ドローンは小型の機体、中型、大型の機体がある。産業用ドローン、空撮ドローン、小型のトイドローン(toys drone)と呼ばれる3タイプ。ここでは航空法が適用されないバッテリーを含む重量が200g未満の小型サイズのカメラ付きドローンの人気モデル各社9機種を徹底比較していきます。
- Ryze Tech Tello
- Ryze Tech Tello Iron Man Edition
- DJI Mavic mini
- Holy Stone HS120D
- Poten Sic T25全能版
- Holy Stone HS165
- SNAPTAIN SP500
- Holy Stone HS160Pro
- Holy Stone HS160
DJIから販売されている、200g未満の超人気のドローンを徹底比較しています。
【Mavic MiniとTelloの比較】
Ryze Tech Tello |
Ryze Tech Tello アイアンマン版 |
DJI Mavic mini |
---|---|---|
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12,980円 | 12,980円 | 46,200円 |
80g | 80g | 199g |
- | - | 折りたたみ式 |
- | - | GPS搭載 |
DJI以外の200g未満の高性能ドローン。Holy Stone、Poten Sic、SNAPTAINから購入しやすい価格帯のドローンを比較しています。
【トイドローン6機種の比較】
Holy Stone HS120D |
Poten Sic T25全能版 |
Holy Stone HS165 |
---|---|---|
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19,900円 | 16,990円 | 15,900円 |
198g | 200未満g | 170g |
- | - | 折りたたみ式 |
GPS搭載 | GPS搭載 | GPS搭載 |
SNAPTAIN SP500 |
Holy Stone HS160Pro |
Holy Stone HS160 |
---|---|---|
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16,990円 | 9,520円 | 5,882円 |
198g | 124g | 83.5g |
折りたたみ式 | 折りたたみ式 | 折りたたみ式 |
GPS搭載 | - | - |
ドローンが欲しい、でもどれがいいか分からないという方は多いと思います。性能にもこだわりなくちょっとだけ飛ばしてみたい、どにかく一度だけでいいから飛ばしてみたいと思う方は、子供向けの価格が安いドローンでも十分遊べます。しかし本格的に飛ばしたい、空撮も楽しみたい、買って後悔したくないと思う方は、ドローンの選び方を参考にしよう。

高性能トイドローンを選ぶ時に気にしたい3つのおすすめポイント。
- 機体が折りたたみができる。
- GPSは搭載されている。
- カメラのチルト機能がある。




このページでは、バッテリーを含む重量が200グラム未満のトイドローンに限定していろいろな角度から比較&紹介をしていきます。小型(200グラム未満)に限定するのは以下の理由があります。
目次
ドローンとは

ドローンは無線による遠隔操作ができる無人航空機(重量200g以上)です。飛行させるだけでなくカメラ付きのドローンなら上空からの動画、静止画の撮影を楽しめることで人気です。
トイドローン(重量200g未満)は模型航空機となる。
上空を飛ばす楽しさと普段目にすることができない綺麗な景色、海や山をドローンに搭載された高性能カメラで上空からの動画や写真を空撮する、2つの楽しみが得られます。
ドローンの種類
ドローンには大きく分けると以下の種類があります。
- 産業用ドローン 無人航空機
- 空撮ドローン(200g以上)無人航空機
- トイドローン(200g未満)模型航空機

産業用のドローンは農業用地への空中散布で使われたり、災害時に活躍します。また測量や家屋根の点検などにも使われる高性能な機体。大型で高度な操縦技術も必要となるドローンです。無人航空機は改正航空法が適用される。
ドローン事業はこれからどんどん拡大してくと思われる。
DJIのプロ用、産業用で30万円台~200万円台の価格設定。とても高額なドローン。

200g以上の空撮ドローンはスタンダードモデルから高性能機まで幅広く販売されています。高性能機なら通信距離が長く飛行時間、飛行距離が長く、飛行高度も高いのでとても魅力があります。山や海では遠くへ飛ばして大自然を上空から撮ることができます。魅力がある機体ですが、飛行させる際には改正航空法が適用されるので飛行させる際のルールをしっかりと確認しておきましょう。初心者はまずトイドローンで慣れた方がいいかも知れません。
DJIの一般向けドローンで10万円台~20万円台。ビギナーがいきなり購入するには高価すぎる価格帯。

