CIO(シーアイオー)のモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY PRO CABLE」35Wを購入したのでレビューします。
最近CIOのApple Watch専用の充電器&モバイルバッテリーを使って感動したところですが、今回のCIO SMARTCOBY PRO CABLEは収納できる着脱式ケーブルを内蔵しています。
着脱式がメリット。
ケーブルが破損しても交換用が購入できるのは高ポイントです。
僕が購入したのはCIO SMARTCOBY PRO CABLE Cです。
MacBook AirやPD対応のノートPCの充電もできSMARTCOBY PRO CABLEのレビューをお届けします。
機能や充電方法などの使い方も紹介しています。
CIO SMARTCOBY PRO CABLEのスペック
カラー | ブラック / ホワイト |
型番 | SMARTCOBYPRO-35W-CABLE-C |
タイトル | 約83×66×26.3mm |
タイトル | 約198g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
搭載ポート | USB-C × 2 |
内蔵USB-Cケーブル/USB-Cポート出力 | 5V=3A/9V=3A/12V=2.5A/15V=2.33A(35W Max) |
内蔵USB-Cケーブル+USB-Cポート出力 | USB-C1+Cable:Total 15W |
急速充電規格 | PD3.0 / PPS |
パススルー機能 | ✅ |
その他機能 | バッテリー残量表示ディスプレイ |
パッケージ内容 | 本体 / 取扱説明書 |
カラーは2色。今回も僕はブラックを購入しましたがホワイトも真っ白でキレイなのでおすすめです。
急速充電規格検出チェック
今回もスペック通りなのか急速充電規格を「CT-3 USB3.1テスター」で確認をしました。
結果は以下の表にまとめました。
USBポート | 急速充電規格 |
Type-C | Appie2.4A Samsung-5A-2A QC3.0-3.6V~12.0V DCP-1.5A QC2.0-9V-12V-20V QC4+ Samsung-AFC-9V-12V PD3.0 PPS 34W |
PD3.0でPPS対応、最大出力は34Wが表示されました。
USB PDOチェック
SMARTCOBY PRO CABLE 35Wの利用可能なPDOをチェックしてみました。
結果はUSB PD(Power Delivery) 3.0に対応していることがわかります。
このモバイルバッテリーのメーカーCIOが公表している最大出力は35Wです。テスト結果は以下の通りでした。
④15.00V(電圧) × 2.33A(電流) = 34.95W(電力)
⑤PPS 3.3-11.0V 3.00A
34.95Wの出力が表示されたのでほぼメーカー公表値の35Wを示していました。
またPPS(Programmable Power Supply)に対応しているのでPPS対応のGalaxyは超急速充電ができる他、PD対応の機種では高速充電ができます。
CIO SMARTCOBY PRO CABLEの開封
まずはパッケージから紹介していきます。
CIOのパッケージはとてもシンプルで必要最小限の梱包がされています。
箱から出してみました。
パッケージ内容は
・本体
・取扱説明書
・他案内
外観・デザイン
CIO SMARTCOBY PRO CABLEも最近販売されている他の充電器やモバイルバッテリーと統一されたデザインを採用しています。
この統一感がいいですね。
写真は僕が購入したNovaPortシリーズの充電器2つとSMARTCOBYシリーズのモバイルバッテリー本製品とApple Watch充電器&モバイルバッテリーです。
CIOのロゴ部分を拡大してみました。ひっかき傷、打ち傷が目立たないようにシボ加工デザインが施されています。
背面です。こちらはとてもシンプルですね。
こちらもちょっと拡大してみました。会社名「株式会社CIO」やモバイルバッテリーのスペック、PSEマークなどがプリントされています。
サイドにはバッテリー残量が%表示されるディスプレイを搭載しています。その横に電源ボタンを内蔵。
右端には着脱式ケーブルのはめ込み口です。ここを指で外側に押すと簡単にケーブルを外すことができます。
反対側のサイドには、着脱式のUSB-Cケーブルのコネクタ。このケーブルはコネクタ部分を本体にはめ込む仕様で、一体感があるデザインとなっています。
本体の上部にはUSB-Cポートが搭載されています。ポート内部はCIOのポートレートカラー紫色が使われています。
本堤底面には着脱式ケーブルがぴったりと収まってケーブルがないかのような一体感。
なかなか高クオリティです。
重量・サイズ
SMARTCOBY PRO CABLEの重さは電子スケールでの実計で「195.2g」でした。メーカー公表の重量は「198g」なので実計の方が少し軽いですね。
10000mAhのバッテリー容量があるのでこれくらいの重量は仕方ないですね。
僕が毎日ヘビーに使っているAnker のPD 10000mAhの重量と比較してみました。
重量差は約4.6gでほんとんど同じです。
このAnkerの充電器はスリムで持ちやすくかなりお気に入りです。
サイズ比較をしてみました。
正方形に近いCIOのモバイルバッテリーと長方形でスリムなAnkerのモバイルバッテリー。
面積は変わらないかも。
