高コスパで人気のSOUNDPEATS(サウンドピーツ)からEngine4が2023年6月27日に発売されましたのでレビューをお届けします。
機能をそぎ落として「音質」を優先したカナル型の完全ワイヤレスイヤホン。
ハイレゾ認証(LDAC音質)同軸デュアルダイナミックドライバーを搭載。
正直言うと充電ケースとかイヤホン本体に高級感はないんだけどアンダー1万円でこの音質はスゴイよ。というイヤホンです。
SOUNDPEATS Engine4はANCノイズキャンセリング機能は非搭載ですが
・同軸デュアルダイナミックドライバー搭載
・ハイレゾ対応
・LDAC高音質コーデック対応
量感豊かな低音域から艶やかな中高音域を再現する癖のない音質とイコライザーで自分専用の音域で楽しめるイヤホン。
本記事ではSOUNDPEATS Engine4のデザインや特徴、機能など実際に使ったみてレビューをしています。
SOUNDPEATS Engine4は明瞭なサウンドを楽しめるアンダー1万円とは思えない高音質ワイヤレスイヤホン。
本機Engine4はSOUNDPEATS様より製品の提供をいただき記事作成しています。
SOUNDPEATS Engine4 の特徴
Engine4は音質重視イヤホンとして送り出された、SOUNDPEATS独自の2Wayクロスオーバー技術による深い低音とクリアな高音。
SOUNDPEATS Engine4はスタンダードイヤホンです。
スティックタイプのが苦手な人向けのデザインを採用し、アクセサリーでも付けているようなキラリとした見た目が特徴です。
フラットよりで低音・中音・高音域すべてにおいてクリアなサウンドが好きな人は本機SOUNDPEATS Engine4がおすすめ。
SOUNDPEATS Engine4 ワイヤレスイヤホン 仕様
商品名 | SOUNDPEATS Engine4 |
発売日 | 2023年6月27日 |
タイプ | ワイヤレスイヤホン |
形式 | カナル型 |
カラー | 錆色 |
本体操作 | タッチ |
ノイズキャンセリング | AI通話ノイキャン |
ドライバー方式 | 同軸デュアルダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hzー40KHz |
対応コーデック | AAC、SBC、LDAC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
最大持続時間(単体) | 最大12.5時間 最大8時間(LDAC使用時) |
最大持続時間(本体) | 最大43時間 最大28時間(LDAC使用時) |
重量(単体) | 6.5g |
重量(本体) | 43g |
充電時間 | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
マルチポイント | 対応 |
専用アプリ | 対応 |
防水性能 | IPX4 |
SOUNDPEATS Engine 4のパッケージや開封、同梱品などをレビューしています。
パッケージ / 付属品
SOUNDPEATS Engine 4の開封をしていきます。シンプルなパッケージはブラックにゴールド文字で機種名「ENGIN 4」がプリントされています。
左側には
・Hi-Res Audio WIRELESS
・LDAC
パッケージ裏面には仕様等が記載されています。
パッケージ側面の左側にはHear Tour Imaginationの文字、右側にはSOUNDPEATSの文字が記載されています。
箱を開けるとイヤホン充電ケースと箱の蓋には取説。
パッケージ内容は
・充電ケース本体(中にイヤホン)
・USB-A to UAB-Cケーブル
・イヤーピース(大・小)
(中はイヤホンに取付済)
・取扱説明書×2
SOUNDPEATS Engine 4 外観デザインと特徴
SOUNDPEATS Engine 4の充電ケース、イヤホン本体のデザインを中心に特徴なども含めて紹介していきます。
イヤホン充電ケース外観
コンパクトで持ち運びしやすいサイズ。
充電ケースはピカピカ仕様、カラーは錆色(サビいろ)。
キレイなんだけど指紋がべたべた目立つんだよなー。
ケースの裏側、蓋のヒンジ部分には「SOUNDPEATS」の文字がプリントされています。
充電ケースの蓋
充電ケースの蓋を開けるとイヤホン本体が入っています。目に入ってくるのはSOUNDPEATSの「S」マーク。