200g以下の小型のドローンは比較的低価格で購入でき、初心者でも気軽に飛ばすことができるため人気があります。200g以下の機体はトイドローンとも呼ばれ、改正航空法が適用されません。
(ついつい200g以下と記載していますが、正しくは200g未満。200gは航空法が適用されます。)
小型のドローンと言えば超小型サイズのものから、手のひらより少し大きめの小型の機体まであります。飛行性能も屋内のみで飛ばせる子供が遊ぶおもちゃレベルから、GPSやカメラを搭載した高性能な機体まで幅広く販売されています。安いドローンなら2,000円台から購入でき、中レベルの機体Holy Stone、Poten Sic、SNAPTAINで5,000円~20,000円台で購入できます。ドローンで有名なDJIの小型ドローンは200g未満で最も高性能なMavic Miniは40,000円以上となっています。
小型のドローンでもGPSを搭載した高性能機種なら、自動飛行、座標ホバリング、自動帰還もできるので初心者でも簡単に操縦や撮影を楽しめます。

トイドローンが人気!メリットは
ドローン(無人航空機)は機体を飛行させる際は思わぬ事故を発生させないため、国土交通省が定めた改正航空法があり、「飛行禁止空域」や「飛行の方法」で制限されたルール以外で飛ばすときは申請や承認が必要。これが200g未満(模型航空機)では適用されないのでドローン無人航空機(200g以上)よりは手軽に飛行を楽しめるメリットがあり人気です。
特にドローンが初めてのビギナーの方にはメリットがある。安くて購入でる、本格的なドローンを飛ばす前の練習ができる。
トイドローンでも完成度の高いDJI Mavic miniは重量は199gと軽量ではあるが、高性能で距離もある程度遠くまで飛ばせるだけでなくGPSも搭載しているので本格的にドローンの飛行が楽しめます。

小型ドローンの選び方
ドローンを初めて購する方はいろいろな機種を比較し、よく検討して後悔のないものを選びましょう。購入する時の予算は最も重要ですが、価格だけで購入を決めたり、見た目だけで選んだりすると後悔することもあります。
ドローン選びで比較検討したい6つのポイントはこれ
- プロペラガード
- GPS搭載
- ジンバルカメラ
- カメラのチルト
- 飛行時間
- 折りたたみ式
ドローンが初めてのビギナーだからこそ気を付けたい点、上記の6つの機能や性能は買ってから後悔しないためにもぜひ知っておいてほしい。購入してからこの装備があったらよかった・・・とならないように。
ドローンのプロペラガードは初心者におすすめ

特にビギナーの方におすすめしたいのが、プロペラガードが付いた機種、もしくはオプションで選べる機種。プロペラの破損を防止し、障害物に接触した場合のことも考え、より安全に飛ばすことができます。プロペラは高速回転をするので狭い室内で飛ばした場に万が一人に当たったら自分も含め怪我をさせてしまいます。
200g未満のドローンでは前方、側面、後方などの障害物センサーを搭載している機種はほとんどありません。
屋外でも同様に操作ミス等で万が一機体思わぬ方向に飛行したら、安全に飛行させるために初めてドローンを飛ばす方はぜひ、プロペラガード付きの機種を選ぼう。プロペラガードが付いていれば操作ミスで壁などに接触させてもプロペラが破損することを防止できるし、機体を落下させるリスクも低減できる。
GPS付きドローンがおすすめ
GPS搭載のドローンは衛星からの電波を受信し、自分の現在位置を空間座標の中の位置として認識します。GPS搭載のドローンが正確な座標ホバリングができるのもこの衛星の電波を受信しているからです。

GPS搭載のドローンなら機種にもよりますが、あらかじめマップで設定した場所を自動で飛行させたり、対象物を範囲指定すれば、対象物が動くとそれを自動追尾してくれるフォローミーモードと呼ばれる機能もあります。ドローンで有名なメーカーDJIではアクティブトラックと呼ばれています。
他にもホームポイントへ自動で帰還させることも、座標ホバリングも簡単です。上空で風の影響を受けて流れるような状態になっても、自動姿勢制御により高度、位置を維持しようとします。操縦が不安なビギナーにはGPS搭載がおすすめです。
他にもセンサーにより障害物を自動で避けて飛行してくれる高性能機種もあります。
操縦が苦手な初心者でも安心して楽しめるのがGPS搭載のトイドローンです。


