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UGREEN Nexode PD充電器 65W レビュー!3ポートUSB-C&A搭載!

今回はUGREEN Nexode PD充電器 65Wを買ったのでレビューをお届けします。

充電器っていろいろありすぎて買う時に悩みませんか?

僕はいろいろなメーカーの充電器を買いまくって試しています。そんな充電器マニアの僕がUGREENの充電器を買った理由はズバリ口コミが良くて同じ仕様の中で安かったから。

ただ安いだけなのか?コスパ最強なのか他社製品の65W充電器と比較も交えてレビューしています。

充電器選びで悩むあなたの参考になれば嬉しいです。

メリット
デメリット
  • 同じ仕様と比較で高コスパ
  • 持ち運びしやすいサイズと重量
  • 壁コンセントでも下がりになりにくい
  • 長時間は本体が熱くなる
  • 同時充電はポートの出力が異なる

UGREEN Nexode PD充電器 65W スペック・仕様

UGREEN Nexode PD 65Wの仕様画像
商品名UGREEN Nexode PD 65W GaN Fast Ⅱ Black 10334
型番10334
最大出力65W
ポートUSB-C × 2
USB-A × 1
プラグ折りたたみ式
サイズ約‎66 × 40 × 31 mm
重量約130.41g
パッケージ内容Nexode PD 65W本体
取扱説明書

規格をチェック

充電器として公表規格通りのスペックがあるのかいつものようにチェックしていきます。

AVHzY CT-3 USB3.1テスターにて確認をしています。

ここは製品としての信頼性に関わる点なので重要ポイントです。

USB-C1から確認してみました。

USBポート急速充電規格
USB-CApple2.4A
Samsung-5V-2A
QC3.0-3.6V~12.0V
DCP-1.5A
QC2.0-9V-12V-20V
QC4+
Sumsung-AFC-9V-12VS
Huawei-FCP-9V-12V-18.0W
Huawei-SCP-3.3~12.0V-22.0W
PD3.0 PPS 65W

規格通りUSB PD(Power Delivery)3.0対応しています。

USB-Aポートを確認してみました。

USBポート急速充電規格
USB-AApple2.4A
Samsung-5V-2A
QC3.0-3.6V~12.0V
DCP-1.5A
QC2.0-9V-12V-20V
QC4
Sumsung-AFC-9V-12V
Huawei-FCP-9V-12V-18.0W
Huawei-SCP-3.3~12.0V-22.0W

メーカー公表通りのスペックが表示されていますね。

USB PDのPDOチェック

AVHZYテスターでPDOのチェック

Nexode PD充電器65Wの「利用可能なPDO」をチェックしてみました。

20V(電圧)×3.25A(電流)=65W(電力)に対応していました。
PPS対応の充電器であることが分かります。出力は3.3-21V/3A

最大65Wの充電器でですが「3.3-21V/3A」と表示されているのでPPSは3A(最大25W)に対応となっています。

PPS(Programmable Power Supply)とは、充電器や電源供給装置の一種で、電力を制御し、デバイスへの充電を最適化するための技術。急速規格のUSB PD 3.0(USB Power Delivery 3.0)のオプション機能の一つです。