充電ケースの蓋は「開け閉めがしやすく」良好です。
シンプルなカラーで派手さはなくデザインがカッコイイ。
開けるときは「パカッ」、閉めるときは「パチン」という感じです。
イヤホン本体
本機はSOUNDPEATSのイヤホンとすぐに分かる特徴的なデザインを採用。
イヤホン本体はスタンダードタイプ。ステックタイプのデザインが苦手な人向け。
イヤホンは黒や白が人気ですが主張しすぎない「錆色」はイヤホンが目立ちすぎるのが苦手な人におすすめ。
充電ケースからイヤホンを出してみました。実はイヤホンを出すときなかなか取り出せなくて焦りました。
出すときにうまく指でつまめずツルっと滑る感じで・・・。
でも娘に試してもらったら一瞬で取り出してしまいました。何度やっても同じようにすぐに取り出せています。
つまみ方が悪いと言われました汗。
コツは軽くつまんで持ち上げる。これで簡単に取り出すことができます。力を入れすぎると滑って取りずらくなります。
これは先端になるほど細くなっていく形状とマグネットの磁力とよって吸いついているためです。
ケースへ収納するときはマグネットで吸いついてくれるのでスムーズにイヤホンの収納ができます。
ゆるーい三角形の右側に「S」マーク。「SOUNDPEATS」とすぐにわかる独特のデザインを採用。
シンプルな中にもキラリ感を演出する透明なIML装飾ピース。
拡大してみました。ひし形デザインの模様がキレですね。耳に装着するとよりキレイに見えるデザインはさすがです。
ひし型のデザインは見た目 + ケースから取り出しやすさを追求、指の滑りを抑える設計なんだって!
実際に装着している写真はこのあとご紹介します。
充電端子部分に絶縁保護シールが貼っていますので記載(Remove me はがす)の通りはがします。
絶縁シールを剥がすと充電ケースで充電ができます。
・Lはブルー
・Rはピンク
色分けされているので耳にイヤホンを取り付け時に分かりやすいですね。
さらに拡大してみました。
インターフェイス|ペアリングリセットボタン|LEDインジケーター
ケースの下部にはUSB-Cポートが搭載されています。ここに充電ケーブルを接続してケースの充電をします。
機能 | 位置 | 内容 |
リセットボタン | 左 | 蓋を開けた状態で10秒長押しでペアリングをリセット |
USB-Cポート | 中央 | 充電ケーブルを接続して充電 |
LEDインジケーター | 右 | 充電中赤色LED点灯 充電完了LED消灯 |
充電方法
充電中は「赤LED」が点灯します。充電が完了するとランプが消灯します。
ケースはワイヤレス充電非対応なのでUSB充電ケーブルは必須です。
ケースに内蔵のLEDインジケーターが充電中のバッテリー残量表示。
20%未満 | 赤でゆっくり点滅 |
20%ー69% | 黄色でゆっくり点滅 |
70%ー99% | 緑でゆっくり点滅 |
100% | 緑で長く点灯 |
フル充電:約2時間
SOUNDPEATS Engine 4 の性能
アンダー1万円で買えるSOUNDPEATS Engine 4 には音質を追求した機能が盛りだくさんです。
ほんとSOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンはコスパがスゴイ。
同軸デュアルダイナミックドライバー|クリア素材で見える化
同軸ダイナミックドライバーは斬新な発想をカタチにするSOUNDPEATS独自の配列による
・10mmのダイナミックドライバー
・6mmのダイナミックドライバー
この2つを同軸上に配置したデュアルダイナミックドライバー仕様です。
低音~中音域は10mmダイナミックドライバー、高音域は6mmのダイナミックドライバーがそれぞれ担当、独立した振動板に振り分けられることで干渉することなくより自然な音調表現や高い解像度を実現。
ENGIN 4 は耳に装着したら見えない部分に、クリア素材を使うことでチタンメッキされたPET振動板が見える仕様。
ENGIN 4 の音質へのこだわりをわざわざ見せるところがいいですね。
大口径なほど重低音に優れ、本機も重みがある低音サウンドを楽しむことができます。
独自デュアルクロスオーバー技術
物理的なクロスオーバーと電子回路クロスオーバーによるSOUNDPEATS独自のデュアルクロスオーバー技術。
10mmと6mmの2基のドライバーはそれぞれ異なる周波数を担当していますが、若干のかぶりがあります。
