ドローンは高性能な産業用、空撮用があり、小型のドローンでは高性能モデルからおもちゃに分類されるトイドローンまであります。
種類も価格帯もさまざまでどれを購入すればいいのか迷う人も多いと思います。
ここでは
航空法が適用されないバッテリーを含む重量が200g以下(200g未満が正しい)
の小型のカメラ付きドローンの選び方と人気モデル9機種を比較。
おすすめも紹介していきます。
200g未満の超人気のドローン
・DJI
・Ryze Tech
から販売されている機体を比較。
DJI以外の200g未満の高性能ドローンでは
・Holy Stone
・PotenSic
・Tomzon
から購入しやすい価格帯のドローンを比較。ドローン初心者にもおすすめの人気機種。
- DJIドローンの比較 (200g以上)
- Tello&DJI Mini 2の比較 (200g未満)
- トイドローン6機種の比較 (200g未満)
最新の機種ではDJIの人気シリーズからMini 3 Proが新発売。
小型ドローンでは圧倒的な高性能を誇る、3軸ジンバルカメラが搭載されたMavic Miniの後継機3代目となる「DJI mini 3 Pro」はさらに高性能になって登場。
ドローンを購入しようと思っているけど、どこのメーカーの機体がいいのか分からないという方は多いと思います。
性能こだわりがなく
・ちょっとだけ飛ばしてみたい
・一度だけでいいから飛ばしてみたい
と思うなら、室内用や子供向けの安価なトイドローンでも十分楽しく飛行させることができます。
しかし
・本格的に飛行させたい
・空撮も楽しみたい
・買って後悔したくない
と思う方はドローンの選び方を参考にしてみて下さい。
このページでは、バッテリーを含む重量が200グラム未満の小型ドローンに限定していろいろな角度から比較&紹介をしていきます。
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ドローンとは
ドローンは無線による遠隔操作ができる無人航空機(重量200g以上)です。飛行させるだけでなくカメラ付きのドローンなら上空からの動画、静止画の撮影を楽しめることで人気。
小型ドローン(重量200g未満)は模型航空機に分類されます。
上空を飛ばす楽しさと普段目にすることができない上空からの綺麗な景色、海や山をドローンに搭載された高性能カメラで動画や写真を空撮する、2つの楽しみが得られます。
ドローンの種類
ドローンは大きく分けると以下の種類があります。
それぞれどのような違いがあるのか見ていきましょう。
産業用ドローン 無人航空機
産業用のドローンは農業用地への空中散布で使われたり、災害時にも活躍します。また測量や家の屋根点検などにも使われる高性能な機体。
機体も大型で高度な操縦技術も必要となるドローンです。
無人航空機は改正航空法が適用される。
ドローンによる事業は、空の配送も含めこれからどんどん拡大してくと思われます。
DJIのプロ用、産業用で30万円台~200万円台の価格設定。
とても高額なドローン。
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空撮ドローン(100g以上)無人航空機
100g以上の空撮ドローンはスタンダードモデルから高性能機まで幅広く販売されています。
2022年6月21日に航空法が改正される前は200g以上が無人航空機でした。
高性能機なら通信距離も長く
・飛行時間
・飛行距離
もより遠くへフライトが可能。
飛行高度も高高度まで対応できる機体なら、操縦する楽しさと、空撮する楽しさが得られる魅力のある空撮用ドローン。
搭載カメラはジンバル付きで解像度が
・4K
・5K
と空撮が楽しめる機体が揃っています。
山や海では遠くへ飛ばして大自然を上空から搭載されたカメラで撮ることができます。
とても魅力がある機体ですが、飛行させる際には改正航空法が適用されるので飛行させる際のルールをしっかりと確認しておく必要があります。
ドローン初心者の方は、まず小型のトイドローンで慣れてからステップアップするのがおすすめです。
高額のドローンを購入したけど近くに飛行させる場所も少なく、数回飛行させただけで
・飽きた
・飛行させる機会がない
・不要になった。
と売却される人も少なくないのがドローンです。
まずは安価な模型航空機を選択することも視野にいれてよく検討して機体を選びましょう。
DJIの一般向けドローンで10万円台~20万円台。ビギナーがいきなり購入するには高価すぎる価格帯。「DJIのMavic 3」・「DJI Air 2S」を購入前に試してみたいならレンタルがおすすめ。
200g以上の機体でもそれなりのドローンなら1万円台から販売されているので、飽きる心配がある人はお手頃価格の機種がおすすめです。
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空撮ドローン DJI(200g以上)無人航空機の比較
機種名 | DJI Mavic 3 | DJI Air 2S | DJI Mini 3 Pro |
実勢価格 | 239,800円~ | 119,900円~ | 106,700円~ |
障害物検知 | 前方/後方/上方/ 下方/側方 | 前方/後方/上方 /下方 | 前方/後方/下方 |
飛行時間 | 46分 | 31分 | 34分 Plus:47分 |
重量 | 895g | 595g | 249g |
折りたたみ式 | 対応 | 対応 | 対応 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ドローンでもっとも人気のあるメーカー「DJIドローン」を詳しく比較、解説した記事も見てね。
空撮ドローン DJIのおすすめ
ここではDJIの高画質カメラを搭載した空撮が楽しめるドローンのおすすめを紹介していきます。
高解像度4K、5Kカメラを搭載したドローンはカメラ性能だけでなく飛行も高性能。
障害物検知センサーと高度操縦支援システムAPASにより飛行ルートにある物体を検知して、障害物をよける能力を持つ最先端のDJIドローン。
