タイムカードの不正!会社にいない時間も居るように見せかけタイムカードを不正操作する従業員。
そんなことしたらすぐにバレるでしょ!!と思ってしまいますが、実はタイムカードを不正する従業員は個人単独よりも、数名がグルになって行うことがあるので管理者が把握しにくくなるケースがあります。
うすうすタイムカードの不正を耳にすることがあってもその実態解明がなかなかできずに困っている会社側、それをいいことに不正を繰り返す従業員。
そんなタイムカードの不正で困る経営者の方、会社側の管理職の方に向けた、隠しカメラでタイムカード不正の「証拠」を撮影する方法を考えて行きたいと思います。
- タイムカードの不正が行われる状況
- 不正の証拠を集めるには
- 不正を防止するには
タイムカードの不正はこうして行われる
タイムカードの不正、最初は何かしら理由があって少し早く退社したいから1度くらいならバレないだろうと言う軽い気持ちから始まることが多い不正。
しかし1度このような不正を行ってバレないと、もう1回くらい大丈夫かな、またまたもう1回くらいとなり、これが他の従業員にも広がり、職場ぐるみで慢性化してくるケースがあります。
その手口は、従業員同士がお互いに相手のタイムカードを押し合うことで成立します。自分が早く帰りたいときは、残った従業員にタイムカードを正規の退社時間に押してもらう。
このような手口は、同調する仲間がいれば簡単なことです。
最初は10分、20分早く退社するから押してもらう、それがエスカレートすると午後から退社しているのに1日いることにしたりするケースもあります。
経営者や管理者がいない、土日や夜間などに多いタイムカードの不正。
このような不正行為が行われている実態の把握と今後の防止を図らなくてはいけません。
どのようにしたら実態を把握し、証拠を手に入れることいができるのか、またその後の防止策を考えて行きたいと思います。
隠しカメラで証拠を押さえる
タイムカードの不正が行われたら、いきなり防止対策をするのではなく、まずは事実確認と不正を行った者へのペナルティーが必要です。
この不正内容を他の従業員へ周知と、不正を行った従業員へのペナルティーを公表することで、今後の職場環境への悪影響を抑えることを目的とします。
まず、実際に不正が行われている証拠を押さえるにはどうしたらいいのでしょうか。管理者や経営者が不正の行われる土日や夜間などに張り込みするのも現実的ではありません。
無人で不正の「証拠」をとらえるには隠しカメラが適していますが、不正事実を撮影するには従業員にバレないように隠しカメラを設置する必要があります。
タイムカードの時間とタイムカードを押す瞬間が撮影できるように隠しカメラを設置します。タイムカードは1人1枚です。
1人の従業員が何枚も押していたらその時点でアウトです。
しかし押し間違えたからと言い訳をすることもできます。
ただそのような言い訳も、実際に押すべき従業員がいつまでたってもタイムカードを押す姿がカメラに写っていないのに、その従業員のタイムカードが正規の退社時刻に押されていたらそれでアウトです。
とはいえできれば隠しカメラの設置はタイムカードの入れられたBOXなど氏名の書かれた部分が撮影できる位置が望ましいですね。
実態解明には、数か月証拠記録を撮り、全体の不正を見極めるのが望ましいですね。
そんなタイムカードの不正を撮影するのに適した隠しカメラの条件は、会社にあっても全く違和感を感じないこと、全体が撮影できるカメラ。
条件に合った隠しカメラはこの2タイプ。
- 掛け時計型カメラ
- 火災報知器型カメラ
どちらのカメラの上部から斜め下を撮影できるタイプで、よくある監視カメラにあるような角度で撮影できるのが特徴です掛け時計型カメラは時計としての機能も備えているので設置しても「不自然さ」は全くありません。
火災報知器型カメラは、天井に取り付けるタイプなので従業員に気付かれなく取り付けるタイミングがあれば問題ありません。
一度取り付けてしまえば隠匿性は抜群です。
ただし取り付けに注意が必要です。「更衣室」とタイムカードが同じ場所にある場合はカメラの設置はNGです。たとえ女性がいない男性のみの職場でも更衣室へのカメラの設置はNGです。
不正を防止する
タイムカードの不正を事前に防止する。これはとても重要なことで店舗で言えば万引きの事前防止と同じです。
従業員が不正をしたいと思ってもできない環境作りをする対策です。
不正を防止するには「見えるカメラ(監視カメラ)」の設置が効果的です。
「証拠」を撮影するものでは「見えないカメラ(ばれないカメラ)」でしたが、防止する場合は見えるカメラを設置することで、不正を働こうとする従業員の心にブレーキを掛ける役割をします。
これは会社側だけでなく、その職場で働く従業員にもお互いにメリットがあります。
見えるカメラの設置は高額な監視カメラは必要ありません。室内に取りつける監視カメラは、カメラへのイタズラも考えると天井設置タイプがおすすめです。
見える監視カメラならこのタイプ
どちらも抑止力効果は変わりません。タイムカードの不正だけでなく、不正や犯罪などの事前防止に役立ちます。
隠しカメラと同様、更衣室などプライバシーを侵害する場所への設置はNGです。注意して下さい。
まとめ
タイムカードの不正問題、隠しカメラと監視カメラをうまく使い分けて、不正のない働きやすい職場環境へ。
タイムカードの不正以外にも「見えるカメラ」はいろいろな問題への効果を発揮します。
人は見られていると感じることで「心にブレーキ」が掛かります。このような道具を正しく使い分けてよりよい環境作りに役立てましょう。