ジンバル付きのドローン
ドローンで空撮するときに綺麗な動画を撮りたい。誰もが思うことですが、ドローンをスムーズに安定飛行させていれば問題がありませんが、ブレ補正のないカメラ付きのドローンで空撮した場合、ブレブレの残念な動画が撮れてしまいます。
一般的なビデオカメラでも同様で手ブレ補正がないカメラでは、カメラが揺れると、とても見ずらい動画になります。
ドローンには電子式のぶれ補正や、3軸ジンバル付きのものがあります。3軸ジンバルはプロ並みのブレない動画が撮れるので空域では風に煽られやすいドローンでも3軸ジンバル付きならブレのない滑らかな動画を空撮できるので綺麗な景色もバッチリです。
ドローンを飛ばして大自然の綺麗な景色を楽しみたい、空撮が目的の方なら3軸ジンバル搭載のドローンがおすすめです。
持ち運ぶならドローンの折りたたみ式がおすすめ

機体をコンパクトに折りたたみができるドローンは持ち運びが便利です。バッグに入れてどこにでも手軽に運べるメリットがあります。プロペラも破損させる心配もなくドローンとどこにでも一緒にお出掛けもできる。
これからドローンを購入しようと思っている方で小さいバッグ入れて持ち運びたいと思っているなら迷わず、折りたたみ式のドローンを選ぼう。
カメラ付きドローンの飛行性能&画質比較表

【2020年度版】ドローンには空撮ができるカメラが付いた機体がありますが、高性能な機体には、滑らかな動画が撮れるようにブレ補正が付いたものがある。電子式のブレ補正、3軸ジンバルが搭載された機種などいろいろですが、空撮で滑らかな映像を撮るなら圧倒的に3軸ジンバルが有利です。ジンバル付きでは手元の操作でレンズを稼働させることができる。チルト(上下)、ロール(回転)、パン(左右)でより空撮が楽しめる。
カメラ性能では高解像度の2Kや4Kがおすすめ。カメラ付きなら画質も優先したい。
性能面ではGPSの有無、Wi-Fi内臓の有無など。スマホ操作、コントローラー付属/なし、自動ホバリング機能、カメラレンズでは広角レンズ、レンズのチルト可動範囲、画質ではFullHD、4Kなどの選ぶポイントがいろいろとあります。
ちょっと飛ばしたいだけという方を除き、ドローンを長く使いたいならより高性能な機体を選ぶのがおすすめです。
Mavic MiniとTelloの比較

世界の約7割のシェアを占めるのがDJIのドローン。プロ向け、産業用、農業ドローン、ジンバルカメラなどでも有名なメーカーで高性能な機体で絶大な人気です。一般向けではDJI Mavicシリーズ6タイプが販売されています。どれも高性能ですがここではシリーズ唯一の小型200g未満のMavic mini(199g)を比較。
Ryze TechからはDJIの技術提携によるフライトコントローラー技術テクノロジーが搭載された、Telloは複雑なトリックも簡単にこなす高性能機。Tello EDUならプログラミングも楽しめる。小さくても高性能なRyze Tech Tello(80g)を比較していきます。
どちらも発売から大人気のトイドローンDJI Mavic MiniとRyze Tech Tello。ドローンが初めての方に特におすすめ。