DJI Mavic 3
DJIドローンの空撮ドローンで最も高性能な「DJI Mavic 3」は全方向障害物検知
・前方・後方・上方・下方・側方
を搭載し、安全にフライトができるドローンです。
カメラ性能ではミラーレス一眼カメラにも搭載される4/3型CMOSセンサーと
・5.1K/50fps
の滑らかな動きの動画を撮影することができます。
最大飛行時間 | 最大飛行速度 | 高度操縦支援システム |
46分 | 75 km/h | APAS 5.0 |
障害物センサー | 解像度 | 写真 | 重量 |
5方向 | 5.1K/50fps | 20MP | 895g Cine: 899g |
DJI Air 2S
DJI Air 2Sは1インチCMOSのセンサーで高解像度5.4K/30fps動画が撮れるカメラを搭載。
コントローラーにiPhoneやスマホを取り付けてモニターとして利用すタイプ。
4方向の障害検知センサー
・前方・後方・上方・下方
を搭載しているので複雑な場所でも安定した飛行を実現。
最大飛行時間 | 最大飛行速度 | 高度操縦支援システム |
31分 | 68.4 km/h | APAS 4.0 |
障害物センサー | 解像度 | 写真 | 重量 |
4方向 | 5.4K/30fps | 20MP | 595g |
DJI Mini 3 Pro
持ち運びがしやすい小型で軽量の機体、DJI Miniシリーズの3世代目となる「DJI Mini 3 Pro」は歴代の2モデル
・DJI Mavic Mini
・DJI Mini 2
では機体重量が「199g未満」と模型航空機を意識した重量となっていましたが、2022年6月20日からの航空法の改正により
・DJI Mini 3 Pro
は重要は「249g」となって登場しました。
Miniシリーズのコンセプト、メリットである小型軽量は維持しながらさらに高性能化され
・3方向障害物検知
が搭載され衝突回避能力が向上しました。
コントローラーは高輝度スクリーン送信機とスマホ取り付けタイプの2種。
最大飛行時間 | 最大飛行速度 | 高度操縦支援システム |
34分 Plus:47分 | 57.6 km/h | APAS 4.0 |
障害物センサー | 解像度 | 写真 | 重量 |
3方向 | 4K/60fps | 48MP | 249g |
小型ドローン(200g未満)模型航空機
200g未満の小型のドローンは比較的安価で購入でき、初心者でも気軽に飛ばすことができるため入門用としても人気。
ビギナーの方はまずはこの100g未満の機体からスタートするのがおすすめ。
100g未満の機体はトイドローンとも呼ばれ、改正航空法が適用されません。
機種名 | DJI Mini 2 | DJI Mavic mini | Ryze Tech Teiio | Holy Stone HS 120D | Poten Sic T25全能版 | Holy Stone HS165 | Tomzon D65 | Holy Stone HS160Pro | Holy Stone HS160 |
実勢価格 | 59,400円~ | 37,500円~ | 12,722円~ | 19,900円 | 16,990円 | 15,900円 | 18,990円 | 9,520円 | 5,882円 |
障害物検知 | 1方向 下方 | 1方向 下方 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
飛行時間 | 18分 | 18分 | 13分 | ||||||
重量 | 199g | 199g | 80g | 198g | 200未満g | 170g | 195g | 124g | 83.5g |
折りたたみ式 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
飛行性能も屋内のみで飛ばせる100g以下の子供が遊ぶおもちゃレベルから、GPSや3軸ジンバルカメラを搭載した高性能機まで幅広くラインナップ。
子供用のドローンの記事はコチラの屋内用ドローンのおすすめ10選!子供向けを徹底比較!もよかったら見てくださいね。
100g未満の屋内用ドローンはコチラ
安いドローンなら2,000円台から、中レベルの機体を販売するメーカー
・Holy Stone
・Poten Sic
・SNAPTAIN
で5,000円~20,000円台で購入することができます。
ドローンで世界的に有名なDJIの小型ドローンは200g未満で最も高性能な機体
・Mavic Mini
・DJI Mini2
は40,000円~70,000円と高額。
模型航空機に分類される小型のドローンでもGPSを搭載した高性能な機体で、自動飛行、座標ホバリング、自動帰還ができるものなら初心者でも簡単に操縦や空撮を楽しむことができます。
バッテリーを含む200g未満のドローンには航空法は適用されないけど、ルールが全くないわけではないから注意してね。
ドローンを飛行させる!免許・資格は必要なの?
現在の法律ではドローンの飛行に免許や資格は必要ありません。
誰でもドローンを購入することができるし、飛行させることもできます。
しかし、ドローン(無人航空機)は機体を飛行させる際は思わぬ事故を発生させないため、国土交通省が定めた改正航空法があり
・飛行禁止空域
・飛行の方法
で制限されたルール以外で飛ばすときは申請や承認が必要なのでしっかり確認してから飛行させましょう。
100g未満(模型航空機)では適用されないのでドローン無人航空機(100g以上)よりは手軽に飛行を楽しめるメリットがあり人気です。
特にドローンが初めてのビギナーには安く購入できる、本格的なドローンを飛ばす前の練習ができる利点があります。
小型でも完成度の高い「DJI Mavic mini」は重量は199gと軽量ですが、高性能で距離もある程度遠くまで飛ばせるだけでなくGPSも搭載しています。
模型航空機とは思えない本格的なドローンの飛行が楽しめドローンは世界一のシェアを誇るメーカーDJI製。
ドローンの規制や法律2022年度は何が変わる?
