話題のCIOのGaN（窒化ガリウム）を搭載した「CIO NovaPort DUO 45W」 Type-Cを2ポート仕様の急速充電器を購入したのでレビューします。
USB-Cを2ポート搭載する45Wクラスで最小最軽量。CIOの人気はこのサイズ感と軽さ。
こんなに小さくても13インチクラスのMacBook AirもPD対応のノートPCも急速充電できるなんてスゴイよね。
単ポート最大45Wの出力でMacBook Airの急速充電、2ポート同時なら各ポート20W × 2の合計40Wで（iPhone×2台の同時急速充電）ができます。
本記事ではCIO NovaPort DUO 45Wを使ってみた使用感など実機でのレビューをしています。
購入する時に迷うNovaPortシリーズ「DUO 45W × TRIO 65W」 充電器の比較も紹介。
ポチップ
CIO NovaPort DUO 45W スペック・仕様
| カラー |   ブラック / ホワイト |
| 製品名 | CIO NovaPort DUO 45W |
| 型番 | CIO-G45W2C |
| 急速充電規格 | PD3.0 / PPS |
| 搭載ポート | USB-C×2 |
| USB-C1 / C2 出力 | 最大45W 5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓2.25A |
| USB-C1 / C2 PPS出力 | 3.3-11V⎓4.05A |
| USB-C1 / C2 合計出力 | 最大40W 30W+15W or 20W+20W |
| サイズ | 約45x36x29mm |
| 重量 | 約78g |
| カラー | ブラック / ホワイト |
| コンセントプラグ | 折りたたみ式 |
| パッケージ内容 | CIO NovaPort DUO 45W 取扱説明書 |
カラバリは2色展開、ブラックとホワイト。
どっちにするか悩むところですが僕はブラックを購入しました。本記事のレビューではブラックをご紹介しています。
NovaPort DUO 45Wの急速充電規格検出チェック
いつものようにNovaPort DUO 45Wの急速充電規格検出を「CT-3 USB3.1テスター」でチェックしてみました。
上段のType-CポートC1からチェック。
次に下段のType-CポートC2をチェック、どちらも同じ規格がしっかりと検出されました。リストは以下の表にまとめました。
| USBポート | 急速充電規格 |
| Type-C1 / C2 | Apple2.4A Samsung-5V-2A QC3.0-3.6V～16.0V DCP-1.5A QC2.0-9V-12V-20V QC4+ Sumsung-AFC-9V-12V Huawei-FCP-9V-12V-18.0W PD3.0 PPS 45W |
PD3.0でPPS対応最大出力の45Wが表示されています。
USB PDのPDOチェック
NovaPort DUO 45Wの利用可能な「PDO」を確認してみました。
USB PD（Power Delivery）3.0に対応。
メーカー公表値は最大出力45Wです。「CT-3 USB3.1テスター」でチェックした結果は以下。
⑤20.00V（電圧） × 2.25A （電流）= 45W（電力）
⑥PPSに対応。
しっかりとメーカー公表値通りの出力45Wが表示されました。
CIOの製品は信頼のおけるブランドということが分かります。
ホワイトの箱にパープルの文字が鮮やかなCIO NovaPort DUO 45Wのパッケージ。
「reddot winner 2022」（レッド・ドット・デザイン賞受賞）のシールが貼付されています。
レッド・ドット・デザイン賞は1955年に創設されたドイツ、エッセンの国際的に権威のある賞です。9つの基準で審査、優れた製品に贈られる賞です。
日本メーカーのCIOはパッケージにサポートセンターの連絡先、会社の所在地などがしっかりと記載されています。
このようにしっかりとした表記があるとユーザーも安心して購入ができます。信頼のおける証ですね。
パッケージから出してみました。本体は透明なトレイに入っていました。
QRコードから会員登録後に延長保証登録で「製品保証を1年自動延長」を実施しています。これ製品に自信がある証拠ですね。
充電器でトータル2年保証ですよ、すごっ。
CIO NovaPort DUO 45W デザイン・特徴
CIO独特のデザインが採用された筐体。ここ最近のモデルはこのデザインで統一されています。
シンプルな中に、キラリと光るアルミニウム素材のCIOエンブレム。
反対側はこのように無地でシンプルなデザインです。
底面には「NovaPort DUO」と記載され、以下製品の仕様やPSEマークなどがプリントされています。