これを三音域(高・中・低)をバランスよく分離させることでどの音域でもクリアなサウンドを実現しています。
ハイゾレ認証 LDAC高音質コーデック対応
Engine 4はハイレゾ認証、高音質コーデックLDACに対応。
ワイヤレスイヤホンでハイレゾ音源、解像度と表現力のある高音質で楽しむことができます。
注意ポイントはハイレゾ音源で音楽を楽しむには再生する機器が「LDAC」に対応していることが条件となります。
残念だけどiPhoneではLDACに対応していないよ。
再生時間は43時間
再生時間はイヤホン単体で最大12.5時間。充電ケースを含めるとなんと最大43時間。
わずか充電時間2時間で43時間は驚異的。
通勤、通学時でもバッテリーを気にすることなく音楽を楽しむことができます。
高品質な通話機能を搭載
通話用の高品質なマイクが内蔵されたENJIN 4 にはAI技術が投入され電話はもちろんですがビデオ会議などでクリアな声を届けることができます。
また通話時はノイズキャンセリングでよりクリアな会話を楽しむことができます。
ゲームモード
最小70ms(0.07秒)の低遅延を実現するゲームモードを搭載。
音と映像がずれることなく、リアルタイムのゲームを楽しめるので遅延でイライラしていた人にも満足できるイヤホンです。
SOUNDPEATS アプリでできること
SOUNDPEATSの専用アプリで複数のイヤホンの登録や操作ができます。アプリではサウンドの調整やゲームモード、マルチポイント設定の他、ファームウェアアップデートができます。
- ボリュームコントロール
- アダプティブイコライザー
- イコライザー(EQ)
- プリセット
- カスタマイズ
- ゲームモード
- タッチキーの全ての機能を無効にする
- マルチポイント設定
ペアリング方法
SOUNDPEATS Engine4のペアリングは特に難しいこともなくBluetooth接続するだけです。
- デバイスのBluetooth画面を開く
- SOUNDPEATS Engine4の充電ケースの蓋を開く
- Bluetooth画面に表示される「SOUNDPEATS Engine4」をタップ
- ペアリング完了
Bluetooth接続は簡単なのでほんの数秒で完了します。
マルチポイントに対応
本機はスマートフォンやPCなど2台のデバイスが同時に接続できるマルチポイントに対応しています。
イヤホンを接続した2台のデバイス間での切替接続が不要。
例えばスマホで聴いていた音楽を停止。パソコンでYouTubeを観たいなと思ったときに、何も設定しなくても自動で接続を切り替えて再生するのがマルチポイントです。
スマホでしか使わないよという人には不要な機能ですが、2つのデバイスを使う人には絶対にほしい機能です。
僕が使うiPhoneとWindowsノートPCの2つのデバイスに同時に接続する事例でペアリング方法を紹介します。
アプリ操作でペアリングをONにしておいてね。
- イヤホンが電源オンの状態でiPhoneとペアリング
- iPhoneのBluetooth機能を一旦オフにする
- ペアリングモードに戻る
- ペアリングアナウンスに従いノートPCとペアリング
- ノートPCとペアリング完了→iPhoneのBluetoothをオン
- iPhoneと再度ペアリングして完了
ペアリングをリセットする時は、例えばiPhoneとノートPCに接続していて
・デバイスを変更したいとき
・ペアリングを解除したいとき
・再設定をしたいとき
は充電ケース底面のリセットボタンを10秒間長押しで解除することができます。
イコライザーで好みの音質に調整ができる
あらかじめプリセットされた9種類のモードでサウンドの変更ができる他、イコライザーによるサウンドのカスタマイズができます。
各音域-6から+6まで12段階の中で自分で好きなように設定して楽しむことができます。
プリセットすべてを試してみました。
僕が感じたおすすめ度を5段階表示で表しているよ。
SOUNDPEATS クラシック | (4.5 / 5.0) |
低音を強く | (4.0 / 5.0) |
低音弱く | (4.0 / 5.0) |
電子音 | (4.0 / 5.0) |
クラシック | (4.5 / 5.0) |
ポップ | (3.5 / 5.0) |
ロック | (4.5 / 5.0) |
歌謡曲 | (2.5 / 5.0) |
高音域の強弱 | (3.5 / 5.0) |