ドローン配送などを視野に入れた法整備として、免許制度の導入が検討されている。
自動車や船舶などを操縦する際に免許取得制度があることで走らせることの運転スキルやルールを学び事故の防止を図っている。
これと同じようにドローンにも免許制度を導入して、操縦する者が必要なスキルを付け、衝突や落下事故を防止するというもの。
ただしこれはレベル4(有人地帯における目視外飛行)を可能とするために必要となるものです。
レベル1から3については現行法が適用されるので、趣味で飛行させるドローン運転は今まで通り。
となると199gの「DJI Mavic MiniとDJI Mini2」は改正航空法の対象となってしまうということです。
2022年6月20日より改正されること、義務化となることを簡単にまとめてみました。
2022年6月19日 まで | 無人航空機 | 模型航空機 |
重量 | 200g以上 | 200g未満 |
機体登録 | 不要 | 不要 |
2022年6月20日 開始 | 無人航空機 | 模型航空機 |
重量 | 100g以上 | 100g未満 |
機体登録 | 必要 | 不要 |
リモートID機能搭載 | 必要 | 不要 |
リモートID機能搭載が 免除となるケース | ①2022年6月19日までに登録した機体 ②安全確保措置 (監視する補助者の配置) ③係留飛行 (強度のある紐などで係留飛行) | 不要 |
リモートID機能とはリモートID機器から電波で機体の情報を発信し、飛行しているドローンが
・登録がされている
・登録がされていない
を判別するためのものです。
万が一の事故発生時や無許可飛行があった場合の機体の特定で「空の安全確保」のための措置です。
リモートIDから個人情報は発信されません。発信されるのは
・製造番号
・登録記号
・位置
・速度
・時刻
などの情報です。
小型ドローンの選び方
ドローンを初めて購入するならさまざまな機種を比較しましょう。
・どこで飛ばしたい?
・何を目的に飛行させる?
高性能な機体が必要ならDJI Mavicシリーズがおすすめです。
安くてそこそこの機能で選ぶなら他にも良いドローンはたくさんあるので、後悔しないようにいろいろと比較して決めましょう。
ドローンを楽しく安全に飛行させるために5つのポイントを確認していきます。
GPS機能もあった方が安心。同じ位置でホバリングや自動帰還ができるから不安なく飛行させることができるよ。
ドローンのプロペラガードは初心者におすすめ
初めてドローンを購入する人には絶対選んでほしいのがプロペラガードが付いた機種、もしくはオプションで選べるもの。
障害物に接触してもプロペラの破損を防止することができます。より安全に飛ばすなら「絶対に必要と言える装備」です。
プロペラは高速回転をするので狭い室内で飛ばした場合に万が一人に衝突したら自分も含め思わぬ事故につながり危険。
200g未満のドローンでは
・前方
・側面
・後方
などの障害物センサーを搭載している機種はほとんどありません。
高性能のDJIのMavic miniとmini2は下方センサーのみ。
屋外でも同様に操作ミスで思わぬ方向にドローンが飛んで行く可能性があります。初めてドローンを飛ばす人はぜひ、プロペラガード付きの機種を選びましょう。
プロペラガードはほとんどの機種で脱着ができるようになっているので、操作に慣れたら外せばいいよ。
GPS付きドローンがおすすめ
GPS搭載のドローンは衛星からの電波を受信し、自分の現在位置を空間座標の中の位置として認識します。
GPS搭載のドローンが正確な座標ホバリングができるのもこの衛星の電波を受信しているからです。
GPS搭載のドローンなら機種にもよりますが、あらかじめマップで設定した場所を自動で飛行させたり、対象物を範囲指定すれば、対象物が動くとそれを自動追尾してくれるフォローミーモードと呼ばれる機能もあります。
ドローンで有名なメーカーDJIではアクティブトラック。
他にもホームポイントへ自動で帰還させることも、安定したホバリングも簡単。
上空で風の影響を受けて流れるような状態になっても、自動姿勢制御により高度、位置を維持しようとする。
操縦が不安なビギナーにはGPS搭載がおすすめ。
他にもセンサーにより障害物を自動で避けて飛行してくれる高性能機種もありますが、模型航空機では現状ではほとんどありません。
操縦が苦手な初心者でも安心して楽しめるのがGPS搭載のトイドローンです。
山間部などGPSの電波が届かない場所での飛行には注意しましょう。
GPS電波が途絶えても飛行をさせることはできますが、最悪はロストして機体を紛失する可能性もあるので、GPS機能なしでの飛行にも慣れておいた方が無難です。
GPS信号が切れた場合、ドローンは離陸地点へ戻ろうとする機種もあるけど、風でどんどん流されてしまう危険もあるので注意してね
空撮を楽しむならジンバル付きのドローンがおすすめ
ドローンで空撮するときにキレイな動画を撮りたいと思う方も多いと思います。
ドローンをスムーズに安定飛行させていれば問題がありませんが、ブレ補正が搭載されていないカメラ付きのドローンで空撮した場合「ブレブレの残念な動画」が撮れてしまいます。
一般的なビデオカメラでも同様で手ブレ補正がないカメラでは、カメラが揺れると見ずらい動画になります。
ドローンには電子式のぶれ補正や、3軸ジンバル付きのものがあります。
ジンバルはプロ並みのブレない動画が撮れるので空域では風に煽られやすいドローンでも3軸ジンバル付カメラならブレのない滑らかな動画を空撮することが可能です。
キレイな景色もバッチリです。
ドローンを飛ばして大自然のキレイな景色を楽しみたい、空撮が目的の方なら3軸ジンバル搭載のドローンがおすすめです。
持ち運ぶなら折りたたみ式のドローンがおすすめ