Mavic MiniとTello カメラ性能比較
ドローンは空撮を目的に購入する方が多い。鳥目線で空撮できるドローンなら綺麗な動画が撮れた方がいい。ドローンのカメラを比較して見よう。
メーカー | Ryze Tech Tello |
Ryze Tech Tello Iron Man |
DJI Mavic Mini |
---|---|---|---|
センサー | 有効画素数:5MP | 有効画素数:5MP | 1/2.3インチCMOS 有効画素数: 12 MP |
レンズ | 視野角( FOV ): 82.6° | 視野角( FOV ): 82.6° | 視野角( FOV ): 83° 絞り:F/2.8 |
動画解像度 | HD720p 30FPS |
HD720p 30FPS |
2.7K:2720×1530 25/30FPS FHD:1920×1080 25/30/ 50/60FPS |
ブレ補正 | EIS(電子式映像ブレ補正) | EIS(電子式映像ブレ補正) | 3軸ジンバル |
Telloは超小型80gのドローンだが、電子式のブレ補正を搭載。解像度はHD720Pではあるが、価格帯を考えれば十分なカメラ性能と言える。High(高速)モードではブレ補正が設定できないためブレた残念な動画となるが、Slow(低速)モードでブレ補正が設定できるので安定したブレのないスムーズな動画を空撮できます。
Mavic Miniは1/2.3インチのCMOSセンサーで2.7Kの高解像度の動画が撮れる。実際に撮った映像を4Kカメラと比較してもさほど違いを感じれないほど綺麗な空撮ができる。さらにMavic Miniは3軸ジンバルを搭載。小型200未満のドローンとしてはかなりの高性能。ブレのない滑らかな動画が撮れ、綺麗な景色を空撮するなら間違いなくおすすめの機体。
Mavic MiniとTello ドローン飛行時間の比較
ドローンの飛行時間は長いほどいい。しかし小型のドローンの場合200g未満の重量をクリアするためには、機体の重量だけでなくバッテリー容量を少なくして軽量化する必要がある。そう考えると中型~大型のドローンと比較するとどうしても飛行時間は短くなる。まずは飛行時間を比較してみよう。
メーカー | Ryze Tech Tello |
Ryze Tech Tello Iron Man |
DJI Mavic Mini |
---|---|---|---|
フライトバッテリー | 1100 mAh | 1100 mAh | 1100 mAh |
飛行時間 | 13分 | 13分 | 18分 |
電圧 | 3.8V | 3.8V | 7.6V |
重量 | - | - | 50g |
最大充電電力 | - | - | 18W |
飛行時間の比較表でも分るように、RyzeTech Telloで最大13分の飛行。Mavic Miniで18分。Mavic Miniの海外モデルなら30分の飛行が可能ですが、バッテリーが2400mAhで機体とバッテリーを合わせて重量が249gとなるので日本の改正航空法対象となってしまう。海外バッテリーは日本でも購入できるが自己責任で使うなら問題はない。
ドローンで注意しなければならないのが飛行時間。満充電をしてどれだけの距離を飛ばせるのかある程度把握しておかないと、ドローンが戻るまでにバッテリーが切れるとロストさせる危険があります。特に海や湖の上空、山の中をフライトさせるときは注意したい。
バッテリー1個でTelloは13分、Mavic Miniの18分ではさすがに短い。そう感じる方にはTelloならBoost コンボ(バッテリー3個+充電ハブ)でトータルで39分のフライトが可能。Mavic MiniはFly Moreコンボ(バッテリー3個+18W USB充電器)でトータル54分のフライトが可能になる。長く楽しみたいならコンボが断然おすすめ。バッテリーが2個多く付属してさらに充電器付きで、出先でも充電が可能。
1個のバッテリーだけでは、せっかくの飛行も時間が短すぎて十分に楽しめない。ドローンは飛行時間が長い方が断然楽しめる。
Ryze Tech Telloの特徴

Telloは80gという超軽量のトイドローンです。軽すぎるとある程度重量があるドローンと比較すると操作が難しそうに思いますが、Ryze TechのTelloの機体制御にはあの高性能のドローンで有名なDJIの機体制御テクノロジーが搭載されているので安定感は抜群。
専用の送信機はなく、操縦に使うのはスマートフォン。非常にシンプルな構造ながら丈夫な設計でビギナーでも安心して飛ばすことができます。ドローンデビューには最高の1台と言えます。ビギナーだけでなくドローンに慣れた人でも楽しめるのがTelloです。
本体底面には2つのビジョンシステムと気圧センサーを搭載。またTelloにはビギナーでも安心して飛行できるように保護機能が搭載されている。自動での離陸、着陸機能とローバッテリー警告機能。さらにWi-Fiの接続が切れた場合には自動着陸を開始するようにプログラミングされているのでとにかく安心なTello。
動画撮影ではカメラは固定でチルト機能がないのは残念ですが、EIS(電子式映像ブレ補正)機能によりブレが抑えられ滑らかな空撮映像を撮ることができます。トイドローンとしては優秀です。
DJIのフライトコントローラー技術により、スマホの画面をタップするだけで複雑なトリックも超簡単。
Telloを手からトス、その場でホバリング
8D Flips
画面をスワイプすると素早く宙返り
Bounce
Telloがバウンスしながら自動飛行
難易度高い飛行技術(トリック)がビギナーでも簡単に楽しめるのがTello。高度なテクニックは不要。
スタンダードとTello Boost コンボの比較
同梱内容 | スタンダード | Tello Boost コンボ |
---|---|---|
参考価格 | 12,980円 | 19,250円 |
機体 | ×1 | ×1 |
プロペラ(1組) | ×4 | ×4 |
プロペラガード(1セット) | ×1 | ×1 |
バッテリー | ×1 | ×3 |
Micro USB ケーブル | ×1 | ×1 |
プロペラ取り外しツール | ×1 | ×1 |
バッテリー充電ハブ | ×1 |
バッテリー1つでフライト時間が13分となっているので、より長い時間の飛行を楽しみたいならバッテリー3つと充電ハブが同梱されているお得なTello Boost コンボがおすすめ。
- Djiの機体テクノロジー搭載
- 1タップ自動離陸/自動着陸
- ローバッテリー保護機能
- フェールセーフ保護機能
- ビジョンポジショニング・システム
- Scratchでプログラミングが可能
- EZショット
- EIS(電子式映像ブレ補正)
- 5 MP写真