CIO SMARTCOBY PRO CABLEも持ちやすいけど、スリムな筐体でさらに持ちやいのはAnker PowerCore 10000 PD Redux 25Wの方ですね。
CIO SMARTCOBY PRO CABLE 10000mAhの機能
ディスプレイや着脱式ケーブルなどちっとしたギミックが使う人に嬉しい。
そんなSMARTCOBY PRO CABLEの機能を紹介していきます。
着脱式ケーブル
着脱式ケーブルは本体にぴったりフィットさせるため、ケーブルの長さは約13cmほどです。
充電する機器によっては短くて充電がしずらい場合があります。
特に電車通勤や通学時にモバイルバッテリーをカバンに入れてiPhoneやスマホを操作しながらという人は多いと思いますが、そんな場面では内臓ケーブルは短くて使えません。
別途充電ケーブルが必要となります。
ケーブルはコネクタ部分に指を入れ爪でひっかけるような感じで取り出します。
USB-Cコネクタを外した状態。コネクタ内部もポートレートカラーが取り入れられていますね。
あとは軽くケーブルを引きだすだけでOK。
着脱式ケーブルの本体接続部を前方へ親指で押すと簡単にコネクタを外すことができます。
本体からUSB-C to Cケーブルを外した状態です。
USB Type-C ポート
SMARTCOBY PRO CABLEには、USB Type-Cポートが2つ搭載されています。
こちらは着脱式ケーブルの反対側に搭載されているUSB Type-Cポート。
着脱式ケーブルを外した状態です。奥にUSB Type-Cポートが搭載されているのが確認できます。
ここも着脱式ケーブル以外のUSB-Cコネクタケーブルを接続することができます。
バッテリー残量表示LED
バッテリー残量が表示されるディスプレイ。
満充電時は100%とデジタル表示されます。蓄電残量が分かりやすくて使い勝手がいいです。
USB PD対応のデバイスなどを本機で充電すると自動で急速充電ができます。
急速充電中はディスプレイのバッテリー残量の横に緑色⚡⚡マークが表示されるので一目で充電の状態が分かるようになっています。
電源ボタン
充電ケーブルをデバイスに接続して電源ボタンを押す。
電源ボタンを押したあとすぐに充電が開始されます。
何も接続していないときに電源ボタンを押すとバッテリー残量が表示されます。
パススルー充電対応
バッテリーの充電とデバイスの充電が同時にできるパススルー充電に対応しています。
SMARTCOBY PRO CABLEのバッテリー残量が少ないときや、USB-Cポートが一つしかないときに助かる機能です。
パススルー充電時は急速充電はできないよ
2台同時充電ができる
CIO SMARTCOBY PRO CABLEはUSB-Cポートを2つ搭載しているので2台のデバイスの同時充電もできるモバイルバッテリーです。
2台同時充電をしているときは最大15Wの出力での充電となります。
CIO SMARTCOBY PRO CABLE 10000mAhの充電回数
持ち運びにちょうどいいバッテリー容量10000mAhので各デバイスの充電回数の目安一覧表。
デバイス | 充電回数 |
iPhone 14 | 約1.9回 |
iPad Pro 11 | 約0.7回 |
MacBook 12インチ | 約0.7回 |
MacBook Air | 約0.6回 |
スマホやiPhoneは約2回の満充電。
MacBook Airや13インチ程度のノートPCは約50%程度と思っておけばいいと思います。
小型で持ち運びがしやすい10000mAhのモバイルバッテリーSMARTCOBY PRO CABLEはパソコンの充電よりも、スマホやiPhoneをメインに使う人向きです。
スマホ、iPhoneなら2回も満充電ができるので電車通勤・通学する人におすすめ。
CIO SMARTCOBY PRO CABLEの使い方
ここでは「SMARTCOBY PRO CABLE」の使い方を紹介していきます。
ケーブル
着脱ケーブルは簡単に外すことができるので、他のケーブルに変更することも簡単です。
写真のケーブルはCIOのシリコンケーブルUSB-C to Cケーブルです。
こちらはAnkerのシリコンケーブルUSB-C to Lightningです。
僕が絡まないシリコンケーブルをいつも使っています。1度使うとわかるけど柔らかくてストレスフリーで使えるケーブルです。
充電
今回購入したモデルは「SMARTCOBY PRO CABLE-C」なのでUSB-Cケーブルが内臓されています。
「CABLE-L」の方はUSB-Lightningです。
iPhoneも15からUSB-Cポートが搭載されるみたいなのでUSB-C to Lightningの出番もいずれなくなると思うので今回は「USB-C to C」を選択しました。
まずは着脱式の内臓ケーブルで「GoPro HERO 11」を充電してみました。
GoProは急速充電に対応していないので緑の⚡マークは表示されません、普通充電となっています。
次はSONYのPD対応13インチノートPCを充電してみました。最大出力35Wまで充電が可能なのでMacBook AirクラスのノートPCなら充電ができます。
ただしバッテリー容量が10000mAhなのでノートPCのバッテリー残量が約40%程度なら満充電が可能です。
「SMARTCOBY PRO CABLE」USB-Cポートを2つ搭載しています。ノートPC充電をするには着脱式ケーブルでは短く充電しずらいので、反対側のポートにCIOのシリコンUSB-C to Cケーブルを接続して充電しました。