機体をコンパクトに折りたたみができるドローンは持ち運びが便利です。バッグに入れてどこにでも手軽に運べるメリットがあります。
プロペラも破損させる心配もなくドローンとどこにでも一緒にお出掛けもできる。
カメラ付きドローンの飛行性能&画質比較表
ドローンには空撮ができるカメラが付いた機体があります。
電子式のブレ補正、3軸ジンバルが搭載された機種などいろいろですが、空撮で滑らかな映像を撮るなら圧倒的に3軸ジンバルが有利です。
ジンバル付きでは手元の操作でレンズを稼働させることができる。
・チルト(上下)
・ロール(回転)
・パン(左右)
でより空撮を楽しむことができます。
カメラ画質では高解像度の2Kや4Kがおすすめ。カメラ付きなら画質も優先したいですね。
性能面では
・GPSの有無
・Wi-Fi内臓の有無
・スマホ操作
・コントローラー付属/なし
・自動ホバリング機能
など選ぶポイントがいろいろとあります。
ちょっと飛ばしたいだけという方を除き、ドローンを長く使いたいならより高性能な機体を選ぶのがおすすめです。
Mavic MiniとTelloの比較
どれも高性能ですがここではシリーズ唯一の小型200g未満のMavic mini(199g)を比較。
Ryze TechからはDJIの技術提携によるフライトコントローラー技術テクノロジーが搭載された、Telloは複雑なトリックも簡単にこなす高性能機。
Tello EDUならプログラミングも楽しめる。
小さくても高性能なRyze Tech Tello(80g)を比較していきます。
どちらも発売から大人気のドローンDJI Mavic MiniとRyze Tech Tello。ドローンが初めての方に特におすすめ。
DJI MINI 2はさらに高性能になって登場したけど、その分価格が高くなっています。
DJI Mini 2/Mavic Mini/Tello カメラ性能比較
ドローンは飛行と空撮をする2つの楽しみがあります。
鳥目線で空撮できるドローンならキレイな動画が撮れた方がいいですね。
ドローンに搭載されるカメラの性能を比較していきます。
メーカー 機種 | Ryze Tech Tello | DJI Mavic Mini | DJI Mavic Mini 2 |
センサー | --- | 1/2.3インチCMOS | 1/2.3インチCMOS |
有効画素数 | 5MP | 12 MP | 12 MP |
視野角:FOV | 82.6° | 83° | 83° |
動画/fps | HD7/30 | 2.7K/30 | 4K/30 |
ブレ補正 | EIS (電子式映像ブレ補正) | 3軸ジンバル | 3軸ジンバル |
Telloは超小型80gのドローンですが、電子式のブレ補正を搭載。解像度はHD720Pと昨今のカメラ性能を考えると少々不満点ですが、価格帯を考えれば十分なカメラ性能と言える。
High(高速)モードではブレ補正が設定できないためブレた残念な動画となるが、Slow(低速)モードでブレ補正が設定できるので安定したブレのないスムーズな動画を空撮できます。
Mavic Miniは1/2.3インチのCMOSセンサーで2.7Kの高解像度の動画が撮れる。実際に撮った映像を4Kカメラと比較してもさほど違いを感じれないほど綺麗な空撮ができる。
さらにMavic Miniは3軸ジンバルを搭載。小型200未満のドローンとしてはかなりの高性能。ブレのない滑らかな動画が撮れ、綺麗な景色を空撮するなら間違いなくおすすめの機体。
Mini 2はカメラ性能が4Kにアップした。その他センサー、画角、F値はMavic Miniと同じ。
Mavic MiniとTello ドローン飛行時間の比較
ドローンの飛行時間は長いほど楽しむことができます。
しかし小型のドローンの場合200g未満の重量をクリアするためには、機体の重量だけでなくバッテリー容量を少なくして軽量化する必要があります。
そう考えると中型~大型のドローンと比較するとどうしても飛行時間は短くなるのは仕方ないですね。
まずは飛行時間を比較してみよう。
メーカー | Ryze Tech Tello | DJI Mavic Mini | DJI Mini 2 |
フライトバッテリー | 1065 mAh | 1100 mAh | 1100 mAh |
飛行時間 | 13分 | 18分 | 18分 |
電圧 | ー | 7.6V | 7.6V |
重量 | ー | 50g | 50g |
飛行時間の比較表でも分るように
・RyzeTech Telloは13分
・DJI Mavic mini 2は18分。
Mavic Miniの海外モデルなら30分の飛行が可能ですが、バッテリーが2400mAhで機体とバッテリーを合わせて重量が249gとなるので日本の改正航空法対象となってしままいます。
海外バッテリーは日本でも購入できますが使用は「自己責任」となります。
ドローンで注意しなければならないのが飛行時間。
満充電をしてどれだけの距離を飛ばせるのかある程度把握しておかないと、ドローンが戻るまでにバッテリーが切れると「ロストさせる危険」があります。
特に海や湖の上空、山の中をフライトさせるときは注意したいですね。
バッテリーが2個多く付属してさらに充電器付きで、出先でも充電が可能。
1個のバッテリーだけでは、せっかくの飛行も時間が短すぎて十分に楽しめません。ドローンは飛行時間が長い方が断然楽しめるガジェットです。
Ryze Tech Telloの特徴
Telloは80gという超軽量のトイドローン。
軽すぎるとある程度重量があるドローンと比較すると操作が難しそうに思いますが、Ryze TechのTelloの機体制御にはあの高性能のドローンで有名なDJIの機体制御テクノロジーが搭載されているので安定感は抜群です。