Ryze Tech Tello Iron Man Editionの特徴

Tello Iron Man Edition(アイアンマンエディション)はTelloのスタンダードと機能は全く同じですが、まず目を引くのがアイアンマンデザインの赤と金のパワードスーツをイメージしたカラー。
さらにTello Heroアプリでアイアンマンの世界が楽しめる。単なるカラーモチーフだけでない、アイアンマンAIアシスタント F.R.I.D.A.Y.でミッションをクリアするというアベンジャーズの冒険が楽しめる、スーパーヒーロー好きにはたまらない商品構成がいい。
Telloのおすすめポイント+以下
- 専用アプリTello Heroアプリ
- Iron Manデザイン
DJI Mavic Mini の特徴

Djiから発売されている一般向けのMavicシリーズ。高性能で世界シェア7割という驚異的な人気のDJI Mavicシリーズはどれも性能はもちろん、見た目のカッコよさも抜群。そんなMavicから発売されているMavic Miniは200g未満の模型航空機に分類されるが、今までの200g未満の機種とは全く違う高性能ドローン。安定性抜群で折りたたむと大きさも重量もスマホサイズの199g、iPhone11と同じくらいの重量。Mavic Mini(マビック ミニ)は軽くて飛行時の音がとても静か(他の高性能DJIドローンと比較した場合)、周りの人の目を気にすることなく飛行できるのがいい。同シリーズの中でも静音レベルは高い。
GPSとビジョンセンサーによる正確なホバリング。ビジョンポジショニングシステムはドローンの底にある下方センサーと赤外線検知システムを搭載。
Mavic Miniのブレない3軸ジンバルカメラ
DJIと言えば3軸ジンバルカメラも有名。Mavic Miniには3軸ジンバル(ブレ補正)が搭載されているからブレない滑らか映像に加え、動画は2.7K/30FPSと高画質で綺麗な映像を撮れる。飛ばす、撮るがこれ1台で楽しめるのがMavic Mini。
3軸モーターのジンバルの可能範囲は以下
機械的可動範囲は
チルト垂直(上下)方向は:-110°~35°
ロール(回転)は:-35°~35°
パン水平(左右)方向は:-20°~20°
操作可動範囲は
チルト:-90°~0°(デフォルト設定)
-90°~+20°(拡張時)
となっている。
クイックショットモードでカッコイイシーンを簡単に撮れる。

コントローラーにスマホを接続すればモニターに様々な情報が音声と表示でユーザーに情報を教えてくれる。バッテリー残量の警告、風速警告など。Mavic Miniは風速5m程度でも風に煽られながらも座標ホバリングを維持します。7~8mほどの風速でも飛ばすことはできますが、相当風の影響を受けるので風速計を持っているとより安全にフライトを楽しめます。
200g未満の小型ドローンとしては価格は高めですが、本体のデザイン、性能、12MP静止画、2.7Kの動画と3軸ジンバルまで搭載し、完成度も満足度も非常に高い。予算があるなら間違いなくおすすめ第1位のドローン。
万が一ロストさせた場合、地図上に自機の位置を表示。光と音で自機の場所を教えてくれる。あなたが機体を見つけてくれるのをプロペラをピクピクと動かしながら待っている。そんな機能も搭載しているのがMavic Mini。
購入するならバッテリーが3個付いているのでFly Moreコンボがおすすめ。1バッテリーで約18分のフライト時間を考えるとバッテリーは3個欲しい。コンボには充電ハブが付属しているので3個のバッテリーを順番に充電してくれる機能がある。出先でも充電ハブにポータブル充電器を接続してバッテリーの充電をすることができるのでロングなフライトが楽しめます。