ポートが2つあると使い勝手がいいよね
バッテリー残量の横に緑色⚡マークが表示されているので急速充電がされていることが確認できます。
次はiPhone 12 miniを充電してみました。
着脱式ケーブルなのでケーブルを外して「USB-C to Lightning」ケーブルを接続することもできますが、わざわざ外す必要もないので反対側のポートに「USB-C to Lightning」を接続しました。
いやいやほんと使いやすいよこのモバイルバッテリー。
iPhone 12 miniも緑⚡マークが表示されているので急速充電ができています。
CIO SMARTCOBY PRO CABLEの充電速度
USB PD対応で急速充電ができるCIO SMARTCOBY PRO CABLEの急速充電はどれくらい早いのか検証してみました。
iPhone 12 miniを使わず充電のみの平置きと、操作しながらの充電で確認してみました。
平置き充電速度
「SMARTCOBY PRO CABLE」でiPhone 12 miniがどれくらいで充電できるのか平置き状態で確認してみました。
iPhoneバッテリー | 時間 | 充電時間 | PRO CABLEバッテリー残 |
33% | 17:55分 | 開始 | 92% |
63% | 18:13分 | 18分 | ✖確認し忘れ |
74% | 18:23分 | 10分 | 73% |
95% | 18:54分 | 31分 | 67% |
100% | 17:10分 | 16分 | 66% |
結果は33%から74%になるまで約28分でした。
急速充電なので80%までの充電時間は早いですね。
バッテリー充電の最適化に✅を入れているので80%以降は出力低下するので充電時間が遅くなっています。
それでも33%から95%になるまでは59分で到達しています。
操作しながらの充電速度
iPhoneを操作しながらの充電は、ネットサーインやYouTube動画視聴、エックス(Twitter)、Instagramなどランダムに回覧しての検証をしています。
iPhoneバッテリー | 時間 | 充電時間 | PRO CABLEバッテリー残 |
3% | 11:05分 | 開始 | 77% |
41% | 11:24分 | 19分 | 66% |
60% | 11:36分 | 12分 | 61% |
80% | 11:55分 | 19分 | 54% |
結果はiPhoneを操作しながらバッテリー残が3%から80%になるまで約50分でした。
発熱
平置きによる充電と操作をしながらの充電で急速充電がどれくらい早いのか検証した中で、本機がどれくらい発熱するのか確認しました。
結果はいずれも全く発熱はなく、温かいということもなく熱を全く感じませんでした。
それよりかiPhone 12 miniの方が少し発熱していました。(熱くはないけど)
僕はいろいろなモバイルバッテリーを使ってきましたが、けっこう発熱するものもある中でCIO SMARTCOBY PRO CABLEは急速充電時でも全く発熱ぜず安心して使えるモバイルバッテリーです。
CIO SMARTCOBY PRO CABLEがおすすめな人
CIO SMARTCOBY PRO CABLEは毎日の通勤や通学でカバンやバッグに入れて持ち運びをする人におすすめです。
1日もしくは1泊までならカバーできる10000mAhのバッテリー容量。
・スマホやiPhoneの充電が約2回
・タブレットやiPadが約0.7~1回
・13インチクラスのノートPCやMacBookが約0.6回
の充電ができるのでスマホを使いたおす人でも1日はOKです。
これ以上重くて大きいサイズはちょっと・・・という人は10000mAhが最適です。きっと5000mAhでは容量不足です。
充電ケーブルを持ち歩く必要がないのもメリットです。
iPhoneを使う人はLightning仕様のSMARTCOBY PRO CABLE Lの購入をするか専用の着脱式ケーブルを購入して入れ替えることができます。
LightningモデルはApple(アップル)認証済のMFiケーブルとなるのでUSB-C to Cケーブルモデルよりも価格が高くなります。
僕はもう1つのポートにLightningを接続してiPhoneの充電をしているよ
CIO SMARTCOBY Pro CABLE レビュー|スマートにしまえるケーブル内臓のまとめ
CIO SMARTCOBY PRO CABLEをレビューしました。
モバイルバッテリーは容量が多いといっぱい充電できていいけど、その分重くてサイズが大きくなるから毎日の持ち運びにはちょっとね。
僕もいろいろなメーカーのモバイルバッテリーを使ってきたけど、毎日使いなら
・10000mAhがベスト
持ち運ぶベストサイズ&重量。そしてスマホやiPhoneの満充電が2回出来るのでスマホを使いたおしても安心。
5000mAhではもう少しサイズがコンパクトで重量は軽くなるもののスマホの充電回数が約1回程度と少なくて不安という人も多いはず。
数々のメーカーの機種を使ってきた僕がおすすめするモバイルバッテリーはこの2つ。
一つ目は今回レビューでお届けした
・CIO SMARTCOBY Pro CABLE
2つ目は僕がいつも愛用している
・Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
大きなカバンで移動する旅行や出張なら20000mAhのモバイルバッテリーもありだけど、連泊するようなときは充電器も持ち歩くからね。
やっぱり実用は10000mAhがベスト。