専用の送信機はなく、操縦に使うのはスマートフォン。
非常にシンプルな構造ながら丈夫な設計でビギナーでも安心して飛ばすことができます。
ドローンデビューには最高の1台と言えます。ビギナーだけでなくドローンに慣れた人でも楽しめるのがTelloです。
本体底面には2つのビジョンシステムと気圧センサーを搭載。またTelloにはビギナーでも安心して飛行できるように保護機能が搭載されています。
・自動での離陸
・着陸機能
・ローバッテリー警告機能
さらにWi-Fiの接続が切れた場合には自動着陸を開始するようにプログラミングされているのでとにかく安心なTello。
動画撮影ではカメラは固定でチルト機能がないのは残念ですが
・EIS(電子式映像ブレ補正)機能
によりブレが抑えられ滑らかな空撮映像を撮ることができます。トイドローンとしては優秀です。
DJIのフライトコントローラー技術により、スマホの画面をタップするだけで複雑なトリックも超簡単。
Telloを手からトス、その場でホバリング
8D Flips
画面をスワイプすると素早く宙返り
Bounce
Telloがバウンスしながら自動飛行
難易度高い飛行技術(トリック)がビギナーでも簡単に楽しめるのがTello。高度なテクニックは不要。
スタンダードとTello Boost コンボの比較
同梱内容 | スタンダード | Tello Boost コンボ |
参考価格 | 12,980円 | 19,250円 |
機体 | ×1 | ×1 |
プロペラ(1組) | ×4 | ×4 |
プロペラガード(1セット) | ×1 | ×1 |
バッテリー | ×1 | ×3 |
Micro USB ケーブル | ×1 | ×1 |
プロペラ取り外しツール | ×1 | ×1 |
バッテリー充電ハブ | ー | ×1 |
バッテリー1つでフライト時間が13分となっているので、より長い時間の飛行を楽しみたいならバッテリー3つと充電ハブが同梱されているお得なTello Boost コンボがおすすめ。
Telloはプロペラガードが付属しているから初心者でも安心して飛ばせるのが魅力ねだね。
Ryze Tech Tello Iron Man Editionの特徴
Tello Iron Man Edition(アイアンマンエディション)はTelloのスタンダードと機能は全く同じですが、アイアンマンデザインの赤と金のパワードスーツをイメージしたカラー。
Tello Heroアプリでアイアンマンの世界が楽しめる特別なドローンです。
DJI Mavic MiniとDJI Mini2の特徴
後継機となるDJI Mini 2が発売されました。
Mavic miniも継続して販売されるため、どちらを選ぶかは悩むところですね。
最大の変更ポイントは解像度が
・2.7Kから4Kに高画質化された動画。
他にもあらゆる点で進化をしていますがフライト時間は同じです。
価格は値上がり幅が大きいので「DJI mini2」を購入するなら上位機種のMavic air2も購入視野に入ってきます。
2022年6月より100g未満に引き下げられるためManic miniシリーズは小型無人航空機となるのでメリットがなくなってしまうのが残念です。
DJIから発売されている一般向けのMavicシリーズ。
高性能で世界シェア7割
という驚異的な人気のDJI Mavicシリーズはどれも性能はもちろん、見た目のカッコよさも含め完成度が高い。
そんなMavicから発売されている
・Mavic Mini
・DJI Mini2
は200g未満の模型航空機に分類されますが、今までの200g未満の機体とは全く違う高性能なドローンです。
安定性抜群で折りたたむと大きさも重量も
スマホサイズの199g、iPhone12
と同じくらいの重量。
同シリーズの中でも静音レベルは高い。
GPSとビジョンセンサーによる正確なホバリング。
ビジョンポジショニングシステムはドローンの底にある下方センサーと赤外線検知システムを搭載。
Mavic MiniとMini 2のブレない3軸ジンバルカメラ
Mavic Miniには3軸ジンバル(ブレ補正)が搭載されているからブレない滑らか映像に加え、動画は
・Miniが2.7K/30FPS
・Mini2が4K/30FPS
の高画質でキレイな映像を撮影することができます。
飛ばす、撮るがこれ1台で楽しめるのがMavic Mini。
クイックショットモードでカッコイイシーンを簡単に撮れる。
コントローラーにスマホを接続すればモニターに様々な情報が音声と表示でユーザーに情報を教えてくれる。
バッテリー残量の警告、風速警告など。
Mavic Miniは風速5m程度でも風に煽られながらも座標ホバリングを維持します。
7~8mほどの風速でも飛ばすことはできますが、相当風の影響を受けるので風速計を持っているとより安全にフライトを楽しめます。
200g未満の小型ドローンとしては価格は高めですが
・本体のデザイン
・性能
・12MP静止画
・2.7K/4Kの動画
3軸ジンバルまで搭載し、完成度も満足度も非常に高い。
Mavic miniを万が一ロストさせた場合、地図上に自機の位置を表示。光と音で自機の場所を教えてくれる。
あなたが機体を見つけてくれるのを
・プロペラをピクピクと動かしながら待っている。
そんな機能も搭載しているのがMavic Mini。
買うならバッテリーが3個付いているのでFly Moreコンボがおすすめです。
1個のバッテリーで約18分のフライト時間を考えるとバッテリーは3個欲しいですね。コンボには充電ハブが付属しているので3個のバッテリーを順番に充電してくれる機能が便利。
僕はFly Moreコンボ を買ったよ!