スタンダードとFly Moreコンボの比較
同梱内容 | スタンダード | fly more コンボ |
---|---|---|
参考価格 | 46,200円 | 59,400円 |
機体 | ×1 | ×1 |
送信機 | ×1 | ×1 |
インテリジェント フライトバッテリー (1100mAh) |
×1 | ×3 |
プロペラ1 組(予備) | ×1 | ×3 |
Micro USB ケーブル | ×1 | ×2 |
USB Type-C コネクター | ×1 | ×1 |
Lightning コネクター | ×1 | ×1 |
コントロールスティック1 組(予備) | ×1 | ×1 |
ねじ(予備) | ×6 | ×18 |
ねじ回し | ×1 | ×1 |
360°プロペラガード | ×1 | |
2WAY 充電ハブ | ×1 | |
DJI 18W USB 充電器 | ×1 | |
キャリーバッグ | ×1 |
13,200円の違いでバッテリーが2個多く、ビギナーでも安心して飛ばせるプロペラガード、出先でも充電できる2WAY充電ハブ、専用のキャリーバッグまで同梱されている。
単品で購入した場合、バッテリーは1個4,730円、プロペラガードは1,870円、充電ハブは4,290円、充電器は1,760円と大変お得なセットとなる。他にもプロペラの予備、キャリーバッグまで付いていることを考えるとFly Moreコンボが買い。

