とにかく早い。

新搭載された[高速連続撮影+]モードのドライブモードを使えば高速で動く被写体の追従も簡単です。

シャッターは

・メカシャッター
・電子先幕
・電子シャッター

の3つのシャッター方式から撮影状況に合わせて選ぶことができます。

ボディ内手ブレ補正

手ブレ補正設定画面

EOS R6にはボディ内手ぶれ補正が搭載されています。

ボディー内には

5軸手ブレ補正機構(In body Image Stabilizer:IBIS)を搭載

しており

レンズ内光学式手ブレ補正(Optical Image Stabilizer:OIS)機構

との制御でRFレンズを使うことで「8段」の手ぶれ補正効果を実現しています。

ジンバルやスタビライザーを使うのも1つですが、R6は手ブレ補正がよく効くのでより手軽に手持ちでの撮影を楽しめるようになりました。

SDカードはデュアルスロット搭載

SDカード デュアルスロット

SDカードスロットが2つあるメリットは大きいですね。

SDカード1がいっぱいになればSDカード2へ自動でデータを書き込み記録させることもできます。

より多くの写真や動画を保存することができます。

SDデュアルスロットのおかげで記録媒体の容量を気にすることなく撮影を思う存分楽しむことができます。

またSDカードを入れるのを忘れやすい人はどちらかのスロットにSDカードを入れておく癖をつけておけば後悔することもなくなります。

記録機能とカード・フォルダ選択

動画、写真をSDカードごとに振り分けの設定も簡単にできます。

これがなかなか便利で、後で編集するときなど別保存しておくと管理がしやすいですね。

ファインダーの固定

画面の表示先設定画面

オート1に設定するとモニターを固定することができます。

ファインダーを覗いたときに「液晶画面が消えないようにする」ことができます。

オート2に設定すると「自動で切り替え」をしてくれるモードです。

オート2ではファインダーを覗くと液晶画面が消灯、ファインダーから離れると液晶画面が点灯します。

液晶モニターが消えるのが面倒な方には「オート1」の設定がおすすめです。

バリアングル液晶

モニターは各設定が簡単にできるタッチパネルを搭載しています。

バリアングル液晶は横に出してクルクル角度が変更できるので、様々撮影シーンで活躍するモニターです。

中央に固定しての撮影はもちろんですが、人混みなどでカメラを上部に持ち上げての撮影でもバリアングル方式の液晶モニターなら角度を変更して撮影ができます。

また逆に地面に這うようなシーンもモニターを確認しながら撮影できる他、液晶画面が正面に回転するので友達とのセルフィー撮影もできます。

Canon EOS R6 レンズキット RF24-105 IS STMのレビューのまとめ

キヤノン EOS R6を紹介しました。

他にもかゆいところに手が届く「EOS R6」にはシャッター音が発生しない電子シャッターを搭載。

電子シャッター方式を使うことで野鳥撮影や静かな環境での撮影も気を使うことなく撮影に集中することができます。

さらに常用最高ISO感度102400を達成した「R6」は暗所撮影性能がさらに向上しています。

僕の娘がこの35mmフルサイズのCMOSセンサーのミラーレスカメラを選んだ理由の1つに本格的に夜景撮影、星の撮影に挑戦したいと思ったからです。

タクマ

初めて購入したマイクロフォーサーズでは物足りなかったみたい。

カメラの撮影に慣れるとより本格的な撮影をしたいと思うようになります。

カメラ初心者の方には30万円以上するカメラなんて必要ないよ。と思う方も多いと思いますが実際に手に持ち撮影するとそのカメラの魅力にどっぷりとハマってしまいます。

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