出先でも充電ハブにポータブル充電器を接続してバッテリーの充電をすることができるのでロングなフライトが楽しめます。
スタンダードとFly Moreコンボの比較
スタンダードとFly Moreコンボの同梱内容の違う点のみ紹介していきます。
同梱内容 | スタンダード | Fly moreコンボ |
参考価格 | 46,200円 | 59,400円 |
インテリジェント フライトバッテリー (1100mAh) | ×1 | ×3 |
プロペラ1 組(予備) | ×1 | ×3 |
Micro USB ケーブル | ×1 | ×2 |
ねじ(予備) | ×6 | ×18 |
360°プロペラガード | ー | ×1 |
2WAY 充電ハブ | ー | ×1 |
DJI 18W USB 充電器 | ー | ×1 |
キャリーバッグ | ー | ×1 |
単品で購入した場合、バッテリーは1個4,730円、プロペラガードは1,870円、充電ハブは4,290円、充電器は1,760円と大変お得なセットとなります。
他にもプロペラの予備、キャリーバッグまで付いていることを考えるとFly Moreコンボが買い。
トイドローンの比較|200g以下
Tello、Mavic Mini以外の人気のある200g以下のトイドローンの比較をしていきます。
買いやすい価格帯の高性能人気小型ドローン。
Holy Stone HS120Dの特徴
Holyu Stoneの上位機種
オートリターンではGPSによって離陸した座標を目指してしっかりと戻る精度の抜群。
風があるなしで誤差には差が出ますが、かなり正確な50cm程度の誤差の位置に戻ってきます。
着陸も安定しています。
ルートを設定すると自動で飛行するウェイポイントモード搭載。
32分の長時間フライトが可能。バッテリー2つを満充電にしておけば32分も飛ばすことができるのでドローン飛行が思う存分楽しめます。
HS120Dは遠隔操作でカメラの角度をコントロールできるので空撮も楽しみたい方におすすめ。
初心者に安心のワンキーリターン機能があるので機体の紛失から守ります。
万が一ロストしても紛失した場合、アプリのGPS信号を3回タップすることで機体の位置を地図に表示することもできる。
Poten Sic T25アップレート版の特徴
Poten Sic T25は
気圧センサーによる高度維持機能で安定したさ座標ホバリングが可能です。
GPS機能がついているので飛ばしたあとバッテリーが切れそうになると、T25が自分で判断して自動で戻ってきてくれる機能があるので初心者でも安心して飛ばすことができます。
画面に指でドットを描くだけで、簡単にT25はその方向に移動してくれる。
またドローンを飛ばして戻したいと思ったときはオートリターン機能が付いているので最初に飛ばした位置に自動で戻ってきます。
この価格帯でPoten Sic T25遠隔操作によるカメラ角度のコントロールができるのもいい。
Holy Stone HS165の特徴
HS165はしっかりしたケースが付属
本体は折りたたみ式なので安心して持ち運びができます。
使いやすい送信機で操作感は抜群。
スピードも十分な速さで目視ドローンとしてはなかなかのレベル。
フォローミーモード機能をONにすれば撮影をしながらどこまでもあなたを追いかけてきてくれます。
他にもヘッドレスモードで機体の制御が簡単。設定した場所に自動で飛行する機能も備えた、安定した飛行が楽しめるHoly Stone HS165。
折りたたんだスタイルはバットモービルを思わせるデザインがカッコイイ。
カメラは残念ながチルトができない固定式。
Tomzon D65の特徴
D65はGPSを搭載したカメラ付きドローン
サイズは公開されていないので不明。
重量はバッテリー含む195g。
バッテリーは2個付きで飛行時間は20分。フル充電のバッテリーを2つ準備しておけば40分のフライトが可能です。
カメラは高解像度3840×2160p撮れるカメラは写真のみ4K。動画はFHD保存。
GPSを搭載しているD65は初心者に安心の
・バッテリーが切れそうになると自動帰還
・ボタン操作1つで自動帰還
してくれるオートリターン、ワンキーリターンを装備。操縦者を追尾するフォローミーモードも搭載。
ほかにも
- ヘッドレストモード
- ジェスチャー機能
- サークル飛行モード
- MVモード
などを搭載の高性能機でコスパは的にはおすすめです。
Holy Stone HS160Proの特徴
HS160Proは機体の後方にインジケーターを装備
機首と機尾にカラーが違うインジケーターで前後の見分けができるだけでなく、見た目のカッコよさも抜群。
バッテリー残量をお知らせインジケーターも搭載。
オプティカルフローセンサー、機体底部のビジョン(映像)センサーが映像のズレを検知して機体の姿勢を自動制御する機能を搭載。
GPSは搭載されていないが安定したホバリングが可能。
HS160Proはスマホを傾けるだけでドローンの飛行方向を簡単に制御できる体感操作モードがよりフライトの操作感を楽しめるようになっている。
Holy Stone HS160の特徴
HS160は83.5gの超軽量ドローン
価格も5,000台で購入できるので初めてドローンを購入するビギナーの方におすすめ。
室内や無風時に近くで飛ばしてフライトの練習も手軽にできるタイプです。
ワンキーで起動から着陸までを行えるので初心者が初めて飛行させる時でも安心です。
ドローンカメラ付き おすすめ ランキング5選
ここでは僕が独自でおすすめする200g以下のドローンをランキング形式で紹介していきます。
①おすすめNo.1 DJI Mini 2
200g未満の小型ドローンでは最強のDJI Mini 2。前作のMavic Miniよりさらに高性能となり文句のつけようがない。