UGREEN充電器65Wのパッケージを確認していきます。いつからか分かりませんが2022年に発売されていたものと違いパッケージのデザインが刷新されています。

ホワイトだったパッケージがブラックになっています。

充電器のパッケージは他社有名メーカー製品と比較すると箱の質やデザインなど良質です。

蓋を開けると充電器本体がシュリンクに入った状態でシンプルに梱包されていました。

フィルムを剥がして箱に戻してみました。どうですか、シンプルですがけっこう高級感のあるデザインです。

全て出してみました。

パッケージ内容は

・65W充電器本体
・取扱説明書
・他案内

UGREEN Nexode PD充電器 65W デザイン・特徴

UGREEN Nexode PD充電器 65Wのデザインをチェックしていきます。本体も当初モデルと比較すると少しデザインが刷新されています。

よりシンプルになっていますね。

本体の中央には「UGREEN」の文字がプリントされています。カラーはブラックですが側面はガンメタっぽい色です。

反対側の側面には「65W」とプリントされています。シンプルで高級感もありいい感じです。

なかなか良いデザインです。

ツルツルな表面処理なので傷が付かないように注意して使いたいですね。

本体の上部。プラグに一部が見えています。

本体の底部はPSEマークや充電器の仕様などがプリントされています。文字が小さすぎてよく分かりませんが・・・。

搭載ポート

本体正面はポートを搭載。

ここもデザインが刷新されタイプCポートを囲ったラインが引かれPCマークとスマホマーク、いやいやタブレットマークかな?がプリントされています。

ここのポートはパソコンやスマホなどのデバイスを充電するところだよ。と言った感じですね。

搭載ポート
  • USB-C1
  • USB-C2
  • USB-A

折りたたみプラグ

裏面は折りたたみ式プラグが収納されています。

プラグを出したところと収納したところを比較してみました。

プラグは片手でも出し入れができます。動かすたびにカチ、カチと音がしてしっかりと固定されます。

UGREEN Nexode 65Wのサイズや重量を他社65Wと比較

ここではUGREEN Nexode 65Wのサイズや重量をレビューと他2社人気の充電器とサイズや重量を比較していきます。

タクマ

ぜひ参考にしてみてね。

比較条件は65W 3ポート搭載(USB-C×2、USB-A×1)充電器。

・UGREEN Nexode 65W
・Anker PowerPort III 3-Port 65W
・CIO NovaPort TRIO 65W

3ポート搭載 65W 充電器の重量比較

重量の比較をしてみました。デジタルスケールで計量していきます。

UGREEN 65Wの重さは「115.4g」。メーカー公表の重量は130g?ほんまかいな?

3ポート搭載充電器としては軽い方ですね。

ANKER 65Wは「124.4g」。

持ってみるとちょっとズシッと重さを感じます。それでも軽い方ですが。

CIO 65Wは「95.4g」。

100g以下とダントツで軽い充電器です。さすがに持っても他の2つとは重さの違いを感じます。

重量が軽い順番をランキング表にまとめてみました。

ランキング機種メーカー公表実重量
1位CIO 65W92g95.4g
2位UGREEN 65W130g115.4g
3位ANKER 65W130g124.4g

重量比較はダントツでCIO 65W充電器が軽い結果となりました。

3ポート搭載 65W 充電器のサイズ比較

同条件の3メーカー人気の充電器65Wのサイズ比較をしていきます。

機種
CIO 65W43 mm28 mm
UGREEN 65w40 mm31 mm
ANKER 65W38 mm29 mm

ポートを搭載する正面から見るとどのメーカーも同じようなサイズに見えますが幅はCIO 65Wが一番薄くなっています。

縦はAnkerが一番低くコンパクト。

横を比較してみました。

機種
ANKER 65W66mm
UGREEN 65W66mm
CIO 65W59mm

横の長さはCIOが一番コンパクトです。

プラグを開いて撮影してみました。

全てのサイズ比較表。

機種サイズ
CIO 65W約 59 × 43 × 28 mm
UGREEN 65W約 66 × 40 × 31 mm
ANKER 65W約 66 × 38 × 29 mm 

3ポート搭載 65W 充電器のコンセント挿しこみ比較

65Wの充電器は45Wや30Wの充電器にないデメリットがあります。長方形の形状と重量によるものでメーカーによって違いはあるものの少なからず下方に傾きます。

長方形の筐体によるコンセントに挿しこんだときの下方への傾きにはちょっと不満を感じることがあります。

コンセントの状態によっても違いますが、同条件で3つの充電器を使って検証した結果は以下の通りです。

  • Anker 65W
    • 最も下方へ傾く、細長く重いのが影響と思われる。
  • CIO 65W
    • 正方形に最も近い形状でANKERよりは安定。
  • UGREEN 65W
    • 一番傾くかと思っていたUGREENが一番安定。