PSEマークの下には「株式会社CIO」と企業名が記載されています。
搭載ポート
「CIO NovaPort DUO」に搭載されるポートはType-C × 2 です。
ポート内にはCIOのポートレート（企業）イメージカラーの紫色が使われています。ブランドのこだわりポイントですね。
パッケージに同梱されていたコーポレートカラーが紫である理由を貼っておきます。
USB-Cポートにデバイスを接続したときの各ポート使用時の最大出力は以下の表にまとめています。
| C1 | C2 | 合計 | |
| 1ポート使用 C1 | 最大45W | 45W | |
| 1ポート使用 C2 | 最大45W | 45W | |
| 2ポート使用 C1 + C2 | 最大20W | 最大20W | 40W |
高出力に対応した急速充電器が1つあるとMacBookやiPhoneの充電ができるので出張や旅行など出先で短時間での充電ができるので便利です。
折りたたみ式プラグ
コンパクトな筐体ですが折りたたみ式プラグの採用でさらにコンパクトになり持ち運び性は抜群の充電器です。
カバンに入れても全くかなばることがないのがいいですね。
収納時とプラグを出したときのイメージ。
出し入れはスムーズでプラグを出した時のグラつき等もなく完成度の高い製品です。
プラグを拡大してみました。
各部に至るまで精巧に作られ高クオリティです。
キズ防止シボ加工
筐体表面にはシボ加工が施されたデザインを採用しています。
キズが目立たないだけでなく手に持ったときの滑り止め効果もあります。
ポート側もしっかりとシボ加工がされています。
CIO NovaPort DUO 45WとNovaPort TRIO 65Wの比較
CIOの充電器は高性能な急速充電器ながらコンパクトな筐体に収めた、45W2ポートの同クラスで世界最小最軽量でとにかく小さく軽いのが魅力です。
DUO 45WとTRIO 65Wの比較も交えて紹介していきます。
DUO 45WとTRIO 65Wのサイズ比較
CIO NovaPort DUO 45Wのサイズは「約45 x 36 x 29mm」。数値で見るよりも手に持ったときのコンパクトさには驚きます。
DUO 45WとTRIO 65Wの違いを比較表にしてみました。
| 機種 | サイズ |
| NovaPort DUO 45W | 約45 x 36 x 29mm |
| NovaPort TRIO 65W | 約59 x 43 x 28mm |
NovaPort TRIO も65Wの3ポート充電器としてはクラス最小最軽量だけあってかなりコンパクトです。
・TRIO 65Wは単ポートで最大65Wの充電。
・DUO 45Wは単ポートで最大45Wの充電。
持ち運ぶノートPC、MacBook Air 13インチ程度のパソコンなら45Wでも急速充電ができるのでよりコンパクトな「NovaPort DUO 45W」でも十分と言えます。
ただしType-Aポートが必要なデバイスや3つのデバイスを同時に充電をしたい場合は「NovaPort TRIO 65W」がおすすめです。
2ポート搭載DUO 45Wと3ポート搭載TORIO 65W。
手の平に乗せてみました。こうやって比較してみると「DUO 45W」が小さすぎて「TRIO 65W」はやや大きく感じてしまいます。
CIO NovaPort DUO 45WはMacBook AirやPD対応のノートPCを持ち歩くビジネスマンにおすすめです。
僕はこれから出張時は「DUO 45W」にするか「TRIO 65W」を持って行くかめちゃくちゃ悩むところです。
DUO 45WとTRIO 65Wの重量比較
「NovaPort DUO 45W」のメーカー公表値の重量が「78g」、電子スケールの実測がなんと「71.3g」軽すぎるでしょ。
100g以下になるとかなり手に持ったときに軽く感じますが、70g程度になるとまるで違う軽さを体感できます。
| 機種 | 重量 | 電子スケール実測 |
| NovaPort DUO 45W | 78g | 71.3g |
| NovaPort TRIO 65W | 92g | 95.4g |
「NovaPort TRIO 65W」のメーカー実測値は「92g」、電子スケールの実測は「95.4g」と公表値よりも重い結果でした。
それでも65Wで3ポートが100g以下なんて軽すぎますけどね。
CIO NovaPort DUO 45W 機能
ここではCIOの充電器に搭載される機能を紹介しています。
GaN（窒化ガリウム）を搭載
GaN（窒化ガリウム）による最大のメリットは高い熱伝導率と優れた放熱性、これにより小型化された充電器本体の発熱を最小限に抑える特徴を持ちます。
さらに機械的な安定性も高く、また小型で軽量を実現できるのもGaN（窒化ガリウム）のメリットです。