Mavicシリーズの上位機種を持っている人でも所有しておきたくなる200g未満のMini 2。
小型ながらAir2などと同じ伝送システムOcusync2.0で電波強度が非常よい、信号がロストしないという安心感は高額なドローンを飛行させる中で最も重要です。
200g未満の軽量な機体なので風に流されやすいのは仕方がありまえんが、初代より改善されビューフォート風力階級5(8.0〜10.7m/s)。
風速29~38km/hの風にも耐えることができる。
カメラ画質は4Kになり初代にはなかったデジタルズーム4倍も追加。
機体からのダイレクト映像転送機能では、Mini2からの映像をスマホにダイレクトに転送できるので非常に高速でストレスを感じさせません。
②おすすめNo.2 DJI Mavic Mini
初代Mavic Miniは高性能な小型ドローンとして販売されたときは衝撃的でした。
200g未満の機体とは思えない飛行性能、3軸ジンバル付きのブレないカメラ。
200g未満では別次元のドローン。
Mini 2が発売されて、話題は後継機へと流れていきましたが、初心者だけでなく上級レベルでもMavic Miniは飛行させて満足のいく機体。
Mavic Miniの価格が46,200円に対し、DJI Mini2は59,400円と13,200円高くなっています。
コンボでは20,000円の価格差があるので初代はコスパがいいのでおすすめです。
僕も所有していますが新しいものでないと満足できないという方でなければMavic Miniでも十分楽しめます。
③おすすめNo.3 Ryze Tech Tello
ドローンを購入するのが初めてで、価格も1万円前後でと考えている方におすすめの機体。
5万、10万とする高額なドローンはちょっと・・・と思う方
持ち運びが容易でWi-Fiでスマホとさくっと接続して飛ばす、きれいな背景、有名な背景をバックに記念撮影が簡単にできる。
遠くまで飛ばして空撮を楽しみたい方には不向きですが、自撮りや、仲間と数十メートル離れた空中から撮るなら最十分と言えるドローンです。
80gと軽量で小さくバッグに入れて持ち運びも簡単。
自動離着陸機能や充実した機能、空中で安定した自動ホバリングもでき、中途半端なドローンと違い性能がいい。
カメラは720Pと普通レベルですが電子式のブレ補正も備え、必要にして十分と言えます。何よりこの機体とスマホがあれば飛行させることができる。
いろいろなドローンが販売されていますが、中途半端なものを購入して後悔したくない初心者の方におすすめ。
④おすすめNo.4 Holy Stone HS175
HS175は装備が充実した入門用に最適な機体。
DJIの200g未満の機体より安価でGPS搭載、4Kカメラ、90度可動するチルトカメラ。フォローミーモードなど高性能。
この価格で予備バッテリーが3個付属。
カメラで人物を認識、自動追尾可も能。
価格から考えるとコスパ抜群の高性能機と言えます。機体は折りたたみができるので持ち運びにも便利。
必要な装備と飛行性能、収納ケースまで付いた初心者が手にれるなら満足できる装備が嬉しい。
⑤おすすめNo.5 Holy Stone HS161
HS161はコンパクトに収納できる全く新しいドローン。折りたたむというよりはプロペラをサバイバルナイフのように収納するイメージ。
10,000円以下のドローンながら、機体の姿勢を自動制御するポジショニング機能、1080Pカメラ、Wi-Fiでスマホへの動画転送も可能。初心者におすすめのヘッドレスモードを搭載。スピードは低速、中速、高速の三段階切替ができる。
専用コントローラーだけでなく、専用アプリをダウンロードするとスマホでも操作も可能になる。収納できるHS161はポケットに入れて持ち運べるサイズ。初めてドローンを購入する人におすすめ。
飛ばす前にドローンの改正航空法を知ろう
ビギナーでも簡単に分かる航空法とは
飛ばす前に知っておく必要があるのがドローンを飛ばすときのルール。100g以上の機体だけでなく、100g未満の小型ドローンでもルールがあるので「初心者でも簡単に分かるルール」を一読してから飛行させましょう。
ドローン(100g以上)の無人航空機を飛ばす際に飛行を制限されている航空法について。
国土交通省の許可・承認とDIPS、FISS(許可・承認のオンラインシステム)
①重量が100g以上のドローンに適用される航空法【★飛行禁止空域】
まず最も注意したいのが飛行禁止空域。
- 空港周辺
- 150m以上の上空
- 人家の密集地域(DID地区)
空港では航空機が頻繁に離着陸を繰り返します、空港周辺や150m以上の上空でドローンを飛行させていれば航空機の航行の安全にかかわる影響を及ぼすおそれがあります。
人家の密集地域ではドローンが落下した場合、人口集中地区での上空では人に危害を及ぼす可能性があります。
このように安全にかかわる空域ではドローンの飛行は禁止されていますが、上記の飛行禁止空域での飛行が必要な場合は、国土交通大臣の許可を得れば飛行が可能となります。
許可なく飛行させた場合は罰則が科せられるますので法律を知らなかったでは済まされないので注意が必要です。
国土交通省(無人航空機を操縦される方へ)https://www.mlit.go.jp/common/001294652.pdf
詳細については国土交通省のHPで確認してね。
②重量が100g以上のドローンに適用される航空法【★飛行の方法】。
- 日中での飛行
- 目視の範囲内
- 距離の確保
- 催し場での飛行禁止
- 危険物輸送の禁止
- 物件投下の禁止
国土交通省の図解を見るとこんな感じ。上記によらずドローンを飛ばす必要がある時はあらかじめ、地方航空局長承認が必要となるので覚えておきましょう。