使っていてコンセントから抜けるほど下方に傾くときもあります。これは僕が使っていて感じたことなので参考程度に。

3ポート搭載 65W 充電器のPD PPS比較

AVHzY CT-3 USB3.1テスターで3メーカーの65W充電器を確認していきます。

UGREEN 65WはUSB PD(Power Delivery)3.0。

<5>20.00V@3.25A=65W。
<6>PPSは3Aで最大25Wに対応。

ANKER 65WはUSB PD(Power Delivery)3.0。

<5>20.00V@3.25A=65W。
<6>PPSは3.25Aで最大25Wに対応。

CIO 65WはUSB PD(Power Delivery)3.0。

<5>20.00V@3.35A=67W
<6>PPSは5Aで最大45Wに対応。

比較表はAVHzY CT-3テスターの

<5>はV電圧 @ A電流
<6>はPPS

機種電力PPS 出力
UGREEN 65W20V×3.25A=65W3.3-21V / 3A
ANKER 65W20V×3.25A=65W3.3-16V / 3.25A
CIO 65W20V×3.35A=67W3.3-11V / 5A

ノートPC充電出力チェック

UGREEN 65W充電器Type-Cポート①からの出力32.933Wで約33W。

ANKER 65W充電器Type-Cポート①からの出力33.3158Wで約33W。

CIO 65W充電器Type-Cポート①からの出力33.1975Wで約33W。

3つの充電器で確認しましたがどれもSONY 13インチノートPCに対応した出力約33Wで急速充電ができていました。

3ポート搭載 65W 充電器の充電速度比較 for iPhone 12 mini

iPhone 12 miniの充電するスピードを比較してみました。PD対応急速充電器の実力を同じ条件で検証しました。

機種UGREEN 65WCIO 65WANKER 65W
17%~開始時刻:
18:26分
開始時刻:
23:36分
開始時刻:
20:17分
~27%18:30分
・開始から4分
23:40分
・開始から4分
20:21分
・開始から4分
~50%18:44分 
17%→50%までの所要時間18分
23:50分
17%→50%までの所要時間14分
19:37分
17%→50%までの所要時間20分

最初にUGREENの充電器でiPhoneのバッテリー残量17%から50%になるまでを検証を開始したので、他ANKER、CIOも同じ条件17%からの検証を実施しました。

充電速度比較の結果は

  1. CIO 65W
  2. UGREEN 65W
  3. ANKER 65W

条件によっても違いがあると思いますので参考程度にお願いします。

3ポート搭載 65W 充電器の価格比較

価格5,480円6,589円6,990円
クーポン1,600円OFF
AmazonAmazonAmazon

同じ仕様の65W充電器でもっとも安価なのはUGREEN。クーポンを使うと3,880円。
クーポンはAmazon 9/9現在。

通常使いには違いはさほど感じませんが、ピンポイントで性能が違う点もあるので全く性能が同じというわけではありません。

UGREEN Nexode PD充電器 65Wの性能

UGREEN Nexode PD充電器 65Wの性能を紹介していきます。

高機能チップ「GaN Fast Ⅱ 」搭載

UGREENの充電器は次世代半導体の「窒化ガリウム」を採用しています。

シリコンベースの充電器と窒化ガリウム充電器は、充電技術の進化において重要な役割を果たしています。以下にそれぞれの違いとそれぞれの利点を簡単に説明します。

窒化ガリウム半導体
シリコン半導体
  • 高い効率で電力を変換
  • 発熱量が低い
  • 小型化設計ができる
  • 充電時間が短縮できる
  • 長時間の充電、高負荷でも安定
  • 効率がやや低い
  • 発熱量が高い
  • 低コスト
  • 成熟した技術で信頼性が高い