プリセットで満足できない人は「イコライザー(EQ)カスタマイズ」で自分の好きなように音域をカスタマイズしましょう。
よく分からないと言うあなたには次に紹介する設定がおすすめだよ。
あなたの聴力を測定してサウンドを自動設定アダプティブイコライザー
アダプティブイコライザーは使う人の聴力テスト、22の音量db、周波数Hzを測定した結果をAIが分析して自分に合ったサウンド(音響効果)で楽しむことができます。
操作方法は簡単です。スマホの音量をMAXにして静かな場所で実施。
スタートを押す
音源が聞こえたら「聞こえます」タップ
測定が完了したら以下どちらかを選択する
・もう一度測定する
・スタートする
音楽を再生して違いを聞く
思った通りのサウンドなら完了
ダメなら「もう一度測定する」を押して再度測定
僕的にはアダプティブイコライザーで自動生成されたサウンドが心地よく聴きやすく感じました。
聴き取りにくい周波数帯を補ってくれているのかもしれません。
自分でどのサウンド設定をしたらいいのか分からない人におすすめだよ
SOUNDPEATS Engine 4 使ったレビュー|高音質サウンド
通常価格8,480円で購入できるSOUNDPEATS Engine 4は
・同軸デュアルダイナミックドライバーやハイレゾ認証
など音質に特化した性能が盛りだくさんでコスパ抜群です。
イヤホンとしての最も肝心な音質についてワイヤレスイヤホンを購入比較する人も多いAnker製品との比較も交えてレビューしていきます。
アンダー1万円比較。
機種 | SOUNDPEATS Engine 4 | Anker Soundcore Life P3 |
価格 | 8,480円 | 8,990円 |
ノイキャン | △AI通話のみ | ✅ |
ドライバー方式 | 同軸デュアルダイナミックドライバー 中低音域 10mm 高音域 6mm | 11mm 口径ドライバー |
対応コーデック | AAC、SBC、※LDAC | AAC、SBC |
マルチポイント | ✅ | ✖ |
再生可能時間 | 最大12.5時間 (イヤホン本体のみ) / 最大43時間 (充電ケース使用時) | 最大7時間 (イヤホン本体のみ) / 最大35時間 (充電ケース使用時) |
通信規格 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 |
防水規格 | IPX4 | IPX5 |
イヤホン重量(両耳) | 13g | 10.4g |
※LDAC:ソニーが開発したハイレゾ音源をBluetooth経由でも高音質なまま伝送可能とする音声圧縮技術。
電源
充電ケースからイヤホンを取り出すと電源がONとなり、ケースに戻すと電源がOFFになります。
イヤーピースは3タイプ
本機はカナル型タイプのイヤホンなのでイヤーピースが付属しています。
サイズはS / M / Lの3サイズです。Mサイズはあらかじめイヤホン本機についていました。
イヤーピースは大、中、小の3タイプが付属。しっかりと耳に入れると遮音性は高いほうだと感じました。
装着感|フィット感がよく長時間でも耳が痛くなりにくい
独特のデザインでコンパクトサイズのSOUNDPEATS Engine 4。耳に装着しましたがフィット感は良好、見た目もカッコいいですね。
デザインがキレイで装着するとキラリといい感じだよね
初めて耳に装着したときにフィット感がイマイチでイヤホンが落ちそうになりました。なぜだ?これは装着方法が間違っていたからです。
コツとしては「S」マークを真横の状態で耳に入れ、上側に1/4ほど回転させると「Sマーク」が真っすぐになりフィット感がばっちりになります。
ピッタリフィットして外れる感は全くなし
こちらはステックタイプ(うどん型とも呼ばれる)のAnker Soundcore Life P3の装着。
好みの分かれるところだけど耳へ装着したときの見た目はSOUNDPEATS Engine 4の方がスッキリした印象でカッコいいですね。
個人的な意見だけど
サイズ / 重量
SOUNDPEATS Engine 4のイヤホン本体重量は電子スケールで12.9gでした。メーカー公表が片側で6.5g×2で13gなのでほぼ同じですね。
充電ケースにイヤホン本体を入れた重量は43.9gでした。メーカー公表値は43g。