承認はオンラインでの申請が可能です。
国土交通省(無人航空機を操縦される方へ)https://www.mlit.go.jp/common/001294652.pdf
このように100g以上のドローン「無人航空機」を飛行させるには航空法を遵守しなければなりません。
しかしドローンでも重量により航空法の対象外になるものがあります。
ドローン規制には国土交通省で定められた以下の記述があります。
1.航空法における無人航空機とは
(1)無人航空機とは
■「人が乗ることができない飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの」と定義されており、いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。■ただし、マルチコプターやラジコン機等であっても、重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)100 グラム未満のものは、無人航空機ではなく「模型航空機」に分類されます。
■また、航空機から改造されたもの等、無人機であっても航空機に近い構造、性能・能力を有している場合、航空法上の航空機に該当する可能性があります。そのような場合には個別にご相談ください。
(2)模型航空機とは■ゴム動力模型機、重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)100グラム未満のマルチコプター・ラジコン機等は航空法上「模型航空機」として扱われ、無人航空機の飛行に関するルールは適用されず、空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要とする規定(第 99 条の2)のみが適用されます。
ここがポイント
- 「無人航空機」重量100g以上
- 「模型航空機」重量100g未満。
記載されている内容によるとバッテリーを含む100g未満の機体は対象外となっている。
100g未満の機体は「無人航空機」ではなく「模型航空機」に分類とあるので、航空法のルールが適用されないので気軽に飛ばすことができると言うことだよね。
200g未満のドローンでも空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要となっているから注意が必要なんだよ。
他にもトイドローンでも都道府県で定められた条例等があるから飛行させるときは注意しよう。
航空法をおさらいすると。
「★飛行禁止空域」と「★飛行の方法」は100g未満の小型ドローンは適用されない。ということだけど、航空法の99条の2の規制空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要は模型航空機でも適応されるということになるんだね。
100g未満のトイドローンは無人航空機のようないろいろな規制やルールがなく、「空港周辺と一定の高度以上」を除けば、人口集中地区でも、夜間でも飛行させていいということだよ。
このように100g未満のトイドローン「模型航空機」は改正航空法では、飛行のルールが緩和されていますが、第99条の2の規制の方法によらず飛行させたい場合は、国土交通大臣の許可が必要となります。
また重要施設周辺の飛行の禁止や、改正航空法以外の法律もあるので、トイドローンならどこで飛行させてもよいという訳ではないので注意しましょう。
2021年~2022年にドローンの規制、追加や見直しがある
ドローンの需要が年々拡大、これからもどんどん増える中、ドローンの免許やライセンス制度も検討されている。
さらに所有者が分るようにドローンの登録制度、機体の認証制度なども強化されいく。
特にこれからドローンでの宅配事業が拡大されることでDID(人口集中地区)第三者の上空)と目視外飛行を安全に進めるするため、免許やライセンス制度にし、自動車の運転免許取得のような試験や飛行テストで合格した者が取得できるようになる。
さらにここでメリットがあるとしてきた模型航空機の線引きである200g未満を、2022年の6月20日からに100g未満に引き下げられました。
200g未満でDJIの高性能機(他の機種もありますが)が販売されるようになったことで仕方のない対策とも言えます。
この記事のまとめ
ドローンの性能をよく知らない方は、慣れない人が飛ばしたら墜落して即破損。そんなメージを持つ人も多いのではないかと思います。
ラジコンヘリや飛行機ではそんなイメージが先行していましたが、ドローンの場合、GPSを搭載していなくても
・自動ホバリング機能
・自動離陸
・自動帰還
などの機能でビギナーの方でも意外と壊さずにフライトが楽しめます。
GPS搭載機ならさらに簡単で、空間に座標を持つことで手軽に簡単に飛行させることができるのが特徴です。
バッテリー切れ、GPS電波の不安定な場所での飛行に気を付けていればロスト事故を発生させるリスクを抑えることができます。
しかし注意しておきたい点もあります。ドローンは趣味で飛行させる人、仕事で飛ばす人とその用途はいろいろですが、ドローンを飛ばしてトラブルにならないように航空法などのルールをしっかりと守り、安全に飛行を楽しみましょう。
トイドローンを購入される方は趣味での飛行を楽しむ方がほとんどだと思います。
200g未満でも高性能な機種では速度もそれなりに早く、高度も距離もより遠くまで飛ばすことができます。
手軽に飛ばすことができるドローンは200g未満と機体が軽量なので重量のあるドローンよりも風にあおられるやすいことも理解しておきましょう。
安全な場所、安全な飛行でドローンを飛ばして撮影を楽しみましょう。
Mavic miniの実機レビュー記事も見ていってね!