CIO独自の開発設計とGaN（窒化ガリウム）を搭載することにより同クラスで世界最小最軽量の充電器を商品化しています。
USB PD（Power Delivery）3.0に対応
近年では多くのデバイス、ノートPCやスマホ、タブレット端末などに搭載されるUSB PD（Power Delivery）はUSB (Universal Serial Bus) 規格の一つです。
特徴は従来のUSBに比べ、デバイスへの電力供給をより高速＆効率的にできる規格。
Type-C高出力の対応の充電ケーブルを使うことで最大100W（20V / 5A）の電力の供給を可能としています。
最新の規格では最大240W（48V/5A）まで可能となっています。
CIO NovaPort DUO 45W を使ってみた
実際にNovaPort DUO 45Wで各デバイスの充電をしていきます。
ノートPCの充電
SONYモバイルノート13インチの充電。NovaPort DUO 45Wは単ポートの場合C1、C2のどちらのポートを使っても最大45Wでの充電ができるのが特徴。
実際にデバイスに必要な出力で充電ができているのかAVHzY CT-3 USB3.1テスターで確認してみました。
C1ポートでは「約39W」で充電ができました。
C2でも「約39W」で充電ができました。
他社充電器では接続するポートによって最大出力制限があったりする中で、この充電時は「C1 or C2」どちらもMAX出力が同じなのでノートPCだからC1で充電のようなポートを気にせず使えるのがメリットです。
SONY 13インチノートPCの単ポート充電
AVHzY C3 USB3.1テスターを使って出力を確認していきます。
まずはノートPCからAVHzY CT-3 USB3.1テスターと当たり前ですが同じです。
39Wの急速充電ができています。
iPhoneの単ポート充電
iPhone 12 miniを単独で充電してみました。
こちらは19Wで急速充電ができています。
iPhone × Applewatchの同時充電
2ポート同時充電時は各ポート最大20W × 20Wの出力で急速充電ができるのでiPhoneとスマホを同時充電することもできます。
今回はiPhone 12 mini（最大出力12W）とAppleWatch 6 （最大出力7.5W）を同時充電してみました。
AppleWatchはサードパーティ製のUSB Type-C ＆ Type-Aを搭載した充電器を接続しています。
僕は出張時の宿泊ホテルでこのパターンでの同時充電をするのでType-Cが2ポートあれば対応できます。
出張に持って行くデバイスが多いときや家族で旅行に出かける場合は「NovaPort TRIO 65W」のより高出力の方を持って行くようにしています。
CIO NovaPort DUO 45W がおすすめな人
CIO NovaPort DUO 45WはUSB PD対応でGaN（窒化ガリウム）を搭載し小型で急速充電がきるメリットがあります。
DUO 45Wと一緒にカバンに入れて持ち運ぶ充電ケーブルはPD100Wの絡まないシリコンケーブルです。
13インチクラスのノートパソコンやMacBook Air、スマホやiPhoneなどを短時間で充電したい人におすすめです。
出張や旅行に出かける際、ノートPCを持って行く人にはCIO充電器45Wの筐体サイズは世界最小クラスでカバンに入れてもほとんど荷物感がなく持ち運べるメリットがあります。
ビジネスマンなら会社で貸与されたノートPCを持ち歩く機会も多いと思います。
オフィスや会議室など同僚や先輩、後輩が純正の大きな電源アダプターを使う中で、CIOの小型充電器をあなたが使っていたらスマートですね。
CIO NovaPort DUO 45Wは2つのデバイスを使う人、または2つのデバイスを同時急速充電したい人おすすめです。
3つのデバイスを持ち歩く人にでも同時充電は2つのデバイスしかしないよ。という人には「DUO 45W」はコンパクトで最高のアイテムです。
CIO NovaPort DUO 45W 充電器 レビュー のまとめ
CIO NovaPort DUO 45Wのレビューをしました。
同クラスの充電器比で「最小最軽量」のCIOは一度使うと手放せなくなってしまうメリットがあります。
僕は出張でPD搭載13インチのノートPCをカバンに入れて新幹線、在来線と乗り継ぎ長い時間を移動します。
そんなときに感じるメリットは。
正直、プライムデーで安かったから買ったCIOの充電器ですがもう手放せません。自分で購入した商品なのでレビューも忖度はまったくありません。
いやマジでこの充電器スゴイよ。
もう一度言うけど、小さい、軽い、充電が早い、高コスパ。最高の急速充電器です。
他にもCIOの気になる商品があるので、買ったらまたレビューします。
ポチップ