僕がハードに使うAnker Soundcore Life P3が10.4gなので差は2.5gです。たったの2.5gですが「Engine 4」の方が付けてる感が増す感じはあります。
あくまで比較しての感じ方なので、実際に「Engine 4」のみを装着するなら気にならないレベルです。
長時間着用してみましたが重いと感じることもなく、耳が痛くなるなど違和感もなく良好でした。
タッチ操作方法|操作性や反応は良い
豆型イヤホンは面積が大きめなのでタッチ操作に向いているイヤホンです。
再生 / 一時停止 | イヤホンの側面Z(タッチパネル)を素早く2回タップ |
音量を上げる | 左側イヤホンを表面(タッチパネル)を1回タップ |
音量を下げる | 右側イヤホンを表面(タッチパネル)を1回タップ |
前の曲 | 左側イヤホンを表面(タッチパネル)を1.5秒長押し |
次の曲 | 右側イヤホンを表面(タッチパネル)を1.5秒長押し |
電話を受ける / 切る | イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル) をダブルタップ |
着信拒否 | 着信中、イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル) を1.5秒長押し |
通話切替 | 通話中、イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル) を1.5秒長押し |
ゲームモードに入る / 終了 | 左側イヤホンの表面(タッチパネル)をトリプルタップ |
端末の音声認識アシスタント機能 (Siri / Google)を起動 | 右側イヤホンの表面(タッチパネル)をトリプルタップ |
タッチ感度・反応は良好、1度で誤操作なく操作ができます。
ただし左右で単独の操作もあるのでしばらく使いこなさないと覚えるのに時間がかかりそうです。
タッチ操作はスマホやiPhoneなどで操作することなく本機のみで停止やボリュームコントロール曲送りなどができるので便利です。
音質を試す
独自のデュアルクロスオーバー技術と2wayサウンドチャンネルでバランスの取れたサウンドを実現した Engine 4。
ワンランク上の上質な音質はクリアという表現がぴったりの歪のない細かなサウンドが特徴。音場は広め。
SOUNDPEATS Engine 4は最高音質コーデックLDACに対応でAndroidスマホではハイレゾ音源を楽しむことができます。
ただし僕の使っているiPhoneには対応していないのでEngine 4の本領を発揮できていないのが残念です。
LDACはハイレゾ音源を高品質なままワイヤレスで再生ができるSony(ソニー)が開発したコーデックです。
Anker Soundcore Life P3はよりドンシャリ感が強い傾向ですが、SOUNDPEATS Engine 4はフラットよりで癖がなくクリアなサウンドを楽しむことができます。
SOUNDPEATS Engine 4は音が明瞭で音源の良さを楽しみたい人、バラードなど歌詞をしっかりと聴きたい音楽におすすめです。
ロック系はドンシャリ感が強いAnker Soundcore Life P3がおすすめ。
Amazonミュージックのプレイリストから
今回プレイリストを聴いた中で低音が特徴的なビリー・アイリッシュ - boa guyではイヤホンやスピーカーによっては語るようなボーカルの声がかき消されることがありますが、SOUNDPEATS Engine 4は低音がズンズンと気持ちよく頭に響くのに、ボーカルの息使いがリアルに伝わるクリアなサウンドが楽しめる素晴らしい音質。
ドンシャリよりのイヤホンではボーカルの声が埋もれがちな東京フィルハーモニー交響楽団 - テイルズ オブ オーケストラコンサート 25th Anniversary コンサートアルバムでも Engine 4はクリアかつ明瞭なサウンドで心地よく聴くことができました。
印象は広い音場に対応するイヤホン。
キレイなファルセットを使いこなすYOASOBIのいくらちゃん、ラップを採用しているYOASOBI - IdolやYOASOBI - 三原色はデジタルな疾走感のあるサウンドですが、いくらちゃんのキレイな声や音源の良さをしっかりと楽しめるチューニングがされています。
Engine 4の音質は特にボーカルの表現力が際立つイヤホンです。
得意なジャンルは「ポップス」「クラシック」
- 高音域
- 艶やかな伸びのある高音。
- 中音域