総括すると、シリコン充電器は一般的な用途に適しており高コスト、窒化ガリウム充電器は高効率と性能が求められる場面で優れた選択肢です。

予算に依存するため、適切な充電器を選ぶ際には、これらの違いとメリットを考慮することが重要です。

安全保護システム搭載

UGREENの充電器は安心して使えるように「安全保護システム」を搭載しています。

接続したデバイスに合わせて最適な充電を行う知能検知機能(自動で出力判別する)を搭載。

さらに素材には耐火PC素材を使用

過電流
過電圧
過熱
短絡

などを抑え安全性の高い充電技術を採用しています。

PSEマーク

UGREENの充電器は電気用品安全法の基準に適合する「PSEマーク」認証を取得しています。

UGREEN Nexode PD充電器 65Wを使ってみた

UGREEEN Nexode PD充電器 65Wでいろいろなデバイスを充電していきます。

1ポート単独充電|ノートPC 14インチDELL

USB-Cポート①でDELL 14インチPD対応ノートPCを充電してみました。

PD3.0、26.562Wの約27Wの出力で急速充電ができています。

単ポートでの使用は

・USB-Cポート① 最大65W
・USB-Cポート② 最大65W
・USB-Aポート 最大22.5W

より出力の大きいノートパソコン等を充電する時は単ポート充電がおすすめ。

2ポート同時充電|iPhone 12 mini + Apple Watch

・USB-Cポート①でiPhone 12 mini。
・USB-AポートでApple Watch。

を充電してみました。

2ポートを使う場合は

・USB-Cポート① 最大45W + ② 最大25W
・USB-Cポート① 最大45W + A 最大18W
・USB-Cポート② 最大17W + A 最大17W

USB-AポートでPD急速充電をする場合の同時充電はUSB-Cポートは①を使います。

3ポート同時充電|ノートPC 13インチSONY + GoPro11 + ガラケー

3ポート充電器は3つのデバイスや機器を同時充電ができるのがメリットです。

僕は出張時に宿泊先のホテルで

・ノートPC
・iPhone
・ガラケー

この3つを充電するので3ポート搭載の充電器が手放せません。なせならガラケーはmicroUSBケーブルなのでUSB-Aポートが必須です。

3つの機器を同時充電していても出力29.0806Wの約29Wの急速充電ができています。

McdodoのUSB-Cワットチェッカーケーブルの表示スクリーンに急速充電を表す「PD」が表示されています。

3ポートで同時充電をする場合は

・USB-Cポート① 最大45W
・USB-Cポート② 最大17W
・USB-Aポート 最大17W

大きい出力を必要とするデバイスはポート①へ接続。

UGREEN Nexode PD充電器 65Wがおすすめな人

急速充電器ってAmazonや楽天で探したらどんだけあるの?というほどいろいろなメーカー製を目にします。

そんな充電器で65Wの3ポートを選ぶなら

・知名度と信頼性ならANKER。
・日本メーカー最小最軽量クラスならCIO。
・コスパで選ぶならUGREEN。

UGREEN Nexode PD充電器 65Wは安定した性能で急速充電ができて価格がとにかく安い、そんな充電器を求めている人におすすめです。

タクマ

持ち運びしやすいサイズと重量なので出張や旅行などお出かけにおすすめ。

UGREEN Nexode PD充電器 65W レビューまとめ

UGREEN Nexode PD充電器 65Wのレビューをお届けしました。

今回使ってみて

・デザインがシンプルで良い
・サイズと重量持ち運び性が良い
・そして何よりも安価で高コスパ

充電器はどれも同じように思ってしまいますが同じ65Wでも搭載ポート数や種類が違ったり、中にはメーカー公表値通りのスペックがない粗悪品も存在します。

充電器は発熱量の少ない次世代半導体GaNを搭載していても長時間の充電をするとけっこう本体が熱いと感じるほど発熱をします。

スマホやiPhoneの程度の出力ではほぼ熱くなりません。

全てのポートを使う同時充電や出力の大きいノートPCやMacBook充電時は発熱します。

コンセントに挿して使う機器は安全性が重要です。価格だけにとらわれず信頼性のある安心のブランド製品を使うことをおすすめします。