- 折り畳み式コンパクト
- GPS
- 199g
- 12MPの写真
- 2.7Kの動画
- 3軸ジンバルのブレ補正
- クイックショット
- 豊富なアクセサリー
- 最大伝送距離2 kmのHD動画伝送
トイドローンの比較
Tello、Mavic Mini以外の人気のある200g以下のトイドローンの比較をしていきます。購入しやすい価格帯の高性能人気toysドローン。
Holy Stone HS120Dの特徴
Holyu Stoneの上位機種、オートリターンではGPSによって離陸した座標を目指してしっかりと戻る精度のよさ。風があるなしで誤差には差が出ますが、かなり正確な位置50cm程度の誤差の位置に戻ってきます。着陸も安定。ルートを設定すると自動で飛行するウェイポイントモード搭載。
HS120Dは32分の長時間フライトが可能。バッテリー2つを満充電にしておけば32分も飛ばすことができるのでドローン飛行が思う存分楽しめます。
HS120Dは遠隔操作でカメラの角度をコントロールできるので空撮も楽しみたい方におすすめ。
初心者に安心のワンキーリターン機能があるので機体の紛失から守ります。万が一ロストしても紛失した場合、アプリのGPS信号を3回タップすることで機体の位置を地図に表示することもできる。
- カメラ角度調整可能75°
- 初心者もモード搭載
- 紛失の機体検索機能
- ワンキー離陸/着陸
- ロングフライト32分
- ウェイポイントモード
- 専用収納ボックス付き
Poten Sic T25全能版の特徴
気圧センサーによる高度維持機能で安定したさ座標ホバリングが可能です。
GPS機能がついているので飛ばしたあとバッテリーが切れそうになると、T25が自分で判断して自動で戻ってきてくれる機能があるので初心者でも安心して飛ばすことができます。画面に指でドットを描くだけで、簡単にT25はその方向に移動してくれる。
またドローンを飛ばして戻したいと思ったときはオートリターン機能が付いているので最初に飛ばした位置に自動で戻ってきます。
この価格帯でPoten Sic T25遠隔操作によるカメラ角度のコントロールができるのもいい。
- 75°調整できるカメラ
- オートリターン機能
- アルミ収納ケース付き
- 指定位置飛行
- フォローミーモード
- デュアルGPS+9軸ジャイロ
Holy Stone HS165の特徴
HS165はしっかりしたケースが付属し、本体は折りたたみ式なので安心して持ち運びができる。使いやすい送信機で操作感は抜群。スピードも十分な速さで目視ドローンとしてはなかなかのレベル。
フォローミーモード機能をONにすれば撮影をしながらどこまでもあなたを追いかけてきてくれます。他にもヘッドレスモードで機体の制御が簡単。設定した場所に自動で飛行する機能も備えた、安定した飛行が楽しめるHoly Stone HS165。
折りたたんだスタイルはバットモービルを思わせるデザインがカッコイイ。
カメラは残念ながチルトができない固定式。
- 折りたたみ式
- フォローミーモード
- ホバリングモード
- ヘッドレスモード
- リターンモード
- 30分の飛行
- 専用収納ケース付き
SNAPTAIN SP500の特徴
SP500は初心者モードを搭載しているので機体のロストが心配なビギナーにも安心して飛ばせる機能を搭載。高精度のGPSシステム+気圧センサーによる高度維持機能で安定ひた座標ホバリングで慣れた人も楽しめるトイドローンです。この価格帯でフォローミーモード搭載、カメラを対象にセットすれば追跡も可能。
送信機は電池式ではなく、充電式なので購入後余分な電池を購入することも不要。
ワンキー離陸、着陸、ヘッドレスモード、モード1/2切替など基本性能を備えた高性能モデル。
- GPS搭載
- 2K高画質
- 折りたたみ式
- 26分の飛行時間
- 初心者モードで安心飛行
- フォローミーモード
Holy Stone HS160Proの特徴
HS160Proは機体の後方にインジケーターを装備。機首と機尾にカラーが違うインジケーターで前後の見分けができるだけでなく、見た目のカッコよさも抜群。バッテリー残量をお知らせインジケーターも搭載。
オプティカルフローセンサー、機体底部のビジョン(映像)センサーが映像のズレを検知して機体の姿勢を自動制御する機能を搭載。GPSは搭載されていないが安定したホバリングが可能。
HS160Proはスマホを傾けるだけでドローンの飛行方向を簡単に制御できる体感操作モードがよりフライトの操作感を楽しめるようになっている。
- 動画1080P
- コンパクト折りたたみ式
- フライト時間20分
- ワンキー離陸/着陸
- オプティカルフロー
- 体感操作モード
- VR対応
- 専用収納ケース付き
Holy Stone HS160の特徴
HS160は83.5gの超軽量ドローン。価格も5,000台で購入でき初めてドローンを購入するビギナーにおすすめ。室内や無風時に近くで飛ばしてフライトの練習も手軽にできるタイプです。
ワンキーで起動から着陸までを行えるので初心者が初めて飛行させる時でも安心です。
- 動画720P
- スピード切り替え
- ヘッドレスモード
- 高度維持
- ワンキー起動/着陸
- 折りたたみ式
小型ドローンのおすすめはMavic Mini!

小型ドローン(200g以下)のおすすめはどれ?完成度、見た目のカッコよさ、飛ばす楽しさで選ぶならDJI Mavic Miniがおすすめ。
いろいろな機種を比較しましたが、持ち運び性(折りたたみ式)、フライト時の静かさ、クイックショット モード(ドローニー/サークル/ヘリックス/ロケット)が楽しめる。映像がブレない3軸モーターのジンバル付きカメラ、さらに12MPの空撮写真と綺麗に撮れる2.7K クアッドHD動画。
障害物下方センサーと赤外線検知システムによる安定したホバリングも優秀。

Mavic Mini Fly More Comboなら2WAYの充電ハブで出先でもバッテリーの充電ができる。
遠くまでフライトが可能、GPS搭載でビギナーから慣れた方も楽しめる。模型航空機に分類される(200g未満)のドローンでは他とはレベルが違うトイドローンとは思えない高性能。購入予算があるなら所有満足度No.1後悔のない買いの機種です。
飛ばす前にドローンの改正航空法を知ろう
ビギナーでも簡単に分かる航空法とは
飛ばす前に知っておく必要があるのがドローンを飛ばすときのルール。200g以上の機体だけでなく、200g未満の小型ドローンでもルールがあるので「初心者でも簡単に分かるルール」を一読してから飛ばそう。
ドローン(200g以上)の無人航空機を飛ばす際に飛行を制限されている航空法について。
国土交通省の許可・承認とDIPS、FISS(許可・承認のオンラインシステム)
①重量が200g以上のドローンに適用される航空法【★飛行禁止空域】