- 繊細な中音域はボーカルの声が明瞭でクリアな再現性。
- 低音域
- 量感豊で解像度が高い低音。
幅広いジャンルに対応できる明瞭なサウンドでバックから流れる楽器の再現性は豊かでボーカルの声もしっかりと楽しむことができる音質。
長時間聴いていても疲れないイヤホンだね
SOUNDPEATS Engine 4がおすすめな人
Engine 4にはANCノイズキャンセリングが搭載されていませんがイヤホンを装着したときの密閉度が高いので没入感に関しては悪くはありません。
ただしANCノイキャン搭載モデルとは比較になりません。
ノイキャン機能に違和感を感じる人、なじめない人におすすめです。
新幹線車内で音楽を聴いて検証
在来線よりも騒音dBが大きく感じる新幹線の車内で
・ノイキャン非搭載「SOUNDPEATS ENGIN 4」
・ノイキャン搭載「SOUNDPEATS Opera 05」
・ノイキャン搭載「Anker Soundcore Life P3」
3つのイヤホンを新幹線に持ち込み比較してみました。3時間の乗車時間だったのでいろいろと試してみました。
新幹線は静かなイメージがありますが実は速度が速いのでキーンという走行音などいろいろな音が入ってきます。
ENGIN 4にはANCノイズキャンセリングは搭載されていません。ノイキャンは通話時のみ。
Engine 4 にはANCノイキャンは搭載されませんが耳へのフィット感がいいので物理的ノイキャン効果による外音遮断効果があります。ANCノイキャンと比較にはなりませんが。
イヤーピースは耳にフィットするサイズを選びましょう。
高速で走る新幹線の車内ではボリュームを2コくらい上げてちょうどいい感じでした。
在来線では通勤や通学でほどよくアナウンスが聞こえるし騒音がうるさく感じることがないのでちょうどいい感じで音楽を楽しむことができます。
ただしノイキャンを搭載する機種のような没入感は得られません。
そもそも「ENGIN 4」はANCノイキャンが搭載されない機種で音質にとことんこだわったイヤホンなので問題ありません。
ENGIN 4は自然な周囲の環境音も入りつつ高音質で音楽を楽しみたい人におすすめ
SOUNDPEATSのANCノイズキャンセリングを搭載したOpera 05を新幹線で使ってみました。このノイキャンは
・ANCモード
・通常モード
・外音取込みモード
をアプリで簡単に切り替えができます。ANCモードではしっかりと走行ノイズなどをかき消してくれました。
かなり優秀なノイキャンです。
わずかに騒音が残りますがより自然なノイキャンは耳が疲れません。
外音取込みモードも優秀で車内アナウンスもしっかりと聞き取れ気になるような違和感もありませんでした。
Opera 05はフラッグシップモデルだけあってどんなシーンでも最高の一言
Anker Soundcore Life P3ののノイズキャンセリングは
・ノイズキャンセリングモード
交通機関 / 屋内 / 屋外
・外音取込みモード
・標準
の3つのモードがあります。Ankerのノイキャンはシーンによって切替ができます。
ノイキャンに関してはしっかりと騒音をかき消してくれましたがほどよく外音が残る感じでした。
外音取込みモードでは独特のノイズが耳に入ってくるので多少違和感がありました。
Life P3の優れたノイキャンは交通機関 / 屋内 / 屋外とシーンで切替ができるのが高ポイント
高音質!SOUNDPEATS Engine4 レビュー!音質特化イヤホンのまとめ
SOUNDPEATS Engine4のレビューをしました。
同価格帯の
・Anker Soundcore Life P3
・Beats Flex ワイヤレスイヤフォン
と聴き比べをしてみました。どちらもドンシャリですが、Engine4は音質に特化させた高性能機によくあるフラットなサウンドです。
SOUNDPEATS独自の斬新な2DD効果。
アンダー1万円でここまで音質のよいクリアなサウンドで楽しめるのはさすがSOUNDPEATSです。
ドンシャリが好きな人には少し物足りない感はありますが、歌詞をしっかりと聴く音楽に没入したい人におすすめ。
総合点は
SOUNDPEATSはコスパを追求するブランドで13年もの間イヤホン一筋で技術を進化させてきたメーカーだからできる高コスパ。
アンダー1万円では数々のワイヤレスイヤホンが販売される中、SOUNDPEATSが高音質を求めたEngin 4を体験してみて下さい。