まず最も注意したいのが飛行禁止空域。
- 空港周辺
- 150m以上の上空
- 人家の密集地域(DID地区)
空港では航空機が頻繁に離着陸を繰り返します、空港周辺や150m以上の上空でドローンを飛行させていれば航空機の航行の安全にかかわる影響を及ぼすおそれがあります。
人家の密集地域ではドローンが落下した場合、人口集中地区での上空では人に危害を及ぼす可能性があります。
このように安全にかかわる空域ではドローンの飛行は禁止されていますが、上記の飛行禁止空域での飛行が必要な場合は、国土交通大臣の許可を得れば飛行が可能となります。許可なく飛行させた場合は罰則が科せられるますので法律を知らなかったでは済まされないので注意が必要です。
国土交通省(無人航空機を操縦される方へ)https://www.mlit.go.jp/common/001294652.pdf

②重量が200g以上のドローンに適用される航空法【★飛行の方法】。
- 日中での飛行
- 目視の範囲内
- 距離の確保
- 催し場での飛行禁止
- 危険物輸送の禁止
- 物件投下の禁止
国土交通省の図解を見るとこんな感じ。上記によらずドローンを飛ばす必要がある時はあらかじめ、地方航空局長承認が必要となるので覚えておきましょう。承認はオンラインでの申請が可能です。
国土交通省(無人航空機を操縦される方へ)https://www.mlit.go.jp/common/001294652.pdf
このように200g以上のドローン「無人航空機」を飛行させるには航空法を遵守しなければなりません。しかしドローンでも重量により航空法の対象外になるものがあります。
ドローン規制には国土交通省で定められた以下の記述があります。
1.航空法における無人航空機とは
(1)無人航空機とは
■「人が乗ることができない飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの」と定義されており、いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。■ただし、マルチコプターやラジコン機等であっても、重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)200 グラム未満のものは、無人航空機ではなく「模型航空機」に分類されます。
■また、航空機から改造されたもの等、無人機であっても航空機に近い構造、性能・能力を有している場合、航空法上の航空機に該当する可能性があります。そのような場合には個別にご相談ください。
(2)模型航空機とは■ゴム動力模型機、重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)200グラム未満のマルチコプター・ラジコン機等は航空法上「模型航空機」として扱われ、無人航空機の飛行に関するルールは適用されず、空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要とする規定(第 99 条の2)のみが適用されます。
ここがポイント
- 「無人航空機」重量200g以上
- 「模型航空機」重量200g未満。




このように200g未満のトイドローン「模型航空機」は改正航空法では、飛行のルールが緩和されていますが、第99条の2の規制の方法によらず飛行させたい場合は、国土交通大臣の許可が必要となります。また重要施設周辺の飛行の禁止や、改正航空法以外の法律もあるので、トイドローンならどこで飛行させてもよいという訳ではないので注意しましょう。
この記事のまとめ
ドローンの性能をよく知らない方は、慣れない人が飛ばしたら墜落して即破損。そんなメージを持つ人も多いのではないかと思います。ラジコンヘリや飛行機ではそんなイメージが先行していましたが、ドローンの場合、GPSを搭載していなくても自動ホバリング機能や、自動起動、自動帰還でビギナーの方でも意外と壊さずにフライトが楽しめます。
GPS搭載機ならさらに、簡単で空間に座標を持つことで手軽に簡単に撮らせるのが特徴です。バッテリー切れ、GPS電波の不安定な場所での飛行に気を付けていればロスト事故を発生させるリスクを抑えることができます。
しかし注意しておきたい点もあります。ドローンは趣味で飛行させる人、仕事で飛ばす人とその用途はいろいろですが、ドローンを飛ばしてトラブルにならないように航空法などのルールをしっかりと守り、安全に飛行を楽しみましょう。トイドローンを購入される方は趣味での飛行を楽しむ方がほとんどだと思います。200g未満でも高性能な機種では速度もそれなりに早く、高度も距離もより遠くまで飛ばすことができます。
手軽に飛ばすことができるドローンは200g未満と軽量なので重量のあるドローンよりも風にあおられるやすいことも理解しておきましょう。
安全な場所、安全な飛行でドローンを飛ばして撮影を楽しみましょう。